バイクツーリング情報
GooBike.com
Goo-net.com Goo-net.com サイトマップ サイトマップ お問合せ お問合せ
バイクを探す
パーツを探す
バイクを知る
駐車場
保険/ローン
免許/盗難補償
買取
コミュニティ
ツーリング
基礎知識
首都圏エリア   |   北関東エリア   |   東海エリア   |   関西エリア   |   九州エリア
ツーリング バイクツーリング情報ページ。アクセス方法やツーリングレポート、おすすめスポット情報満載です。
TOP > ツーリング > 北関東エリア
ツーリング 北関東エリア 埼玉県・秩父
ツーリングレポート
緑豊かな奥秩父でのんびりゆったり
 埼玉県秩父郡大滝村。山梨、長野両県と接する埼玉深奥部のこの村へ行くことは、ツーリングライダーでもそう多くはない。中津川林道を越えて八ヶ岳方面へと向かうオフロードライダーが寄り道程度に入り込むことはあっても、ツーリングの目的地にはなりにくい場所だ。へそ曲がりなツーリングライダーでさえそうなのだから、一般の行楽客などまず訪れない。しかし、だからこそ今もなお、緑豊かな自然が残っているし、そぼくな村の暮らしも息づいている。
 国道140号線は、長いこと「開かずの国道」といわれていた。山梨県境に立ちはだかる雁坂嶺があまりにも険しく、道を通すことが困難だったからだ。だが1998年4月、一般国道の山岳トンネルとしては日本でいちばん長い6625mの雁坂トンネルが開通。国道140号線はようやく全通した。
 大滝村へツーリングしたのはそれまで2回あった。しかしトンネル開通後はすでに3回も来ている。行き止まりではなく、周回できるルートになったことが、足を向かせやすくなった理由だ。
 当然、車の交通量も格段に増えた。とはいっても山奥のこと、行き交う車はたかがしれている。そんな大滝村を目指して、秩父路をツーリングした。シルバーウイング600でのタンデムツーリングである。おやじモード全開の組み合わせだが、たまにはのんびりゆったりのふたり乗りも悪くない。
 まずは「長瀞ライン下り」から……と考えていたのだが、あいにくの天気。しぶきでどうせぬれるのだからとも思ったが、なんとなく腰が重くて、またの機会にと素どおり。とりあえず秩父市内へと向かった。
 秩父市は人口約6万。文字どおり秩父地域の中心都市で、木材、絹織物産業は江戸時代から盛んだった。また、武甲山から採掘される豊富な石灰岩を利用したセメント産業もよく知られている。1969年の西武秩父線の開通を機に観光地としても一段とクローズアップされるようになり、毎年12月に行われる「秩父夜祭り」には、全国から大勢の見物客が訪れる。
 市の中心にある秩父神社に行ってみた。広い境内には立派な社があり、参拝者があとを絶たない。困ったときだけ「神様仏様……」なんて願かけするボクだが、社殿を前にすると、なんとなく頭を下げてしまう。パートナーもかしわ手を打っている。
 打つといえば、そば打ちを体験することも、今回のツーリングの目的。どうせやるならひとりよりふたりで、ということでタンデムしてきたのだ。聞けば、そばの花も満開だという。荒川村へと走り出すころ、雨は上がっていた。
心いやされる、変わらぬ山村風景
 かれんな白い花をつけたそば畑が一面に広がっていた。かたわらにある『そば道場あらかわ亭』がそば打ち体験の場だ。指導に従って、こね、伸ばしと順にやっていくが、見るとやるとでは大違い。自分の不器用さに情けなくなる。
 ところがパートナーはというと、同じようにヘタクソなくせに、やたらと面白がっている。たまにうまくいくと「私ってうまいかも!」などと自画自賛しているのだから、なんとも脳天気。でも楽しんでもらえるのだから、タンデムで来たかいもある。悪戦苦闘の末完成した6割そばの味も格別だった。
 今夜の宿は、柴原温泉『かやの家』。国道140号線の荒川橋先から右に赤い鳥居をくぐり県道43号線に入る。うっそうとした森を行く道は狭い。その森を抜けたところに『かやの家』はある。山間にひっそりと佇む、まさに秘湯といった風情の奥秩父の宿だ。山の幸を堪能できる懐石料理、榧(かや)の木の香りがなんとも心地好い風呂……、大人がくつろぐにふさわしい宿だ。
 翌日、さらに奥の大滝村へと走り出す。シルバーウイングのシートは大きく、タンデムしても窮屈さがないので快適だ。疲れを感じていないのは、なにものんびり温泉に浸かったからだけではない。ゆとりあるポジション、イージー操作など、大型スクーターならではの快適性が疲労感を増幅させないのだ。
 秩父湖を経て三峯神社へ行くことにした。秩父神社、宝登山神社とともに秩父三社のひとつである。だがボクの目的は参拝ではない。山上の神社までワインディングが続いているからだ。
 快適性や実用性だけでなくスポーツ性も併せ持つシルバーウイングだから、ちょっとばかりその走りを楽しもうと考えたのだ。期待どおり、心臓部の600ccエンジンは、タンデムでも上りでしっかりとした加速をしてくれ、スポーツバイクのようにはいかないもののコーナリングだって楽しめる。なにより、前後連動の強力なブレーキが下りでも安心の走りを支えてくれる。パートナーもシルバーウイングのリヤシートで、そんな走りに陶酔している。
 国道140号線をさらに奥へと辿る。雁坂トンネル開通に合わせて、村内を通るこの国道も整備された。おかげでとても走りやすい。だが、ほんの数年前にはなかったダム(大滝ダム)が建造中で、そのために国道も整備が進んだのかと思うと、ちょっと複雑な気持ちだった。
 旧道に入り込んだ。山間を辿っていくと、V字谷の斜面にへばりつくように栃本の集落はある。およそ400年前に置かれたという関所跡から見る山村風景が、なにも変わっていなかったのがとてもうれしかった。
<< TOP ツーリングレポートスポット情報アクセス&MAPパートナーをじっくり観察  
バイクを探す | パーツを探す | バイクを知る | 駐車場 | 保険/ローン | 免許/盗難補償 | 買取 | コミュニティ | ツーリング | 基礎知識
株式会社プロトコーポレーション 会社概要 |  プライバシーポリシー |  広告掲載について
COPYRIGHT(C) PROTO CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.