バイク試乗レポート:テラ・モデナ198
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試乗レポート テラ・モデナ198

 テラ・モデナ198

フェラーリ製エンジンの
ワークスマシン直系レプリカ
迫力のスポーツマシン
シングルエンジンの
スーパーバイク
TerraModena 198
 最近、スーパーモトマシンが、新しいストリートスポーツとして注目され、魅力的なモデルが多く登場しているが、このテラ・モデナ198もまた、話題に事欠かないユニークなマシンだ。何しろ、積まれるエンジンがフェラーリ製なのである。
 車名198の98は、フェラーリF1マシンのボアφ98mmを意味しており、それが1シリンダということだ。04年からスーパーモト世界選手権に参戦するワークスマシンR2Rのレプリカでもあるのだ。
 さらに注目すべきは、その土壌だ。テラ・モデナがあるレッジオ・エミリアは、フェラーリやドゥカティなどが位置する自動車工業地帯であり、エンジン開発をフェラーリに外注するなど、地元の技術力を集め、造られたのである。
 さて、跨るとうれしいことに足着き性がモタード系としては大変にいい。これなら街乗りにも使えるはずである。とはいえ、決してお手軽ではない。6速55km/h、3000rpmから無理なく着いてきて、圧縮比13のビートがガンガンと伝わってくるのは迫力モノ。さらにトルクは力強くリニアに立ち上がり、ピークを過ぎてもシャープに吹き上がり、6速でも一気に9000rpmに達してしまう。
 そしてコーナー進入ではしっかり前方に飛び込み、前荷重していかないと曲がらない。スポーツすることが求められるのだ。
 とにかくこのマシン、最高のスポーツバイクを堪能した気分にさせられる。まさしくコンセプトどおり、モノシリンダスーパーバイクである。
ライダー・文=和歌山利宏
TerraModena 198 ヘッドライトは下側が大径のタテ置きデュアルプロジェクター式。アルミプレートで操舵系に支持される。カーボン製のメーターバイザーも美しい。
TerraModena 198 液晶盤のみのシンプルな計器盤。回転計はバーコード式、速度、水温などがデジタル表示される。アルミハンドルバーはトマゼリ。
TerraModena 198 フロントフォークはオーリンズφ46mm倒立型。キャリパーはブレンボのラジアルマウント式で、ディスクはφ320mm径のシングルである。
TerraModena 198 フェラーリ製らしく赤く塗られたエンジン。カムギヤトレインでバルブはチタン製。直打式で放射状配置のバルブ機構もフェラーリらしいメカだ。
TerraModena 198 フレームはアルミ製セミダブルクレードルで、左右のタンクレールは2本の長円パイプが溶接で接合されている。
TerraModena 198 アルミ製スイングアームはメインアームを断面形状に自由度があるモナカ構造としている。リンク式サスで、ユニットはオーリンズ。
TerraModena 198
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2150×830×1185mm
シート高 890mm
エンジン フェラーリ製水冷4ストロークDOHC4チタンバルブ単気筒
ボア×ストローク 98×59.6mm
総排気量 449.6cc
圧縮比 13:1
タンク容量 8.5L
タイヤサイズ F120/70ZR70 R180/55ZR17

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