中古車の通販、車種の指名買いということもあり商談成立まではスムーズでした。ところが、実物を確認してがっかり、乗って愕然としましたので評価に反映しています。以下その状況です。デポで待ちに待ったご対面。(本当に届くのが楽しみだったのですよ。)ブレーキパッド新品、チェーン&スプロケ新品、事前に連絡いただいていた通りでした。が、右後ろのウィンカーがもげています。もともと破損していたウィンカーをはんだごてで溶かして無理やり形にしていたものが崩壊したようです。車体も汚い。古いオフ車なので車体に傷や錆があるのは仕方ないと思ってはいましたが、そんな問題ではなくて汚れがそのままという意味で汚い。発送前の電話連絡で「洗車しておきました」といわれましたが、何処が?です。さて自宅に持ち帰って更に確認。リヤフェンダーの裏には2stオイルと泥と混じった汚れが粘土状にこびり付いている。オイルっ気が無い泥汚れもフレームの至る所に。洗車時にブラシをかければ取れそうなんですけど。サスペンションのリンク周辺も分解したり掃除した形跡も無ありません。もげたウィンカーを偶然手持ちであった同じ形状のものに交換しようとシートを外せば隅々に土埃が。整備点検すればついでに拭いておけるところがそのまんま。オイルタンクもベタベタで、オイルレベルセンサーの配線の被覆がちょっと剥げてて銅線が見えてました。エンジン回りだけは割ときれいでした。油滲みを洗い流したのかな。また滲んでましたけど。繰り返しますが、多少の傷や錆は気にしてません。が、左サイドカバーが割れていて、フレーム側のその取り付け部は転倒のせいなのか、内側に大きく折れて変形してたので、プライヤーで出来る限り起こしました。流石にこれ放置はどうかなと。あと、ここにあったはずの車載工具入れも欠品ですね。外装を留めるネジも適当なものでバラバラ。ハンドルロックも固着してる。いくら古くて傷だらけでも、ちゃんと面倒見てもらってるバイクって分かるものですが、これは違う。さて、気を取り直してエンジンかけようとキックを繰り返してもなかなかかからない。何とかエンジンがかかったらご近所から苦情が出るレベルの白煙モウモウ。ご近所が網戸で過ごす夏だったら私のバイクライフはきっと終了でした。で、とてもガソリン臭い。下を見たら、キャブからガソリンがえらい勢いでオーバーフロー。アイドリングも標準より1000rpm以上も高い。「キャブレターもオーバーホールしておきました」と言ってたのに、何だこれ。アイドリングを標準に戻したら不安定。だからアイドリングを高くしていたのかな。さて、それでも走り出してみます。おぉ、まっすぐ走ります。素晴らしい。ハンドルは曲がってますが。エンジンはそこそこ回ってパワー感もありますが、後続車が気の毒なくらい白煙が凄い。水温が上がったところで人気のないところで止まって空ぶかし。オイルが飛び散って新しいナンバーも汚れてしまいましたが白煙は治まりました。オイルチェックバルブがダメになって保管中にクランクケースにオイルが溜まったのでしょう。これならバイク屋でも白煙モウモウだったでしょうね。気付いたらウィンカーが付きません。球も1個切れてました。どこかでショートしてるかもしれません。いやこれ安心して乗れません。速攻でガレージにしまい込みました。でも、これも縁だと思い、何とかするために毎日ヤフオクで部品を漁ってます。純正部品も色々と手配済。以上、おかげさまで楽しい旧車生活が始まりそうです。