バイク試乗レポート:TRE1130K
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試乗レポート ベネリ TRE1130K

ベネリ TRE1130K

3気筒エンジンを搭載し
再々建されたベネリから登場の
オールラウンダー
気分は豊かにそしてスポーティに
BENELLI TRE1130K
 100年近い歴史を持つイタリアのベネリは、96年にスポーツバイクメーカーとして再出発し、02年に3気筒スーパースポーツのトルネードを市販化。04年にはネイキッドのTNTを登場させてきた。莫大な負債のため存続が危ぶまれたのだが、中国のチェンジャンに経営を引き継がれ、ベネリは元気よく活動を再開している。
 そのベネリから新登場したTRE1130Kは、ほかのモデルと同じ3気筒エンジンを搭載するデュアルパーパスだ。
 ライディングポジションは、デュアルパーパスよりもややロードバイク寄りの感じ。サスストロークが大きいこの種のバイクとしては、足着き性は決して悪くはない。普通に使えるオールラウンダーという感じだ。
 エンジンは、トルクが太いうえに鼓動感があって、スムーズで振動もない。6速1500回転、50km/hで走れるし、4000〜5000回転からは図太いトルクが湧き出てくる。そしてトルクピークを6500回転で越しても、気持ちよくレッドゾーンが始まる9500回転まで伸びていく。
 ハンドリングは素直でクセらしきものがないだけでなく、寝かし込んでいくとき、ゆっくり移行していく状態変化をつかみ取りやすく、マシンに急かされることもない。サスも吸収性がよく、荒れた路面でも快適だ。
 という具合に、ツアラーとしての資質を備えているのだが、コーナリングを普通のスポーツネイキッドの感覚で楽しむことができる。イタリアンであることを裏切らない1台だ。
文=和歌山利宏 写真=ベネリ
BENELLI TRE1130K マフラーはセンターアップ式で、1本に集合したところには排気バルブが設けられ、その後ろ側にはキャタライザーが内蔵される。
BENELLI TRE1130K トルネードやTNTと基本を共用する3気筒ユニットは、特性を低中速型に改善するため、シリンダーヘッドが専用設計される。
BENELLI TRE1130K ヘッドライトは横置きのデュアル。多くのライバル車と同様に、フロントカウルと左右のシュラウドがセパレートになっている。
BENELLI TRE1130K 右にタコメーター、水温計を並べ、左側に液晶盤を置くメーターの基本デザインは、すべてのベネリモデルに共通のものである。
BENELLI TRE1130K スイングアームはスチール製のトラスタイプで、チェーン調整はエキセントリック式。キャリパーはブレンボの対向2ピストン式。
BENELLI TRE1130K フロントフォークはマルゾッキのφ50mm倒立型、ストロークは140mm。キャリパーはブレンボ4ピストン式で、ディスク径はφ320mmだ。
BENELLI TRE1130K
SPECIFICATIONS
シート高 810mm
乾燥重量 205kg
エンジン 水冷4ストローク3気筒DOHC
ボア×ストローク 88×62mm
排気量 1130cc
最高出力 92Kw/9000rpm
最大トルク 115Nm(2.5kgm)/6250rpm
ホイールベース 1514mm
タイヤサイズ F120/70-17 R180/55-17
価格 ――円

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