モトグッツィ ステルビオ 試乗レポート
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試乗レポート モトグッツィ ステルビオ

アドベンチャーな気分のマルチパーパスマシンは日本での使い勝手も抜群に高い
今、世界の流行はマルチパーパス
モトグッツィ ステルビオ

 今、世界中で人気なのがビッグオフローダー系マシン。乗りやすくて速い。ツーリングにも使えるし、アドベンチャーなイメージで、タフなライフスタイルを表現できる。つまり4輪でいうところのハマーやポルシェカイエンといったところか。

 この世界でダントツの人気を誇っているのが言わずと知れたBMWのR1200GS。ここに、真っ向から殴り込みをかけたのがモトグッツィ・ステルビオだ。

 自慢の4バルブエンジンは、排気音が気持ちいい。設計が古いことが逆に幸いして、今ではとても味があるエンジンとして高い評価を受けている。スロットルを開けた瞬間、ドコドコという力強い鼓動感とともに大きな車体が押し出されていく。しかもまわすと突然性格が変わり、この巨体のフロントタイヤが持ち上がりそうな加速をする。

 ハンドリングは大径ホイールならではのゆったり感がある。17インチのスポーツバイクがグイグイ曲がろうとするのに対し、スーっとバンクしていき、それからマシンが向きを変えていく。

 それでいて飛ばそうと思えば、スポーツバイクにまったくひけをとらない。そればかりか、スポーツバイクより速く走れてしまうことの方が多いくらいなのである。

 この性格と面白さは、日本の道路事情にピッタリで、どこを走っても面白いし、どんな状況にでも使えてしまう。一度乗ってみれば、ヨーロッパでこの手のマシンが人気だということも納得できてしまうはずである。

文:後藤 武 写真:東 広幸
モトグッツィ ステルビオ
ノブを回してやれば、スクリーンの高さは3段階で変更することができる。高速巡航でも、ライダーにほとんど風が当たらない優れものだ。
モトグッツィ ステルビオ
最新のパワーと扱いやすさを手に入れたグッツィの空冷4バルブエンジンだが、昔ながらの鼓動感とテイストを失なうことはなかった。
モトグッツィ ステルビオ
フロントのブレーキはブレンボ製のダブルディスクを装着。重い車体とパワーに負けることなく、しっかりとした制動力を発揮。サスペンションは倒立タイプ。
モトグッツィ ステルビオ
タンクサイドの小物入れ。ハンドルのスイッチを押すと開くため、グローブを外す必要がない。有料道路などで便利だ。
モトグッツィ ステルビオ
メンテの必要がないシャフトドライブ。グッツィ独特のCRSCシステムでスロットルオン/オフでの癖もない。
モトグッツィ ステルビオ
シートは高さを2段階に調節可能。高くすると足着きは悪くなるがハンドリングが向上。スポンジは十分な肉厚があって乗り心地は良好。
ステルビオのカタログモトグッツィ ステルビオのカタログ
モトグッツィ ステルビオ
SPECIFICATIONS
エンジン 空油冷OHC4バルブV型2気筒
排気量 1151t
ボア×ストローク 95.0×81.2o
最大出力 77kKw(103.3ps)/7500rpm
最大トルク 108Nm(11.0kgm)/6400rpm
全長×全幅×全高 2250×1025×1475o
シート高 840o
乾燥車両重量 214s
燃料タンク 18L
タイヤサイズ F:120/70-19 R:180/55-17
価格 181万6500円

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