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安全運転のために

温かいことは安全に繋がる

 寒いと体は思うように動かなくなる。これは、体温を下げないようにと血管を収縮させ、筋肉への血流量が減り、筋肉の柔軟性が低下することが原因なんだ。
 それと同時に、脳への血流量も低下し、脳のエネルギーとなるぶどう糖の供給も低下してしまう。そうなると、集中力は低下し、路面や道路の状況などへ瞬時に反応できなくなる。いち早く危険を察知し対応する必要があるバイクのライディングにおいては、コレはまさに一大事!
 だから、寒さを我慢してバイクに乗ることは、運転している本人がただ辛いだけでなく、本当は危険なことなんだ。そうならないためには、しっかりとした防寒対策を行い、様々な方法で体の温かさをキープすることはとても重要なことになる。
 幸いにも現在は、多くの高機能な防寒ウエア・グッズが販売されている。これらを上手く組み合わせ、走行中も体が冷えきらないうちに休憩を取り、体を内側から温める食べ物をとるなど総合的に防寒対策を行えば、気温の低い冬であっても、バイクのライディングを楽しむことはできるんだ。

カロリーよりもタンパク質!食で体を温める

体が冷えているとき、何か口にすることで体を温めようとした経験がある人も多いのではないだろうか。そのとき食べ物を選んだ理由は何だろう。温かいから? カロリーが高いから? 体の中を温めようとするとき、体温よりも温かい食べ物を取ることはある意味基本だ。それ以外に着目したいのがタンパク質。タンパク質は、胃で消化するときに大量の消化酵素を使い、エネルギーを要する。このときに胃が大きく運動するため熱を生じるのだ。タンパク質が多く入った食品は、脂の少ない肉、魚、卵、豆類などが挙げられる。また、朝食を摂ることも意外に重要。胃に食べ物が入ることで体の各機能を目覚めさせ、体温を上昇させることに繋がるからだ。時間がないからと朝食を抜かず、しっかり食べよう!

卵サンド

良質なタンパク質が含まれる卵を使った卵サンドは、体温をアップするのにお薦めの食べ物。逆にあまり良くないのが体を冷やす効果のある、夏が旬の野菜や南国のフルーツだ。

おでん

温かい食べ物の定番おでん。その中でも、タンパク質豊富な卵、ちくわなどは熱を作り出してくれる。ジャガイモも体を温める食材だ。しかし、大根や昆布などでは逆効果となってしまう。

紹介アイテム取り扱いメーカー一覧(五十音順)
◎RS TAICHI  TEL/072-874-3268  http://www.rs-taichi.co.jp/
◎ガービング  TEL/047-314-1138  http://www.eurodirect.jp/
◎クシタニ  TEL/053-441-2516  http://www.kushitani.co.jp/
◎デイトナ  TEL/0120-60-4955  http://www.daytona.co.jp/
◎ナンカイ  TEL/06-6344-1581  http://www.nankaibuhin.co.jp/
◎ベスウォーマー  TEL/0120-54-0605  http://www.vesuwarmer.com/uw/
◎ラフ&ロード  TEL/045-840-6633  http://www.rough-and-road.co.jp/

バイクの調子を維持する

最新ウエア事情

雪が積もる地域では、バイクに乗りたくてもさすがにそれは難しい。そんな場合はバイクを長期間保管することになる。しかし、雪が溶けて再び温かくなるまで車両に乗らないとなると、そのまま置きっぱなしというわけにはさすがにいかない。春になってバイクに乗る時不具合が生じないよう、調子を維持しておくための冬じたくが必要だ。なお、各部ごとの注意点を紹介しているが、洗車も忘れずに行いたい。ドロが付いたままだと、サビの原因にもなるからだ。

ポイント

サスペンション

長期間保管する場合、センタースタンドがあるならそれを使用し、できたらフロントも車両が地面に接地しないよう中に浮いた状態にすることが望ましい。そうすることでサスペンションへの負担を減らし、タイヤの変形も防げるからだ。

ガソリンタンク

ガソリンは必ず給油口まできっちり燃料を満タンにして保管しよう。タンク内の燃料が入っていない所と外との温度差で、タンク内に結露が生じサビが発生することがあるからだ。

タイヤ

タイヤが地面に接地したまま保管するとタイヤの変形を招く。たまに車両を動かし対処しよう。

キャブレター

キャブレター内のガソリン変質を防ぐため、キャブレター下部にあるドレンボルトを抜き、中のガソリンを抜いておこう。

エンジンオイル

エンジンオイルの交換は、長期保管後に車両を動かす前に行うのが基本。ただし、半年近くまたはそれ以上車両を動かさない場合は、スラッジなどの汚れが固着することも考えられ事前に一度オイル交換を行っておくと安心だ。

モンキー
キャブレター車

キャブレター車の場合は、燃料コックをオフにしてガソリンがキャブへ行かないようにしておこう。

燃料品質安定剤

ガソリンは長期間保管すると劣化する。これを防ぐため燃料品質安定剤を入れるとガソリンの劣化を抑えられる。

チェーン&ワイヤー類

チェーン&ワイヤー類

サビ防止のため、チェーンやワイヤー類に注油をしよう。またサビやすい個所には防鎮潤滑剤を吹き付けておくとサビ防止効果が期待できる。ただ、チェーンやワイヤーに防鎮潤滑剤を使うとチェーンシールを痛めたり、グリスが流れてしまうぞ。

バッテリー

バッテリー

バッテリーは乗らない間に少しずつ放電して行く。そこでバッテリーを外しておくことをお薦めしたい。また写真のトリクル充電器を使えば、バイクのバッテリーにつなぎ維持(微弱)充電を行い、常にフル充電の状態を維持してくれる。

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