これまで創立85周年記念にFXSTSを送り出し、以来FLSTSCなどカスタムとヴィンテージ、その両面からスプリンガーフォークの魅力を継続的に表現してきたハーレーダビッドソン。
しかし、06モデルでFXSTSが消え、08モデルを発表した昨年夏には、FLSTSCもラインアップから外れた。ついにスプリンガーの火が途絶えたか、と思ったファンは少なくないはず。
だがこの春、クロスボーンズの登場でスプリンガーフォークが復活した。
今までのヴィンテージスタイル一直線だった、FL系スプリンガーとは異なり、明快なカスタムテイストを持たせているのが新鮮。ハンドル形状、ボブテイル、さらにはピンストライプを施し、シリンダーやリムを黒でまとめるあたりのセンスはさすが。エイプハンガーを使いながら、乗りやすさも忘れないところは、本気のメーカー仕事だ。
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