GooBike特集 バイクに関する特集ページ。バイク選びのノウハウなど、バイクライフを充実させるための情報が満載です。
TOP > 記事 > GooBike特集 >北海道ツーリング大特集
北海道の癒しスポットと象徴する景色

さまざまな泉質が存在する
北海道の温泉で癒される

 旅に温泉は欠かせない。それはツーリングだって同じことだ。うれしいことに北海道は、温泉天国といえるほど温泉が豊富である。いわゆる温泉地にある宿には、趣のある露天風呂を備えているところも少なくない。しかし、なんといっても北海道の温泉の醍醐味といえば、天然の露天風呂が至るところにあることだ。さらにうれしいのは、だれでも無料で入ることができる温泉が多く、キャンプツーリングをするには最適なのだ。

 たとえば海辺の温泉なら、函館椴法華(とどほっけ)の水無海浜温泉や知床半島のセセキ温泉、相泊温泉は、大海原を目の前に湯に浸れる。同じ水辺でも湖なら、屈斜路湖畔の砂湯、コタン湯、池の湯、和琴温泉露天風呂がある。なかでも砂湯は、浜を自分で掘り返して露天風呂を作るという豪快さだ。

 また山間部なら、十勝岳の中腹にある吹上温泉がよく知られている。文字どおり山の斜面にあるので、まさに絶景を眺めながらの入浴が満喫できるという趣だ。なかでも長流(おさる)川の河原に湧く蟠渓(ばんけい)温泉の露天風呂は、野趣あふれている。もちろん川が増水すれば水没する。

 専用バスでしか行くことはできないが、知床半島にあるカムイワッカの湯は滝壺が天然の露天風呂。滝を登って行って入るのだが、まさに自然と一体になれるのだ。

長流湯

蟠渓(ばんけい)温泉の裏手に流れる長流(おさる)川に面した長流湯。温泉が川面とほぼ同じ高さなので、川が増水したときには埋まってしまう。

蟠渓温泉健康センター

国道453号沿いにある蟠渓温泉健康センター。その裏に長流湯がある。ひなびた温泉地なので、気に留めていないとそのままスルーしてしまうので要注意。神経痛、慢性皮膚病、リウマチに効能あり。

ニセコ五色温泉ニセコ五色温泉

白濁した泉質のニセコ五色温泉。かつては、まさに大自然のどまん中といった眺望と混浴で有名だった秘湯も、現在では男女別の浴槽になった。入りやすくなった反面、ゴツゴツした岩に囲まれたワイルドな景色を知るものにとってはちょっと残念。

気温の変化に対応できる服装をしていこう!

北海道は夏と言えども寒い!8月の北海道の気温は、おおむね本州の春や秋ごろの気温と考えて差し支えないだろう。また昼夜の気温差が大きく、温度変化に対応できるものが好ましい。右のデイトナのMA-1Style Jacketはその点でお薦め

スケールの大きな道は
北の大地ならでは

 大陸的な北海道では、地形が許す限り道は直線的に結ばれている。そのため、10数kmに渡って道がまっすぐというところも少なくない。いや、相当数ある。つまり、広く景色が見渡せる場所ほどストレートに続く道が多いのだ。なかでもライダーに人気なのが道東の中標津にある北十九号線。丘の起伏を伝って続くストレートは、北海道の道を象徴する景色でもある。また周辺の道も大半が直線で、お気に入りのストレートを見つける楽しみ方もある。

 そしてもう1本よく知られているのが、道北のサロベツ原野を日本海沿いに走る道道106号線だ。利尻の島影を横目にひたすらまっすぐ伸びる道を走っていると、速度感も距離感も麻痺してくる。

 バイク乗りは身勝手なもので、日常では味わうことのできないストレートの道に感動しつつも、やがてワインディングが恋しくなってくるもの。しかし峠越えの道もほとんどが高速コーナーの連続である。しかも交通量が少ないのだから、自分のためにあるワインディングのように錯覚する。

 山岳路らしい道ももちろんある。ニセコパノラマラインや知床横断道路などがその代表だが、どちらも風景の雄大さを同時に堪能できるのが特徴だ。

 北海道の道はどれも、魅力に溢れているのである。

広大な畑

本州ではまず見ることのできない広大な畑。主要幹線道路よりも、一本入った道などに広がっていることが多い。そんな景色を地図で探しながら走るのも楽しい。

羊蹄山

後ろに望む美しい円錐形を描く山が羊蹄山。その形から蝦夷富士とも呼ばれる。山麓に降った雨や雪が長い年月をかけオイシい湧水となる。ふもとには有名な『京極のふきだし湧水』や『羊蹄の湧き水』などの名所がある。

真っすぐな道

北海道ならではの真っすぐな道。道路の上に見える矢印は、雪が降って道が見えなくなったときに、どこまでが車道かを示すためのもの。

北海道特有の事故に注意!

都市部を除けば渋滞もなく、事故とは無縁な印象が強い北海道。しかし、道が広く見通しもいいため、クルマの巡航速度は高く、ひとたび事故が発生すると大惨事になりかねない。とくに、十勝型事故と、動物の飛び出しには要注意!

看板
十勝

十勝型事故とは、見通しのいい交差点で起こる衝突事故をさす。お互いどちらが優先道路なのかわからぬままに一時停止もせずに交差線に侵入し、衝突事故を引き起こす。

キツネ

夜の運転はなるべく避けたい。というのも、鹿やキツネなどの動物は夜行性のため、夜間、道路に飛び出してくる確立がグンと高まるからだ。見通しの悪いコーナーも、飛ばすのは避けよう!

BACK NUMBER

テイストフルな2気筒に乗りたい
バイク用のエンジンにはさまざまな形式が存在するが、・・・
手軽に遊べる小型バイクに注目
今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるように・・・
バイクに乗って冒険へ行こう
果たして世界にまだ冒険はあるのか

バイクはクルマと同じく移動の手段になる。しかし、多くのバイク乗りは・・・
ミドルスポーツを読み解く、
5つのポイント

1000ccスーパーバイクの遺伝子を感じるスポーティで・・・
クルーザーの正しい楽しみ方
クルーザー=アメリカンタイプのバイクと考えられていたのは、・・・
EICMA×東京モーターショー
2年に一度の東京モーターショーに、世界最大の・・・
スクランブラーを愉しむ
2010年代に入って、ファッション<流行>はライフスタイル・・・
スーパースポーツを
100倍楽しく乗りこなす

レーシーなスタイリングに低いハンドルとバックステップ・・・
ヤマハSR400が
今なお支持される5つの理由

世の中には同一の車種名を持つロングセラーモデルは多いが・・・
いま、ネオ・クラシックが熱い
いかにもオートバイ然としたクラシックタイプのバイク。・・・
記事一覧