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試乗レポート スズキ ビーキング

 スズキ ビーキング

ついに走り出した
疾風怒濤ネイキッド
そのインパクトをたしなむ
コンセプトモデルを踏襲したカタチ
SUZUKI B-KING
 B-KING。その名前が東京モーターショーのひな壇に踊ったのは01年。ザ・アルティメイト・ストリートというコンセプトで登場したこのバイクのいわば実写版だ。ショーモデルが持つプレタポルテ的な部分、つまり余分な脂身をそぎ落としたカタチで現れた。スズキは本気でこのバイクを造っていたのだ。
 コンセプトモデルに投影されたワンオフ的スペシャル度が爛々とする部分はさすがにないが、それでも見間違うことないまさにBーKINGである。個性的なライト、シートカウルから突き出す2本の四角いマフラー。そのボリュームは200/50ZR17という極太タイヤすら細身に見せるほどの迫力だ。コンセプトモデルに投入されていた知能こそないが、新型のハヤブサと同型エンジン、2段階に調整可能なドライブモードなど、このバイクの魅力はその走りにも現れている。
 モードAのフルパワーで走ると、市販最強ネイキッドというタイトルをそのまま味わうことができる。直線スピード、コーナーからの加速でもワイドタイヤをグイグイ路面に押しつけながら曲がってゆく。パワーを抑えたBモードでは、6000回転以上の特性が穏やかになり、パワーをつままれている印象はあるものの、アクセルはより開けやすいという点が特徴的だ。いずれにしろ、ハヤブサネイキッドを堪能するのには十分だ。ハンドリングもサーキットでアゴを出さないシャープさと充実感を持っていて、パワーネイキッド路線のベンチマーク的存在になるのは間違いない。
文=松井 勉 写真=松川 忍
SUZUKI B-KING 4ー2ー1の集合システムを持つ排気系。サーボ制御の排圧バルブを持ち、エンジンに迫力あるトルク特性を与えている。左右に伸びるカバーが印象的だ。
SUZUKI B-KING M字型のシェイプが印象的なヘッドライト。タンクサイドカバーと一体化されているウインカーも特徴だ。フォークのロアブラケットの質感も高い。
SUZUKI B-KING 鋳造成型で狙った剛性バランスを出している。フレームとのバランスもよく、スライドしたときの過渡特性も穏やかでわかりやすかった。
SUZUKI B-KING 3ピース構造のフロントフェンダー。倒立フォークとラジアルマウントキャリパーを組み合わせたパワフルなフロントエンドを演出している。
SUZUKI B-KING イグニッションとタンクキャップを並べたコンソール。S-DMSのスイッチを右側に備え、メーターのモードスイッチもここにある。
SUZUKI B-KING ハヤブサ用ユニット同様1340ccの排気量を持つエンジン。1軸バランサーで振動も少なく、回転フィールは滑らかかつ緻密。シフトタッチも良好だ。
SUZUKI B-KING
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷4ストロークDOHC 4バルブ直列4気筒
排気量 1340cc
圧縮比 12.5
最高出力 未発表
最大トルク 未発表
全長×全幅×全高 2220×800×1085mm
シート高 805mm
車両乾燥重量 235kg
燃料タンク 16.5L
タイヤサイズ F120/70-17 R200/50-17
価格 未定

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