バイクをトラッカーにカスタムする方法!車種別解説
険しい山道よりも、都会の街並みを横目に軽快に走るのが似合う「ストリート」系のバイク。小型で軽量かつ小回りもきくのでバイク初心者や女性でも扱いやすいといわれています。
今回は、ストリート系のバイクカスタムの中でも人気の「トラッカー」スタイルについて、カスタム例を交えながら説明していきます。
トラッカーとは?
トラッカーとは、1930年代にアメリカで始まった「ダートトラック」というオフロードのレース競技で使用されたバイク、あるいはその競技用バイクをモデルに作られた、またはカスタムされたバイクのスタイルのことを指します。
競技で使用されていた本来のトラッカースタイルのバイクは、フロントフェンダーやフロントブレーキを取り除いたネイキッド風のスリムな車両でした。ストリート用のバイクをトラッカー風にカスタムする場合、小ぶりのヘッドライト、太めのブロックタイヤ、フラットで厚みのないシート、幅広のハンドルや極端なアップハンドルなどのカスタムが特徴的です。
YAMAHA TWシリーズのカスタム例
1987年に登場したスリムな車体と太いタイヤが特徴のヤマハのTW200とその人気を受けて2002年にモデルチェンジしたTW225は、ストリート風のカスタムバイクのベースとして人気が高いシリーズです。
カスタム例:クラシックフラットシート、アップハンドル、クラシックグリップ、テーパードマフラーとアルミチョップタンクなど。
元の形がトラッカー風なので、シートやマフラーなどをカスタマイズするだけで一気に雰囲気を出せるバイクだといえるでしょう。また、TW200/225のカスタムパーツはネットショップでも豊富に取り扱われています。
HONDA FTRシリーズのカスタム例
2000年にHONDA(ホンダ)から発売されたFTRは、アメリカのフラット・トラック・レースをイメージして作られたワイド&アップハンドルと大型サイドカバーが特徴です。こちらもストリート風のカスタムベースとして根強い人気があるようです。
FTRのカスタム例1:トラッカーハンドル、スカチューン、ダウンマフラー、フェンダーレス化のカスタム
FTRのカスタム例2:トラッカーハンドル、スカチューン、スーパートラップマフラー、アルミフットペグなど
標準仕様がシンプルなバイクですが、これをよりスカチューン風にカスタムすることも人気で、シートやカバーに関してもシンプルでおしゃれに仕上がるバイクといえるでしょう。
お店でカスタムしてもらえる?

フルカスタムは価格が高い傾向にあるので、少しずつ自分でパーツを選んでカスタムしたい方は、パーツを購入してショップに取り付けを依頼することをおすすめします。
持ち込みパーツの取り付けを行ってくれるショップはたくさんあります。純正品はもちろん、社外品への交換なども可能な場合がありますので、興味のある方は一度ショップに確認してみてください。
まとめ
今回はトラッカーについて例を交えてご紹介してきました。自分で選んでパーツを取り付けることも可能なので是非自分好みにカスタムしてはいかがでしょうか。
本記事は、2019年1月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。