おすすめのバイクをタイプ別にご紹介!自分に合った1台を見つけよう
同じバイクでも、デザイン・性能・乗り心地など、さまざまな違いがあります。
バイク選びをするうえで、「おもにどういった目的で乗るのか」「どのような性能を求めているのか」個々が思い描くイメージによって、適しているバイクの種類が変わってきます。
しかし、初めてのバイクとなると「何が自分に合っているのか」見極めや絞り込みが難しいと感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、初めての方でもスムーズにバイク選びができるよう、いくつかのポイントをご紹介します。
記事の後半では、排気量別におすすめバイクをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
バイクはどう選べばいい?タイプごとの特徴やポイントをご紹介!
バイクを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと、選びやすくなります。
特徴の異なるバイクを4つのタイプ別にピックアップしていますので、具体的な選び方のポイントを踏まえて確認してみてください。
バイクを選ぶ際のポイント
バイクを選ぶ際は、以下4つのポイントに沿って絞り込むのがおすすめです。
ステップごとに理想とするバイク像を明確化していくと、「何が自分に適しているバイクなのか」を見極めやすくなってきます。
まずは「ツーリングしてみたい」「バイクを趣味にしたい」など、バイクを購入したいと思ったキッカケを思い返してみましょう。
購入目的が明確になると、「ネイキッドなのか、アメリカンなのか、オフロードなのか、その他のバイクなのか」といったように、適したバイクのジャンルが絞り込めます。
次に、「新車で購入するのか、中古で購入するのか」といったように、バイクの購入方法について考えてみましょう。
バイクの購入方法が決まれば、お店選びを絞り込めます。
このとき、初めてバイクを購入する方は中古よりも新車がおすすめです。
中古には「安く買える」「傷が付いても精神的ダメージが弱い」など、新車にはないメリットが多くあります。
しかし、あまりバイクを知らない人が中古を購入すると、経験者なら気付くはずの異変に対応できない可能性が高いのです。
初めてのバイクでは、バイクの基礎を知っていくためにも、新車から乗りこなしていくのが望ましいといえます。
また、バイクショップの選び方にもポイントがあります。
どこのバイクショップでも、同じ商品・サービスがあるとは限りません。
バイクショップによっては、以下のように特徴が異なり、メリット・デメリットも存在しています。
<系列店のバイクしか修理しないショップ>
<営業(売り込み)が強いショップ>
<個性的なアイテムしかそろえていないショップ>
上記はあくまでも一部の例ですが、利用者側の求めている内容次第では、メリットにもデメリットにもなりうるのです。
バイク好きの一部からは、「自分に適したバイクショップを見つけ出すのも醍醐味の一つだ」という声があります。しかし、初めてのバイク選びに適用するのは、少し危険です。
万が一のリスクを考えると、初回のバイクショップはメーカー系列店のように「保障サービス」を設けている店を選ぶのが無難だといえるでしょう。
バイクのタイプ
バイクを選びポイントを押さえたら、どのようなジャンルがあるのか確認しましょう。知名度の高いバイクをタイプ別に分けると、大きく4つあります。
得意としている走行距離・運転中の姿勢・扱い方など、タイプによって特徴が異なるので、どのタイプが理想のバイクに当てはまるのか、参考にしてみてください。
<ネイキッド>
<スーパースポーツ(レーサーレプリカ)>
<アメリカン>
<オフロード>
バイクはエンジンから選ぶのもアリ?エンジンごとの特徴は?
バイクを選ぶ際は、エンジンの特徴・キャラクターから選ぶのもおすすめです。
エンジンから選ぶことをおすすめする理由の一つは、車とは違ったエンジンの身近さが関係しています。
バイクのエンジンは「並列4気筒」や「V型2気筒」という言葉があるように、筒数・配置・並びと、それぞれ違いがあります。
エンジンの特徴が異なると、音や振動、パワーの出方など、「乗り味」の違いを実感できるのがポイントです。
ここでは、単気筒・2気筒・3気筒・4気筒が持つ、それぞれの特徴・キャラクターについてまとめました。
ドコドコとした鼓動が魅力の単気筒エンジン
燃費:(悪)★★★★★(良)
振動:(大)★☆☆☆☆(小)
馬力:(弱)★☆☆☆☆(強)
トルク:(弱)★★★★★(強)
単気筒は、その名のとおり気筒(ピストン)が1つのエンジンを言います。
複数の気筒を持つエンジンとは異なり、ドコドコとした鼓動を体感できるのが魅力です。独特な乗り心地は、病みつきになる人も多いとのこと。
高回転が苦手な単気筒エンジンはパワー不足を感じやすいですが、リアタイヤのグリップ力を失いにくい特徴から、悪路を走るオフロードバイクでも多く採用されています。
気筒が少ない分車体自体も軽くなる傾向があるため、軽快な走行を求めている人にも向いています。トルクがあるため、街乗りでも「乗りやすい」と感じる方が多いでしょう。
また、単気筒エンジンは構造がシンプルなため、メンテナンス性が高いという点も魅力です。例えば4気筒と比較すれば、ピストンの数もバルブの数も単純に1/4で済みます。
単気筒は、200cc未満の小排気量バイクに多いですが、700cc以上のクラスも存在しています。
バランスが良い2気筒エンジン
燃費:(悪)★★★☆☆(良)
振動:(大)★★★☆☆(小)
馬力:(弱)★★★☆☆(強)
トルク:(弱)★★★☆☆(強)
2気筒はトルクがあるうえに、馬力も出やすいバランスの良いエンジンです。エンジンの配置方法が複数あり、それぞれ呼び名も異なります。
2気筒エンジンを調べていると「並列2気筒、V型2気筒、水平対向2気筒」というフレーズを目にしたことがある方も多いと思います。
さらに、2気筒はクランク角度のバリエーションが豊富であり、燃焼タイミングが「等間隔なのか・不等間隔なのか」によってフィーリングが変わってきます。
不等間隔でも、タイミングの差がどれくらい開くかによっても変化するのが特徴です。
ではクランク角度が変わると、具体的にどのような違いが出てくるのか、「等間隔・不等間隔」の面から一部の例をもとに、それぞれの特徴をまとめてみました。
| 等間隔 | 不等間隔 |
|---|---|
おもに250ccクラスのバイクに2気筒モデルが多いですが、90cc~1200ccまで排気量バイクの幅が広いのも魅力です。
2気筒と4気筒の中間的特性を持つ3気筒エンジン
燃費:(悪)★★☆☆☆(良)
振動:(大)★★★★☆(小)
馬力:(弱)★★★★☆(強)
トルク:(弱)★★★☆☆(強)
3気筒は、「2気筒のようなトルク感」と「4機筒のような伸びの良い高回転域」を足して2で割ったような、中間的特性を持っています。
中間的特性と聞くと、イマイチな印象が強く残りますが、回転域によって異なる性格を見せてくれるのが3気筒ならではの魅力です。
このように3機筒は、2気筒と4機筒の二面性を楽しみたい方におすすめです。
排気量の幅は675cc~1200ccクラスまでありますが、3機筒モデルのバイクは珍しく、トライランフやMVアグスタのように輸入車に多いレイアウトでした。
しかし、最近ではヤマハでも積極的に3気筒モデル(例:MT-09)を導入し始めているため、国内車としても需要の伸び率に期待が膨らむでしょう。
どこまでも回るようなフィーリングの4気筒エンジン
燃費:(悪)★★☆☆☆(良)
振動:(大)★★★★★(小)
馬力:(弱)★★★★★(強)
トルク:(弱)★☆☆☆☆(強)
4気筒エンジンは、高回転時の出力・パワーの持ち味が魅力です。ただしトルクが弱いため、低回転時の加速に物足りなさを感じることも多いでしょう。
4気筒エンジンを搭載するバイクの多くは、横幅の広いスポーツバイクやレース用のバイクのように、全体的にドシッと重厚感のある外観を持っています。
また、気筒の配置方法によって、フィーリングが変わってくるのもポイントの一つです。
「並列4気筒」は、日本車の代表モデルともいわれており、欧州車に劣らない高性能バイクを追求した型式になっています。
国内では「無個性だ」という声もありますが、クセがない分扱いやすく、乗りやすいです。
対して「V型4気筒」は、トルクがあるので並列4気筒に比べて加速を感じやすいです。基本的には甲高いサウンドですが、2気筒っぽいサウンドを持っています。
かつては250ccクラスにも4気筒が存在していたのですが、排ガス規制などの煽りを受け、長いこと400cc~1400ccクラスまでが定番でした。しかし、2020年に「カワサキ Ninja ZX-25R」が発売されたことで、250侫ラスにも待望の4気筒モデルが復活しています。
おすすめバイクを排気量別でご紹介!
最後に、排気量別におすすめのバイクをご紹介します。どれくらいの排気量で、どのようなバイクに乗れるのか、ぜひ参考にしてみてください。
小排気量(125cc~)
125cc/HONDA|CT125ハンターカブ

