バイク試乗レポート：2007年モデル登場!
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試乗レポート　ビューエル　2007年モデル登場!

 ビューエル　2007年モデル登場!
ルックス的に大きな変更はないものの
ゆで加減、塩加減に心血を注ぎ、完成度を上げた
ニューマシン。いうなればベスト版なのである
完成度をあげ飛躍したライディングファン
　06モデルで「ユリシーズ」やロングホイールベースの「Ss」を投入して話題をまいたビューエルだが、07モデルはその正常進化版だ。外観はカラー変更など小規模だが、トランスミッションギアの仕上げ行程を充実させ、シフトタッチから渋さを取り払ったほか、エアクリーナーボックスに多くのスリットを設けて、スロットル開度にリニアなエンジン吸気流入量を確保するなどで、スロットルのいかなる開度においてもエンジンのドライバビリティがリニアになり、コーナリング中から立ち上がりまでのスロットル操作でもギクシャク感がなりを潜めている。どのモデルもこうした印象なのだから、走るのがじつに楽しいのだ。
　試乗コースのミニサーキットをもてあますことなく、自信をもってアウトからクリップにバイクを寄せ、得意の中速トルクの太さを生かした豪快な立ち上がりを楽しめる。また、シフトアップも軽快な小気味よさで意志どおりに決まる。XB12Rなど、まさに水を得た魚。従来はバイクから出るスナッチと短い車体からクイックすぎる挙動に苦労したが、スポーツバイクとしての楽しさを心底楽しめるまとまりのよさが07モデルの完成度をアピールするのだ。
ライダー・文＝松井 勉　写真＝宮崎雄司
右が06モデル、左が07モデルのクリーナーボックス。側面だけでもこの違い。上部の丸いくぼみの中にもスリットが増えているので、吸入量アップは視覚的にも見事。
06モデルまでXB9SX以外、ダンロップユーザーだったビューエルだったが、今年から全機種でピレリを採用。軽量さとライフ、その両面での選択だ。
エンジン真下に重量のあるサイレンサーを抱えマスの集中化設計をとる。カバーも兼ねるチンスポイラーの形状を見直し、前輪とのクリアランスを確保。
XB12R
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XB12R 低いハンドルバーとバックステップでビューエルきってのスポーツマシンである12R。1320mmという超ショートホイールベースでクイックな旋回を楽しめる。
XB12Ss  
XB12Ss 06モデルで登場した50mm長いスイングアームを採用した12Ss。リヤシートの居住性をあげ、ハンドリングも安定方向に。しかしビューエルらしいクイックさは健在。
XB12Scg
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XB12Scg センター・オブ・グラビティ。乗るライダーの位置まで重心に近づけるべくシート高を726mmとし、サスストロークも短く設定したストリートスター。安定感も魅力だ。
XB12X ULYSESS
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XB12X ULYSESS ダート走行も視野に入れて開発したアドベンチャーツアラー。エンジンのドライバビリティ改良とタイヤの変更、さらにローシートの採用もあり魅力が向上。
XB9SX
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XB9SX シティクロスの愛称を持ちダートバイクのエッセンスを巧みに取り入れた9SX。シリーズ中ではコンパクトなエンジンだがパンチとスムーズさはひけを取らない。
 

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