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バイクのクラッチワイヤー交換方法

ギアがあるバイクは、クラッチワイヤーの劣化や異常が発生すると、操作性が悪くなったり、最悪クラッチが利かなくなったりします。そこで今回は、クラッチワイヤーが劣化した際の交換方法をご紹介しましょう。

クラッチワイヤーの劣化はフィーリングを下げる

クラッチワイヤーが劣化すると、以下の症状が発生します。

  • 変速ができない
  • ギアチェンジがスムーズにできない
  • エンストしやすくなる など

多くの場合、クラッチワイヤーの伸びによってトラブルが発生します。ワイヤーの伸びやフィーリングは以下の方法で調節が可能です。

  • 注油でのメンテナンス
  • ワイヤーの長さを調整する

油の潤滑によって、ワイヤーの滑りが良くなり摩擦が減ります。また、ワイヤーの長さを調整すればフィーリングを戻すことができるでしょう。しかし、伸びをそのまま放置すると、ワイヤー切れのリスクを高めてしまいます。

クラッチワイヤーの交換方法

クラッチワイヤーの交換方法

クラッチワイヤーは1,000円程度から販売しているため、交換のパーツ代は安くて済みます。交換方法は以下の通りです。

用意するもの

  • トルクレンチ
  • レンチ
  • グリス
  • 新しいクラッチワイヤー
  • パーツクリーナー
  • ウエス
  • 清掃用歯ブラシ

交換方法

  1. クラッチワイヤーの位置を確かめ、作業に支障が出るカウルなどを外す
  2. クラッチレバーを取り外す
  3. クラッチレバー側のクラッチワイヤーを取り外す
  4. クラッチ側のアジャスターを緩める
  5. ステーの固定ボルトを取り外す
  6. クラッチアームからクラッチワイヤーを取り外す
  7. クラッチワイヤーをスロットル側に引き出す
  8. クラッチワイヤーのアジャスターに付いているナットを取り外す
  9. 清掃用歯ブラシとパーツクリーナーを使い、クラッチアームの汚れを落とす
  10. クラッチアームをグリスアップする
  11. 新しいクラッチワイヤーにアジャスターのナットを取り付ける
  12. クラッチワイヤーの先端のタイコ部分を押してワイヤーが見えない状態にする
  13. クラッチワイヤーを指定の位置に戻す
  14. アジャスターをステーに取り付ける
  15. アジャスターにナットを取り付ける
  16. クラッチワイヤー先端のタイコ部分にリチウムグリスを塗る
  17. クラッチワイヤーをクラッチアームに取り付ける
  18. クラッチワイヤーのステー固定ボルトを指定トルクで締める
  19. クラッチワイヤーをクラッチレバーまで誘導して取り付ける
  20. クラッチレバーの遊びを調整する
  21. 遊び調整後、ナットを締めて固定する

注意点

  • 社外品のクラッチワイヤーだと遊びが大きくなる可能性がある
  • 遊びの長さは10mm~20mmを目安にする

クラッチワイヤーの取り付けに自信がない場合は、バイクショップで交換してもらいましょう。工賃2,000円~3,000円程度 で交換してくれます。

まとめ

  • クラッチワイヤーの劣化によりギアチェンジに支障が出たりエンストしやすくなったりする
  • クラッチワイヤーのフィーリングは注油などで戻ることがあるが、交換するのが望ましい
  • クラッチワイヤーの取り付けに自信がない場合はバイクショップで交換してもらう

本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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