バイク試乗レポート:XJR1300
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試乗レポート ヤマハ XJR1300

 ヤマハ XJR1300

国内に照準を合わせた新型は
ヤマハならではの最新技術が
走りのあちこちに見え隠れする
空冷へのこだわりが技術を進化させる
YAMAHA XJR1300
 厳しくなる排ガス&騒音規制。一般的に空冷エンジンは、水冷エンジンに比べて、この規制をクリアするのが難しいと言われている。しかし、空冷には冷却フィンの造形、独特のエンジンフィーリングなど、多くの魅力がある。どちらを選ぶのか。ヤマハは新しいXJR1300で「空冷」へのこだわりをみせた。「従来からのメッキシリンダー技術や、インジェクションの採用、多くの技術の進化で、まだ10年は空冷を楽しめるはず」と開発スタッフは胸を張る。
 全体のデザインは、既存のXJRファンだけでなく、新規のユーザーをも裏切らないものだ。低中速トルクを増すために選択された集合マフラーや排気カムプロファイルが功を奏し、走るのが気持ちいい。ハンドリング特性でも積極的に楽しめるように、フレーム剛性やエンジン搭載位置の見直し、やや前傾になったポジション、サス設定に、OEMタイヤの選定に至るまで、細部にまでこだわった。
 30km/h以下の低速では変わらないが、それ以上ではライントレース性に違いが出てくる。新型のほうが明らかに前輪がコンパクトな回り方だ。ワインディングを走っている時も、操っている充実感に満たされる。
 細かい部分では、エンジンの遮熱板やインジェクターのカバーが足と干渉(これはボクの身長だから?)したり、少々アクセルが重たかったり……気持ちよさに水をさすところもある。気持ちよく仕上がっているだけに、逆にちょっとしたことが気になる。これらが改良されれば、文句のつけようもないバイクだ。
文=松井 勉 写真=松川 忍
YAMAHA XJR1300 従来型に比べ、シート高は20mmアップとなるが、先端部が絞り込まれ足つき性はいい。2時間弱の試乗だったが、快適性は確認できた。
YAMAHA XJR1300 「アクセルが少々重たいかな」というのが気になったが、特性、EXノートなどパーフェクト。願わくば、ボルト類、配線の処理に神経を使ってもらいたい。
YAMAHA XJR1300 スプリングレート、減衰圧特性を変更したフロントフォーク。ブレーキング時の沈み込みが早い気もするが、乗り心地もよく、安心感が高い。
YAMAHA XJR1300 新型のインジェクションはメインとサブ2個のスロットルバルブ、2方向噴射のインジェクターを装備。シリンダーとの間は遮熱板。
YAMAHA XJR1300 オーリンズの最高峰モデルを使ったリヤサス。圧側の作動にシムバルブ積層型として応答性をアップ。ルックス的にも自慢したい個所だ。
YAMAHA XJR1300 バックライトがLEDとなるスピードメーター。ハンドルバーは従来型よりも12mm手前に引かれ、4.5mmダウンしたポジションとなる。
YAMAHA XJR1300
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2175×765×1115mm
シート高 795mm
エンジン 空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
排気量 1250cc
最高出力 100ps/8000rpm
最大トルク 11.0kgm/6000rpm
タンク容量 21L
タイヤサイズ F120/70ZR-17 R180/55ZR-17
価格 108万1500円
発売日 11月30日
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