バイク試乗レポート:990 スーパーデュークR
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試乗レポート KTM 990 スーパーデュークR

 KTM 990 スーパーデュークR

サーキット指向を高めた
KTMのロードスポーツは
スーパーオールラウンダー
サーキットで気分はスーパースポーツ
KTM 990 SUPERDUKE R
 07年型の990スーパーデュークは、05年型とは打って変わり扱いやすく、またロードスポーツらしくなったオールラウンドスポーツである。そのニューデュークをベースにサーキット性能を高めたスーパーデュークRが登場した。
 このRは、前後サスを固めるとともに、リヤショック長を増やして、リヤ車高を15mm高め、車両姿勢を後上がりにして、旋回性を高めている。そして、神経質になるハンドリングには、ステアリングダンパーを装着することで対処しているのだ。
 STDモデルにしても、前後サスを推奨のスポーツモードに変更することで、十分にサーキット走行を楽しむことができたのだが、当然ながら、このRだと、それ以上にサーキットを攻め込みやすい。また、マシンに無駄な姿勢変化がないから、ブカブカせず、身体との一体感もビシッと高まってくる。
 ブレーキングでは前荷重と運動性が高まった状態が安定してキープされ、そこからスパッとコーナーに切り込んでいくことができる。ハンドリングがシャープになっただけに、乗り方が悪いとステアリングが振れたりもするが、それもステアリングダンパーが抑えてくれる。そして、スロットルを開き始めると、トラクション感覚が応答性よく伝わってくる。
 見かけは普通のネイキッドでも、荒れた路面をものともしないたくましさを持つスーパーデューク。このRバージョンも、そのワイドレンジぶりは変わらないが、STDよりもサーキットよりの性格を強めているのだ。
文= 和歌山利宏 写真=KTM
KTM 990 SUPERDUKE R レッドゾーンが9800回転からのアナログ式回転計と液晶パネルを一体にした新デザインのメーターはSTDモデルと共通である。
KTM 990 SUPERDUKE R 見た目にもフォルムは後上がりで、リヤ高が15mm高く、キャスター角は1.2度立った22.7度、シート高は10mm高い860mmとなる。
KTM 990 SUPERDUKE R テールライトは、シングルシート化に伴い、シャープな新形状なものになった。マフラーはセンターアップの2本出しである。
KTM 990 SUPERDUKE R キャリパーはラジアルマウント4パッド式で黒色塗装される。ディスク径はφ320mm。WP製φ48mm径フォークはバネ定数が高められた。
KTM 990 SUPERDUKE R 長さ575mmのアルミ押し出し材製スイングアームは、従来型から引き継がれ、STDモデルと変わらないが、Rでは黒色塗装される。
KTM 990 SUPERDUKE R リヤショックもバネ定数が高められ、後輪ストロークは10mm短い150mmとする。ショック長を6mm増やすことで、車高を15mm高めている。
KTM 990 SUPERDUKE R
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷4ストロークDOHC 4バルブV型2気筒
排気量 999cc
最高出力 88Kw(119.6ps)/9000rpm
最大トルク 100Nm(10.2Kgm)/7000rpm
全長×全幅×全高 2110×840×1075mm
シート高 860mm
半乾燥重量 約186kg
燃料タンク 約18.5L
タイヤサイズ F120/70-17 R180/55-17
価格 172万2000円

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