バイク試乗レポート:RV250
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試乗レポート SYM RV250

 SYM RV250

スタイリッシュな外観で
コンパクトな車体ながら
しっかりした安定感の走り
この走りでこの価格はバーゲンプライス!
SYM RV250
 SYM(サンヤン)というメーカーを知っているだろうか。現在スクーター大国となった台湾において1位、2位を争うビッグメーカー三陽工業のブランドのひとつだ。ホンダとの提携などでつちかった技術で全世界的にスクーターを輸出しており、ヨーロッパ市場でも高い評価を受けている。
 今回発表となったRV250はSYM初のビッグスクーターモデルだ。車体はコンパクトにできており、最近のビッグスクーターは少し大きい、と感じるユーザーにはまさに最適のサイズといえる。
 肝心の走りだが、国産モデルに較べると全体的に固めの足まわり。加速も乗り心地も申し分ない。ブレーキに関してはコンビブレーキを採用しており、前後バランスのよい状態で減速することができ、タンデムでの走行が多いであろうビッグスクーターでの使われ方を考えても高い安心感につながる。
 スタイルは今までのモデルとは違い、ヨーロッパを意識したものとなっている。そのなかでもスタイルの特徴的なものとなっているのが、フロントマスクのデザインだ。上下にならんだライトはそれぞれローとハイに別れており、ロービームにはビッグスクーターとしては初のHIDを採用していることも見逃せないポイントだ。
 シート下の収納に関しては、車格から考えても十分な大きさを持つ45Lを確保。ただひとつ残念なのが、些細な部分ではあるがメインスイッチ部分でのシート開閉ができないところ。
 安心の走りと先進のスタイルを両立させたこのパッケージングで、39万8000円はまさにバーゲンプライスといえ、カスタムのベースとしても魅力的だ。
文=編集部  写真=SYM
SYM RV250 リヤのポジション、ストップランプ、さらに前後のウインカーには球切れの心配のないLEDが使われている。
SYM RV250 タテに並んだライトが存在感を主張する。下のロービームにはビッグスクーター初のHIDを採用している。
SYM RV250 フロントタイヤには、13インチホイールを採用する。またコンビブレーキにより安定した停止姿勢を保つ。
SYM RV250 5段階に調節のできるアジャスタブル・リヤサスペンション。幅広い走りとシチュエーションに対応する。
SYM RV250 フルフェイスとハーフタイプのヘルメットが収納できる。夜間でも内部を確認できるルームランプも完備。
SYM RV250 ステップ中央部分にはドリンクホルダーと小物を入れるボックスを配置。使い勝手に考慮した配慮がうれしい。
SYM RV250
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SPECIFICATIONS
エンジン 水冷単気筒4バルブ
排気量 249.4cc
最大出力 21ps/7500rpm
最大トルク 21.5Nm/6500rpm
ボア×ストローク 71.0mm×63.0mm
圧縮比 10.5:1
ホイールベース 1495mm
乾燥重量 173kg
タイヤF 110/90-13
タイヤR 130/70-13
タンク容量 12L
車体色 シルバー、ブラック
車両価格 41万7900円(本体39万8000円)

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