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全長×全幅×全高

車体がどれくらいの大きさなのかを知る上で重要なのが「全長・全幅・全高」のいわゆる「車体サイズ」。
しかし、この数値が指し示す範囲は意外と知られていないのだ!

フロントタイヤ先端からリアフェンダー後端まで!!

全長
全長
全長

長とは“車体の長さ”を表わす数値。では実際にはどこからどこまでを指すのかというと、車体を真横から見た際に前方のもっとも突き出た部分から後ろに突き出た部分。・・・ということは、ほとんどのモデルはフロントタイヤからリアフェンダー後端ということになる。モデルによってはリアキャリアが後端というものもあるだろう。左の2台を比べると一見したときの印象と異なり、リアフェンダーが出ている分、YZF-R25の方が数値が長くなっている。

スクリーンがあれば、その分だけ高くなる!!

全高
全高
全高

体の高さを表わす全高だが、じつはこの数値にミラーは含まれていない。しかし、スクリーンは車高に含まれるので、左の2台を比べてみると、CB400Fの方が高く見えるのにスペック上はYZF-R25の方が高くなっているのだ。このため、スクリーンが大きいツアラーなどの全高は高くなっている傾向がある。

事実上の“ハンドル幅”を表わす数値が「全幅」だ!!

全幅
全幅
全幅
細く見える
セローだが!?
スリムな車体を持つセロー250だが、コントロール性の良い幅広ハンドルを装備しているため、全幅は805mmと、右の2台より広い。
全幅

体幅を表わす全幅は、“ボディ”の幅を表わす数値だと思われがち。しかし、車体左右に最も出っ張っているものの両端を測っているため、ほとんどのモデルで全幅といえば“ハンドル幅”を表わすのだ。そのためカウルに覆われたYZF-R25よりも、コントローラブルなハンドルを装備したCB400Fの方が全幅の数値は大きい。

車体の大きさをイメージ
するための数値ではない!?

 気になるバイクがいったいどれくらいの大きさなのか? ほとんどの人がそれを知りたいときにまず見るのがカタログの『車体サイズ』ではないだろうか? しかしこの数値、上で詳しく紹介しているように、かならずしもバイクの印象と合致するとは限らない。例えば「全長」はリアフェンダーが少し長ければ、その数値に大きく影響を与えるし、「全高」もスクリーンの高さで変わる。そして何より全幅は、ほぼハンドル幅と同じと考えて良いだろう(例外あり)。つまり車体サイズは、ガレージに入れたり、クルマに積むときの参考にはなるが、車体の大きさをイメージするときの参考にはあまりならない、といえるだろう。

車体寸法にミラーは含まない

長に全幅、そして全高と、車体サイズのすべての数値にミラーは含まれていない。ミラーは可動部であるため、バイクに限らずクルマでも、じつは車体サイズから除外されているのだ。これはスペックを読むとき、もっとも注意したいポイントである。

ミラー

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