バイク試乗レポート:RTL260F
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試乗レポート HRC RTL260F

 HRC RTL260F

たかが10cc増。されどこの差が
ワークスマシンを思わせる
高い完成度へとつながっている!
世界チャンピオンのノウハウを投入!!
HRC RTL260F
 20歳の新鋭トニー・ボウが、今年のトライアル世界チャンピオンに輝いた。その影には、マシンを開発してきた藤波貴久の力もあった。今回試乗したトライアルマシンRTL260Fは、彼らのノウハウが投入された、08年型の競技専用市販車だ。
 エンジンは、08モデルから排気量が10ccアップされ、PGM-FIのセッティングも改良されている。そして実際に乗ってみると、この10ccが生み出す違いは、思ったよりも大きかった。
 まず、単にパワーアップしたのではなく、極低速の力に余裕が加わったことを体感できる。たとえばクラッチを低い回転でつなぎすぎてしまった場合でも、エンストせずに滑らかに発進することができる。トライアルでこれは大きな武器になる。より低い回転で走ることができ、より落ち着いて難所をクリアすることができるからだ。
 いっぽう、スロットルを開ければ気持ちよく吹き上がり、大岩越えも軽々とこなせる。これぞ、ワークスマシンゆずりの扱いやすさといえる。
 まるで2つのエンジンを使い分けられるかのような、モード切り替えスイッチ(写真説明参照)も、ソノ気にさせてくれる。
 HRC主催の一般試乗会は、10月7日に関東、10月21日に関西で開催される。また9月〜12月には、全国6地域で計30回の販売店試乗会も開催される。
 このチャンスに、ぜひトライアルバイクに、そしてニューRTL260Fに乗ってみよう!
文=藤田秀二 写真=宮崎雄司
HRC RTL260F リヤフェンダーの外装ストライプは、従来は左右2枚のセパレートタイプだったが、今回から大判1枚になりプロテクター機能も向上。
HRC RTL260F 08年型で標準装備化されたモード切り替えスイッチ。スタンダード仕様とマイルド仕様を、路面状態や自分の調子によって切り替える。
HRC RTL260F トライアルバイクのチェンジペダルは、このようにフットレストから遠く離れている。これで不用意に足が当たってミスするのを防ぐ。
HRC RTL260F エンジンは排気量アップなどに加え、クランクケースにブリージングジェットを追加。フリクションを下げてより滑らかさを追求。
HRC RTL260F サスペンションは前後ともセッティングを変更して、軽快感を増している。ホイールのリムは前後とも今回からブラックカラーとなり、精悍さがアップ。
HRC RTL260F リヤサスペンションの動きも、これまでのような安定性を保ちながら軽快感を増しているため、俊敏なバランス修正もしやすくなった。
HRC RTL260F
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量 259cc
最高出力 14.8Kw(20ps)/7000rpm
最大トルク 23.1Nm(2.4kgm)/5500rpm
ボア×ストローク 78×54.2mm
全長×全幅×全高 2010×830×1130mm
シート高 650mm
乾燥重量 72kg
燃料タンク 1.9L
タイヤサイズ F 2.75-21 R4.00-18
価格 94万3950円

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