バイク試乗レポート:テージ 3D
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試乗レポート ビモータ テージ 3D

 ビモータ テージ 3D

登場から17年を経て
いまなお進化を続ける
ビモータのハブステアリング
コツをつかめば目を見張る旋回性
BIMOTA Tesi 3D
 テージは、フロントフォークに取り付けられた前輪を直接に切る構造の普通のバイクではない。これはハブステアリングといって、前輪のハブ内に、アクスルシャフトに直交するように操舵軸が設けられていて、それを軸に前輪が切れるようになっている。ハンドルの動きは、ロッドに伝えられ、リンクを介して、ハブに伝えられるのだ。
 このシステムでは、前輪からの力をフロントピボットで受け、フレームに大きい捻りトルクはかからない。サスユニットはリンクを介して動き、サスの働き、前輪を支持する働き、操舵する働きがお互い影響し合うことなく、独立している。
 サスが沈んでもキャスター角やホイールベースの変化は小さく、普通なら不可能なほど、キャスター角は立ち、ホイールベースも短い。アンチノーズダイブ効果も備わっている。
 そんなわけで、テージはコーナー進入で大きな姿勢変化もなく、高い旋回性を発揮する。とくに高速コーナーでは、寝かし込みとともに、前輪がスパッと切れてくるのが感じられ、ワクワクしてくるほど面白い。
 もっとも、ブレーキングでフロントを沈め、フォークの重みでステアリングが切れてくるようなイメージに慣れていると、低速コーナーでは少々戸惑いもあるかもしれない。でも、肩の力を抜いて、ステアリングの動きを殺さないという基本に立ち返れば、何事もなかったように曲がっていく。
 何より「タダモノではない」機能美は、バイク乗りのメカ心をくすぐるというものである。
文= 和歌山利宏 写真=ビモータ
BIMOTA Tesi 3D ビキニカウルはフレームマウント。DB6にも似る。異形ヘッドライトはDB5/DB6と共通で、新生ビモータらしさを思わせる。
BIMOTA Tesi 3D メーターは3D専用で、レッドゾーンが8500回転からのタコメーター内に液晶が組み込まれる。文字盤はバックライトが美しい。
BIMOTA Tesi 3D 燃料タンクはポリエステル製の3D専用品。燃料タンクの下にフレームはなく(フレームはコの字型のアルミプレート)、スリムだ。
BIMOTA Tesi 3D ハブ内の操舵軸を中心に前輪が左右に切れる。フロントアーム一番上側のアッパーロッドの調整で、キャスター角をセッティングできる。
BIMOTA Tesi 3D リヤアームはDB5/DB6と共通。サスはリンクレスのカンチレバー式で、ユニットはフロントと同じくエキストリームテクノロジー製。
BIMOTA Tesi 3D マフラーは、2-1-2構造のセンターアップ式である。マフラーエンドの三角形状は、DB5から引き継がれている。
BIMOTA Tesi 3D
SPECIFICATIONS
エンジン 空油冷4ストロークOHC2バルブL型2気筒
排気量 1078cc
最高出力 70Kw(95.1ps)/7750rpm
最大トルク 102.9Nm(10.5Kgm)/4750rpm
全長×全幅×全高 2000×720×1140mm
シート高 800mm
装備重量 168kg
燃料タンク 16L
タイヤサイズ F120/70-17 R180/55-17
価格 522万9000円(世界限定29台)

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