【バイク】エアクリーナーがオイルまみれになる原因と対処法
エンジンへの吸気の過程で重要な役割を果たすエアクリーナー。そのトラブルのひとつに、オイル漏れがあります。オイル漏れが起こると、エアクリーナーは当然オイルまみれになってしまいます。そのような事態を避けるべく、今回は、オイル漏れの原因と対処法をみていきましょう。
エアクリーナーがオイルまみれになる3つの原因
オイルが漏れエアクリーナーが汚れる原因の多くは、以下の3つです。
高速走行を長時間続けると、ブリーザーからオイルがあふれる
高速走行を長時間続けた場合、エンジンオイルは膨張します。また、オイルの温度が高くなり、エンジン内の圧力も上昇します。とくに、夏のように外気温が高い時期は、オイルが漏れる可能性が高くなります。
転倒によってオイルが流れてくる
バイクを転倒させると、ブローバイガスの経路からエンジンオイルが漏れてくる可能性があります。
エンジンの内部圧力上昇
オイルの入れ過ぎやピストンリングの摩耗は、エンジン内部での圧力上昇につながります。たまった圧力を下げるために、ブローバイガスと共にエンジンオイルがミスト状になり、エアクリーナーから外にでて、エアクリーナーがオイルまみれになってしまいます。
他にも、ガソリンがエアクリーナーに漏れてオイル漏れに似た症状がでたり、短距離走行を繰り返すことでオイル漏れが発生したりする特殊なケースもあります。
オイル漏れを防ぐ対処法

上記の3つの原因を解消するには、以下の方法を試してみましょう。
高速走行するときは休憩を入れる
高速走行が長時間になりそうなときは、途中で休憩を入れてバイクを休ませましょう。
転倒によるバイク漏れ
転倒は、できるかぎり立ちゴケに注意すること、また安全運転を心がけることなどにより回避できる可能性が高まるでしょう。なお、風による転倒を防止するためには、外に保管するときにバイクを固定したり壁に寄せたりするなどの対策をしましょう。
エンジンの内部圧力上昇
オイルの入れ過ぎは、エンジンオイルの入れ方を改善することで防ぎます。
上記2つのポイントを押さえることで、エンジンオイルの入れ過ぎを防止できるでしょう。なお、ピストンリングの摩耗が原因の場合は、エンジンのオーバーホールが必要になる可能性があります。セルフでの判断が難しいときは、バイクショップで点検してもらいましょう。
まとめ
本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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