バイク試乗レポート:9 1/2
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試乗レポート モトモリーニ 9 1/2

 モトモリーニ 9 1/2

名門モト・モリーニ復活の第2弾は
乗りやすくフレンドリーな
オールラウンドマシン
まるいだけじゃないオールラウンダー
MOTO MORINI 9 1/2
 50〜60年代にGPで活躍し、72年には3 1/2を放つなど一世を風靡したイタリアの名門メーカー、モト・モリーニ。その老舗が、昨年コルサーロ1200をひっさげて見事に復活。そして今回、復活第2弾となる91/2を登場させた。
 9 1/2という車名は、かつての3 1/2にちなんでいるのだが、今回は排気量が950ccというわけではない。発表された当初は1000cc未満だったのだが、ツアラーとしても使えて、ライバル車とも張り合える魅力を追求した結果、コルサーロと同じ1200ccになったのだ。もちろん、エンジンとメインフレームの基本はコルサーロと同じでも、車両キャラクターは見事に色分けされている。
 コルサーロがややスパルタンなイタリアンパッションを感じさせるスポーツネイキッドだったのに対し、9 1/2はずっとまるくフレンドリーだ。足着き性はロードスポーツとして標準的なレベルにまでよくなり、ライディングポジションもよりアップライトになっている。エンジン特性もマイルドだ。
 しかも、ただ扱いやすいだけではない。デュアルパーパス並みに長いサスストロークを持ち、少々の路面の荒れだってものともしない。またワイドなハンドルのおかげで、マシンをしっかりコントロールすることもできる。1200ccのエンジンは高回転に向かって立ち上がっていくスポーティな特性だし、コーナリングも素直でハイレベルに楽しむことができる。まぎれもなくオールラウンダーとして味付けられているのだった。
ライダー・文=和歌山利弘
MOTO MORINI 9 1/2 フロントキャリパーはコルサーロと同じだがパッド材を変更。効き味をマイルドにしている。フォークはφ50mm径のマルゾッキで、ストロークは150mm。
MOTO MORINI 9 1/2 エンジンの基本はコルサーロと共通だ。しかし吸気ポート径と吸排気バルブ径が絞られ、違いを生み出している。
MOTO MORINI 9 1/2 メーターの基本デザインもコルサーロと共通だが、回転計のレッドラインは9250rpmから8500rpmと低くなっている。
MOTO MORINI 9 1/2 マフラーは左1本出しで、右側にリヤサスのスペースを稼ぎだす。また、エンジン後部にキャタライザーと酸素センサーを設けている。
MOTO MORINI 9 1/2 リヤサスは左片持ち式。リンクレスだが、パイオリ製ユニットがレイダウンされる。150mmのストロークで路面追従性はすこぶる良好。
MOTO MORINI 9 1/2 サイドパニア、タンクバック、ウィンドシールド、タンクカバー、グラブバーなど、ツーリング向きのアクセサリーが多く用意される。
MOTO MORINI 9 1/2
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 --×--(mm)
エンジン 水冷V型2気筒
最大トルク 10.4kgm/6700rpm
内径×行程 107×66(mm)
圧縮比 12.5:1

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