バイク試乗レポート:XV1900A ミッドナイトスター
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試乗レポート ヤマハ XV1900A ミッドナイトスター

 ヤマハ XV1900A ミッドナイトスター

流線型が醸しだす
スピード感とクラシカルさ
ヤマハ最大排気量を満喫する
重量感の中に秘めたスポーティな走り
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター
 見て欲しい。この堂々たる大きさを。ステアリングヘッド部からタンクにかけて細いモールで造られたストリームライン。これは流線型がブームだった時代のパワフルな機関車や車、飛行機などをモチーフとしている。エンジンを中心にした重厚感と2イン1のマフラー。カスタムクルーザーとしては大径ワイドとなる前後のタイヤに、細いスポークのキャストホイールを合わせて、軽快なスピード感を手に入れている。
 ゴージャスな外装パーツに隠れているが、その骨格たるフレームは、ヤマハお得意のアルミ製で、軽量化にも貢献している。実際、ハーレーのファットボーイと比較すると、ヤマハのほうが全長で80mm、軸間距離では85mm長い。しかも、270ccも大きな排気量のエンジンにもかかわらず、ヤマハのほうが1kg軽量なのだ。
 走りでは爆発の一発一発を体感させるような鼓動と、EXUPを備える排気系により、2000回転あたりからの押し出しは柔らかくとも、強力な加速感をみせる。そこには荒々しさは一切ない。
 今回はクローズドコースでの試乗だったが、バイクの大きさと重量を感じさせずに、走りの楽しさを存分に味あわせてくれた。前輪の舵角が素直につき、そこにアクセルを合わせると、ワイドタイヤらしい頼もしい走りを楽しめる。切れこむこともなく、気持ちよく立ち上がっていくのだ。これぞ、クルーザー。そんな心地よさにあふれている。乗っても眺めてもよし、ミッドナイトスターはそんな1台だ。
文=松井 勉 写真=松川 忍
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター マルチリフレクターを採用するヘッドライトは、逆滴型のレンズの中に、ロー/ハイ2灯式のライトを備える。個性的なマスクだ。
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター フランクミューラーが作り出すレトロモダンな時計を思わせる盤面。その色調、数字の書体、そしてレイアウトも独特の世界を主張する。
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター ボード型のステップだってちゃんと滴型。ホイールベースが長く、車高も低いが、このデザインがバンク角の補填にも効いている。
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター 空冷OHV4バルブV型2気筒エンジンの挟み角は48度。100×118mmのボア×ストロークを持つ。トルク型だが、回転上昇はスムーズだ
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター キャスト製スイングアームのエンドはカスタムメイドのような尖り方。ベルト駆動のファイナルドライブを採用し、静粛性も高い。
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター エンドを絞り、全体の滴型デザインを反復するマフラー。EXUPを備え、低中速のトルクと高回転の伸びを両立させている。
YAMAHA XV1900A ミッドナイトスター
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SPECIFICATIONS
エンジン 空冷4ストロークOHV4バルブV型2気筒
排気量 1854cc
最高出力 66.4Kw(90ps)/4750rpm
最大トルク 155.1Nm(15.8Kgm)/2500rpm
全長×全幅×全高 2580×1100×1125mm
シート高 735mm
乾燥重量 329kg
燃料タンク 17L
タイヤサイズ F130/70-18 R190/60-17
価格 162万7500円

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