バイク買取・中古バイク査定ならグーバイク買取。相場検索、専門家のサポート

バイクのステップの調整・交換やバックステップの使用方法

バイクのステップは、ライダーがバイクを運転する際に、最も長い時間接しているパーツです。その役割や調整・交換方法、さらに効果的な使い方をまとめてみました。

バイクのステップの役割と調整方法

ステップはハンドル・シートと共に、バイクに乗る時の乗車姿勢を決める重要なパーツです。ライディング中は両脚でバイクをホールドし、さらに膝で車体を挟み込む(ニーグリップと呼びます)のがセオリーです。腰から下でバイクの重さを受け止めることで、体重移動だけである程度バイクをコントロール出来ます。下半身がしっかりバイクを制御出来れば、肩や腕から力が抜けて、ハンドルのコントロールが容易になります。

ステップは、バイクの前/後・左/右のバランスを取りやすい場所に位置していることが多く、標準的には曲げた膝でバイクに力を伝えやすいような位置に付けられています。ステップに体重を移動することで、バイクをコントロールすることが出来るのです。

また、ヒールガードという、踵の位置を固定する後付けパーツもあるので、これを併用すればバイクへの足のホールド感は格段に安定します。

ステップの交換やカスタムの仕方

ステップは、クラッチやペダルと同様に、バイクが転倒する際に曲がってしまうことが多いパーツです。風雨にさらされ、かつ足での荷重や摩擦もありますから、ゴムで覆われた部分も時間の経過と共に劣化します。ステップのみであれば比較的簡単に取り付け・交換が出来ます。

見栄えの良さを追及するカスタムの一環としてステップを交換するケースもありますが、微妙な素材の違いや位置の変化で乗りにくくなる場合もあります。ステップは小さいパーツながら、バイク操作にとっては重要な役割を持っています。ステップの交換を検討しているのなら、まずは販売店や専門店で一度ご相談されることをおすすめします。

ステップの交換やカスタムの仕方

スポーツ走行派に人気のあるバックステップ

バイクで高速走行をする場合、ノーマルなステップ位置のままだと重心が高すぎて前傾姿勢を取りづらくなったり、さらにコーナリングの際に大きく車体を傾ける(バンクと言います)時に、路面に膝が当たってしまうといったケースが生じる可能性があります。

市販車のステップは様々な姿勢に対応出来るように、位置も低めに設定されています。前傾姿勢を保ちながら、カーブでは大きくバンク出来るよう、通常のステップ位置よりも後方かつ高い位置に足を置けるのが「バックステップ」という交換用パーツです。

バックステップはスポーツ走行を想定して作られたものなので、素材も軽量で柔軟性の高いものが使用されていることが多いです。転倒等で強い力が掛かっても、大きなダメージを受けない柔軟な素材が使用されていることもあります。

質感が高く、前傾姿勢に適した位置に置かれるため、バイク全体がスポーティーな印象に変わります。いくつかのポジションに調整が可能なものもあるので、状況に応じてポジションを変えたいユーザーや、見た目重視でステップを交換したい方にはおすすめです。

まとめ

ステップは単なる足休めでなく、ライディングテクニックを発揮する上で、大変重要なパーツです。ステップの役割や調整方法を理解して、より一層安定感のある、快適な走りを実現させましょう。

本記事は、2016年9月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

topへ戻る