バイクのチェーン部品、Oリングが破損する原因と対処方法
バイクのチェーンに使われているOリングには、グリス漏れを防ぎ、チェーン自体の耐久性を向上させる優れた役割があります。しかし、Oリングも永久的に使用できるわけではありません。他の部品と同様に、経年劣化による破損、落下などの可能性があります。
Oリングが破損、落下しているにも関わらず、そのままバイクに乗り続けていると、チェーンが切れたり、チェーン切れによるロックが起きたりするケースが考えられます。
ここではそういったトラブルを未然に防ぐために、Oリングが破損する原因と破損した場合の対処法について、詳しくご紹介します。
Oリングが破損する原因
Oリングの入っているチェーンを「シールチェーン」といいます。Oリングを入れるメリットは、Oリングに入っているグリスが摩耗を抑える点です。その結果、ノーシールチェーンの寿命は約数千キロ程度である一方、シールチェーンの寿命は約2万キロ程度という大きな差が生じることがわかっています。Oリングが果たす役割はとても大きいことがお分かりいただけたでしょうか。
そのようなOリングですが、経年劣化によって破損する可能性が高まることは避けられません。また、破損原因は経年劣化だけではなく、シールチェーンメンテナンス時の誤ったお手入れ方法が理由となることがあります。
チェーンのメンテナンスとして、清掃は必須です。しかし、清掃によりグリスが取れてしまい、そのままにしたことにより、劣化が進んだケースがあります。不用意なトラブルを避けるため、チェーンの清掃後には必ずOリングにグリスアップを行うようにしましょう。
Oリングが破損したときの対処方法

Oリングが破損した場合は、交換や取り付けをするのではなくチェーンの交換時期が来たと考えるべきです。本来Oリングはチェーンの耐久性向上のための部品です。Oリングの劣化に気付いた際には、すみやかにバイクショップにチェーンの交換を相談することをおすすめします。
また、1ヶ所のOリングが破損した場合、他のOリングも劣化が進んでいることが考えられます。これは事故を起こしてしまう危険がありますので、騙し騙し乗り続けることは避けましょう。
まとめ
本記事は、2018年12月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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