【試乗】ビモータ DB7
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試乗レポート ビモータ DB7

ハンドメイドの車体を通しマシンの豊かな表情を伝える ドゥカエンジン搭載の第7号車
楽しめる幅が広く 面白さも奥深い
ビモータ DB7

 ビモータは30余年に渡り、他メーカーのエンジンをハンドメイドの車体に搭載したスペシャルマシンを製作、マシンの造りだけでなく走りにかんしても、アートと呼べる世界を生み出してきた。そのビモータから登場した新作は、ドゥカティエンジン搭載の7番目のビモータ車であることを意味するDB7。搭載されるエンジンは、スーパーバイクの1098用だ。

 こうしたスーパースポーツでは、走りにアートの世界が入り込む余地などなさそうなものだが、そこはビモータである。

 DB7は、レーシングマシンとして高次元化された1098にはない味わいと、操る面白さを感じさせる。マシンには調教されたしなり感があり、ライダーをホッとさせてくれるし、マシンが何をしようとしているか伝えてくれるのだ。

 低めのシートに座って遠めのハンドルに手を伸ばしたライポジはちょっと昔風。リヤへの荷重を維持したまま寝かし込めば、高まる横Gによって車体がしなり、胸が透くぐらいに曲がっていく。マシンを身体で感じ、感じることで、マシンが旋回性を発揮してくれるのは最高だ。

 またエンジンは、1098にある中速域のトルク谷が一掃され、サーキットで4000回転まで落ちても、コーナーを力強く立ち上がっていくことができるし、レスポンスもスムーズになっている。

 サーキットを味わいたっぷりに駆け抜け、より日常領域から広く楽しめるDB7なのだ。

文:和歌山 利宏 写真:ビモータ
ビモータ DB7
縦置きデュアルライトはプロジェクター式。カウル左右に新気導入口を備える。バックミラーと一体のウィンカーはLED式である。
ビモータ DB7
メーターはアナログ式回転計とデジタルパネルの組み合わせ。20ラップの周回タイムを記憶できるストップウォッチ機能も備える。
ビモータ DB7
エンジンは1098だが、ECUはワルブロ製。フレームのトラス構造部は縦長楕円パイプ製で、完全なピボットレス構造となっている。
ビモータ DB7
1098ではマフラーがシート出しだが、DB7ではあえて右下出しとし、デザイン処理をスタイリッシュで斬新なものとしている。
ビモータ DB7
スイングアームもフレーム同様のハイブリッド構造で、メインアームとトラスメンバーにはフレームと同じ楕円パイプが用いられる。
ビモータ DB7
フロントフォークはマルゾッキのφ43o倒立型。キャリパーは1098と同じブレンボのモノブロックのラジアルマウント式。ディスク径はφ320oである。
ビモータ DB7
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷 L型2気筒
排気量 1099cc
ボア×ストローク 104.0×64.7o
最高出力 118Kw(160PS)/9750rpm
最大トルク 123Nm(12.5kgm)/8000rpm
全長×全幅×全高 2050×700×1115o
シート高 800o
車両重量 172s
燃料タンク 18L
タイヤサイズ F:120/70-17 R:190/55-17
価格 未定

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