| 発売年 | 2020年 |
|---|---|
| 気筒数 | 単気筒 |
| 車両重量 | 120kg |
| 全長 | 1,960mm |
250cc/KAWASAKI|ZX-25R

| 発売年 | 2020年 |
|---|---|
| 気筒数 | 並列4気筒 |
| 車両重量 | 183kg |
| 全長 | 1,980mm |
250cc/HONDA|レブル250

| 発売年 | 2020年 |
|---|---|
| 気筒数 | 単気筒 |
| 車両重量 | 170kg |
| 全長 | 2,205mm |
中排気量(400cc~)
400cc/YAMAHA|SR400

| 発売年 | 2018年(初登場は1978年) |
|---|---|
| 気筒数 | 単気筒 |
| 車両重量 | 175kg |
| 全長 | 2,085mm |
650cc/SUZUKI|Vストローム650

| 発売年 | 2020年 |
|---|---|
| 気筒数 | 90°V型2気筒 |
| 車両重量 | 212kg |
| 全長 | 2,275mm |
大排気量(750cc~)
750cc/HONDA|NC750X/DCT/Type LD

| 発売年 | 2018年 |
|---|---|
| 気筒数 | 直列2気筒 |
| 車両重量 | 231kg |
| 全長 | 2,215mm |
1250cc/BMW|R1250RT

| 発売年 | 2019年 |
|---|---|
| 気筒数 | 水平対向2気筒 |
| 車両重量 | 290kg |
| 全長 | 2,335mm |
まとめ
いかがだったでしょうか?まずは「どのような目的で乗り、どのような役割を求めているのか」など、購入しようと思った根本的な理由を明確化し、何がどう違うのかバイクの特性を見極めていきましょう。
車も同じですが、バイクは「購入したら乗って終わり」というわけではありません。
初めての方は特に、メンテナンス・維持費の面にもしっかりと目を向け、十分に検討してみてください。
本記事は、2020年9月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。
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