バイク試乗レポート:ER-6f
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試乗レポート カワサキ ER-6f

 カワサキ ER-6f

ハンドリングは軽やかで素直
中間トルクは太く扱いやすい
ファンライドを満喫できる仕上がり
国内導入を望みたい
万能ミドルスポーツ
KAWASAKI ER-6f
 水冷DOHCツインを個性的な構成・デザインの車体に積む海外向けのミドルスポーツ、ER-6f 。その07年型は車体色の刷新に留められている。だがパッケージンのよさは折り紙つきで、じつによくできている。
 まずは車体が軽くてとりまわしやすいのが美点だ。ポジションも上体がほぼ直立となる楽なもので、足つき性も良好だ。身長170cmで両カカトが少し浮くくらい。だから市街地走行もまったく苦にならない。
 エンジンも十二分の性能で使い切れるから面白い。アイドリング〜低回転域ではトコトコとツインらしい鼓動感がある。中回転域はトルクが太く、扱いやすい。そして7000回転からレッドゾーン付近までは力強さをみせる。シャープな加速感がたまらない。また、全回転域を通して振動も少ない。
 フルカウルはコンパクトな造形ながら、高速走行時の風防効果に優れる。車体安定性もすばらしい。100km/h+αの巡航は快適で、その気になってアクセルを開ければ、多くの時間を要せず200km/hの大台へ。
 ハンドリングは軽やかで素直だし、特徴的なリヤサスをはじめ足まわりも高性能。だからワインディングでも、スーパースポーツが侮れないペースでスポーティな走りが楽しめる。
 守備範囲が広く、さまざまなシチュエーションでファンライドを満喫できる。加えて、幅広いユーザーに対応する懐の深さがあるし、ライダーにもモノ足りなさを感じさせない。
 こんないいバイクは、ぜひ国内でも販売してほしいものだ。
ライダー&文=野口眞一 写真=宮崎雄司
KAWASAKI ER-6f コンパクトな2眼ライトをビルトインするカウルはウインドプロテクションに優れる。フロントウインカーはミドルカウルにマウント。
KAWASAKI ER-6f 丸形2連デザインで速度計は220km/h表示(時計、オド/トリップのデジタル計を内蔵)。回転計は1万1000回転からレッドゾーン。
KAWASAKI ER-6f エンジン下に配されたマフラーと、車体右寄り下部にレイアウトされたサイレンサー(後端はリヤタイヤギリギリにカット)が個性的。
KAWASAKI ER-6f 水冷DOHC並列ツインは低回転域ではパルス感がある。パフォーマンスも十分で、使い切れるから面白い。できのいいエンジンである。
KAWASAKI ER-6f リヤサスのショックユニットは特徴的な手法でフレームとスイングアームにマウントされている。もちろんプリロードは調整可能だ。
KAWASAKI ER-6f ホイールは前後17インチでBT020を装着。フロントブレーキはペタルディスクと片押し2ピストンキャリパーをダブルで装備。
KAWASAKI ER-6f
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2105×760×1210mm
シート高 790mm
乾燥重量 178kg
エンジン 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
ボア×ストローク 83×60mm
総排気量 649cc
最高出力 72ps/8500rpm
最大トルク 66Nm/7000rpm
燃料タンク 15.5L
タイヤ F120/70-17 R160/60-17
価格 81万9000円
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