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【関東編】一人旅におすすめの世界遺産4選!バイクでめぐる際のポイントも紹介

歴史や文化に触れる一人旅へ出かけるなら、世界遺産めぐりがおすすめです。世界遺産には世界文化遺産と世界自然遺産の2種類があり、関東地方には3つの世界文化遺産と1つの世界自然遺産があります。とはいえ、各スポットで魅力も立地も大きく異なるため、どこに行くべきか迷う方もいるでしょう。

そこでこの記事では、一人旅におすすめの関東の世界遺産について、それぞれの魅力とアクセス方法を紹介します。

一人旅におすすめの世界遺産(1)富岡製糸場と絹産業遺産群

一人旅におすすめの世界遺産(1)富岡製糸場と絹産業遺産群

1つ目に紹介する世界遺産は、群馬県にある「富岡製糸場と絹産業遺産群」です。富岡市の「富岡製糸場」のほか、伊勢崎市の「田島弥平旧宅」、藤岡市の「高山社跡」、下仁田町の「荒船風穴」(あらふねふうけつ)で構成されています。明治時代における日本産業の近代化の象徴ともいえる遺産です。

富岡製糸場と絹産業遺産群の見どころ

富岡製糸場は、日本初の本格的な器械製糸工場として、1872年に明治政府によって設立されました。ほぼ完全な形で残る国内唯一の官営工場で、なかでも、フランスから導入した繰糸器がずらりと並ぶ繰糸所の光景は特徴的です。

富岡製糸場の建物の一部はレンガ造りですが、骨組みには木が使われており、和洋の技術が組み合わさっています。見学の際は、このような建物の構造や当時の工女の暮らしなど、さまざまな解説を聞けるガイドツアーを利用するのがおすすめです。

日本の近代化はもとより、世界の絹産業の技術革新にも貢献したこと、さらにその工場がほぼ完全な形で残っていることが評価され、2014年に世界文化遺産に登録されました。

富岡製糸場と絹産業遺産群へのアクセス

富岡製糸場と絹産業遺産群のなかでも主要なスポットである富岡製糸場は、最寄り駅の「上州富岡駅」から歩いて15分ほどです。上州富岡駅までは、東京駅からの場合、新幹線で高崎駅まで行き、上信電鉄に乗り換えて約95分かかります。

車やバイクの場合は、上信越自動車道富岡ICで下車します。複数ある駐車場まではそれぞれ約10分、駐車場から富岡製糸場までは歩いて約10分です。普通自動車やバイクの人が利用しやすいよう、無料駐車場も整備されています。

一人旅におすすめの世界遺産(2)日光の社寺

続いての世界遺産は、栃木県にある「日光の社寺」です。徳川家康公のお墓があるスポットとして知っている方も多いでしょう。徳川家康公を祀っている東照宮のほか、二荒山神社、輪王寺で構成されています。

日光の社寺の見どころ

日光東照宮は建物のほか、「見ざる言わざる聞かざる」で知られる「三猿」や「眠り猫」など、多くの見どころがあるスポットです。二荒山神社や輪王寺では、日光東照宮とは趣の異なる荘厳な雰囲気を楽しめます。

特に印象的なのは、彫刻と彩色が美しい「陽明門」です。京都御所の東の正門から名前を取ったと伝えられており、日が沈むまで眺めていられるとして「日暮門(ひぐらしのもん)」とも呼ばれています。

日光の社寺は、建築や芸術の面での創造性や、自然と一体となった宗教空間などが傑作と評価され、1999年に世界文化遺産に登録されました。

日光の社寺へのアクセス

日光の社寺のなかでも人気の日光東照宮へ電車で行く場合、最寄り駅は東武日光線「東武日光駅」か、JR日光線「日光駅」です。

東武日光駅までは、浅草駅から特急「けごん」を利用すると約1時間50分かかり、日光駅までは、宇都宮駅からJR日光線を利用すると約45分かかります。東武日光駅や日光駅から日光東照宮までは、路線バスを利用して約7分です。

車やバイクで行く場合のアクセスは、東北自動車道の宇都宮ICから日光宇都宮道路を経由し、日光ICで下車して約2kmです。東照宮大駐車場(有料)は年中無休で、バイクも駐車できます。

一人旅におすすめの世界遺産(3)国立西洋美術館

東京の上野にある国立西洋美術館も、世界文化遺産の一つです。近代建築三大巨匠の一人「ル・コルビュジエ」の大陸をまたぐ建築作品群、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」の構成資産として登録されています。

国立西洋美術館の見どころ

ル・コルビュジエは、パリを拠点に活動した建築家であり都市計画家です。石やレンガ造りが主流だった時代に鉄筋コンクリートを使った「ドミノシステム」を考案するなど、機能性を追求した新しい建築を生み出し続けました。

日本国内にあるル・コルビュジエが設計した建造物は、国立西洋美術館ただ1つです。柱だけで構成された空間「ピロティ」など、ル・コルビュジエらしい趣向がちりばめられている点も見逃せません。

ル・コルビュジエが主要な役割を担った近代建築運動が世界規模で実践された証明として、7ヵ国にある17のル・コルビュジエの作品が、2016年に世界文化遺産に登録されました。

