バイク試乗レポート:MT-01
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試乗レポート ヤマハ MT-01

 ヤマハ MT-01

熟成を感じさせる
巨大V2ユニットを搭載する
ライバルなきスポーツバイク
ブレーキ強化などで性能&質感をアップ
YAMAHA MT-01
 これほど個性的なバイクは世界でも珍しい。それがMT-01だ。クルーザー用をベースに専用チューンされた空冷OHV・Vツインや、アルミフレームという基本構成に変更はないが、07モデルではブレーキの強化やグラフィック細部の変更が施された。
 マフラー2本の上に置かれたように見えるシートに腰を下ろし、正面を見ると5500回転からレッドゾーンとなる特大の回転計が居座っている。
 重たそうにクランキングするセルモーターに促され、Vツインに火が入ると規則正しい鼓動が始まる。190サイズのリヤタイヤですら、小さく見せるほど巨大なエンジン。ローにシフトしてクラッチを離すと、2000回転ですら増速感がものすごい。1800回転あたりで5速クルーズも楽勝だ。
 ワインディングでクイックに切り返すと、瞬間的に股の間で泳ぐような挙動が気になった06モデルだが、07モデルでは少々穏やかになり、スポーティさを増している。3000回転からは猛ダッシュと表現できる加速だけに、ワインディングを飛ばすと、MT-01はライダーを独自の世界へと誘ってくれる。
 07モデルに採用された6ポッドのブレーキは、タッチが軽く、制動力の立ち上がりにも力強さがある。おかげでドライで240kgを越える巨体を支配下に置き、十分なコントロール性を堪能できた。こうした部分の質感アップで、MT-01というキャラは、ますます輝きだした。
文=松井 勉 写真=松川 忍
YAMAHA MT-01 大型のタコメーターの中にデジタル表示の速度計が収まるシンプルかつ個性的なメーター。5500回転までの間にドラマが潜む。
YAMAHA MT-01 逆ダルマ型のライトケースはハイ/ロー別の灯具が収まっている。また、黒塗りになったエンジンからはステンの極太エキパイが伸びる。
YAMAHA MT-01 ライダーはゆったり、パッセンジャーにも十分なスペースを割いているシート。タンデムステップの位置はやや高めとなっている。
YAMAHA MT-01 精悍さを増したブラックペイントのエンジン。ロードスターウォーリア用のエンジンをコンバートしただけに、パンチも十分だ。
YAMAHA MT-01 倒立フォークと120/70-ZR17サイズのタイヤを履くフロント。6ポットブレーキの装備で軽快な制動感を得ることになった。
YAMAHA MT-01 戦艦の砲身のようなマフラー。まるでリヤフレームを兼ねているようなデザインにすら見える。シートに座っていも熱を感じさせない。
YAMAHA MT-01
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SPECIFICATIONS
エンジン 空冷4ストロークOHV 4バルブV型2気筒
排気量 1670cc
最高出力 66.3Kw(90ps)/4750rpm
最大トルク 150.3Nm(15.3Kgm)/3750rpm
全長×全幅×全高 2185×800×1105mm
シート高 825mm
乾燥重量 243kg
燃料タンク 15L
変速機 5段リターン式
タイヤサイズ F120/70-17 R190/50-17
価格 149万1000円

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