国立西洋美術館へのアクセス

国立西洋美術館は、JR上野駅の公園口出口から歩いて約1分と、アクセスしやすい立地にあります。美術館に専用の駐車場はないため、車やバイクで行く場合は、上野パーキングセンターなど近隣の駐車場を利用しましょう。

一人旅におすすめの世界遺産(4)小笠原諸島

関東にある世界自然遺産が「小笠原諸島」です。東京の南約1,000劼両貊蠅砲△蝓△修瞭伴の生態系から「東洋のガラパゴス」と称されています。

世界遺産として登録されているのは、父島と母島の一部を除く小笠原群島の陸域、火山列島(北硫黄島と南硫黄島)の陸域、西之島の陸域、父島周辺海域の一部です。

小笠原諸島の見どころ

小笠原諸島の見どころは美しい海と自然で、特に海の青色はその独特さから「ボニンブルー」と呼ばれています。これは、江戸時代に小笠原諸島が発見された際「無人島(ぶにんとう)」と呼ばれたのが訛り、「ブニン」が「ボニン」になったからと考えられています。

小笠原諸島を構成するのは、有人島である父島と母島のほか、沖ノ鳥島をはじめとする火山列島など、大小30余りの島です。

母島に残る隆起カルスト地形の石門、南島のすり鉢状のくぼ地「ドリーネ」や尖った岩「ラピエ」など、小笠原諸島ならではのダイナミックな自然が魅力です。

独自性の高い豊かな自然や生態系が評価され、2011年に世界自然遺産に登録されました。

小笠原諸島へのアクセス

小笠原諸島には空港がないため、アクセス方法は船のみです。東京竹芝桟橋から出航する定期船(週1回程度)の「おがさわら丸」を利用して、父島へアクセスします。

おがさわら丸はカーフェリーではないため、自動車や126cc以上のオートバイは原則持ち込みできません。125cc以下のオートバイや自転車は有料で持ち込みできるので、父島内をバイクで移動したい方は、125cc以下のものを用意するとよいでしょう。

バイクで世界遺産めぐり|一人旅に出かけるときのポイント

一人旅での世界遺産めぐりにおすすめの移動手段の一つが、バイクです。バイクに乗ってその土地の風や匂いなど空気を全身で感じれば、さらに気分が高まるでしょう。

しかし、バイク旅ならではの注意点もあります。ここでは、バイクでの世界遺産めぐりをより楽しむために、注意したいポイントを解説します。

バイクをよくメンテナンスする

長距離を走るバイクツーリングに出かける前に、バイクのメンテナンスをしっかりと行ないましょう。おもなチェックポイントは次の5つです。

  • タイヤの空気圧
  • ブレーキの利き具体
  • チェーンの清掃&注油
  • エンジンオイルの交換
  • バッテリーのチェック

タイヤの空気は、気付かないうちに少しずつ抜けていきます。1ヵ月に1度は点検しておくとともに、ツーリング前にもあらためてチェックしましょう。

また、バッテリーが上がってしまうと、エンジンがかからなくなります。

荷物を厳選して積載バッグを用意する

バイク1台に積める荷物量は限られているため、必要なものを厳選して持つ必要があります。特に泊まりでの一人旅の場合は、宿泊用荷物も載せなくてはいけません。積載バッグなどを利用し、コンパクトにまとめるようにしましょう。

また、観光している間はバイクに荷物を積んだままになるため、鍵付きのトップボックスやサイドケースなど、セキュリティのしっかりとしたアイテムの利用がおすすめです。

宿泊先はあらかじめ予約しておく

宿泊する場合は、一人旅ツーリングに適した宿を予約しておきましょう。具体的には、二輪車を停められる駐車場があるかどうかの確認が必須です。防犯カメラなどの設置があると、セキュリティ面でも安心です。

また、荷物預かりサービスを実施している宿であれば、観光前に宿に寄って荷物を下ろし、身軽な状態で観光に行くことができます。さらに、館内着やアメニティが豊富にそろっている宿であれば、宿泊用の荷物を最小限にできます。

一人旅を快適にするアイテムを利用する

Bluetoothのイヤホンやヘッドセットがあると、音楽を聴きながら道中を楽しく過ごせます。ナビの音声もしっかりと耳で確認できるので安心です。イヤホンやヘッドセットは、運転中でも利用できる設計のモデルを選びましょう。

また、レインコートなど急な雨に対応できるアイテムもあると便利です。荷物を積むバッグも、ウォータープルーフタイプにしておくとよいでしょう。

反対に暑い季節では、バイクに乗っている間は良いものの、バイクを降りて観光する間に暑くなることが想定されます。そのため、観光用の帽子やサングラスがあると便利です。

長距離を走る際にはバイクの不具合が起こりがちなので、対応できるようにマルチツールも用意するとよいでしょう。

まとめ

長い間守り伝えられた歴史や文化、自然に触れられるのが世界遺産です。訪問前にその遺産の登録背景や軌跡について学ぶと、より知識が深まります。

一人旅での世界遺産めぐりを快適に楽しむためには、交通手段や駐車場の確認、最適な宿の確保が大切です。バイクで走ると気持ちの良いルートなどもチェックしておくと、世界遺産の空気をより濃く感じられるでしょう。

一人旅を快適にするアイテムも取り入れながら、世界遺産めぐりを楽しんでください。

本記事は、2023年12月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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