ヤマハ XJ6 N/ディバージョン 試乗レポート
サイトマップ お問合せ 中古車ならGoo-net
新車・中古バイクの検索
試乗レポート ニューモデルの試乗インプレッション
TOP > バイクを知る > 試乗レポート > ヤマハ XJ6 N/ディバージョン

試乗レポート ヤマハ XJ6 N/ディバージョン

バイク本来の魅力を思い出させる希有な1台
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン

 昨今、趣味としてのバイクの市場が成熟し、逆にバイク離れが進んでいるのは、日本だけのことではない。その原因の一つには、趣味性=性能を追求していったことで、バイクがデカく高性能になり過ぎた弊害もあるのではないだろうか。

 本来、バイクとは足代わりにも使える手軽さがあって、そうやって使うこと自体が楽しく、また気が向けばどこでもスポーツし遊べることが身上のはず。でも、最近は取りまわしに苦労するほどデカかったり、ビギナーが立ちゴケの不安と闘わなければならないバイクも珍しくない。また、高性能エンジンには、街なかでの扱いに難しさがあることも否めない。

 ところが、このXJ6ときたら、最近のバイクが忘れていたものがギッシリと詰まっている。まず発進すると、従順で優しいレスポンスにホッとさせられ、ワクワクしてくる。スロットルを戻してもスムーズに減速、停止したときもマシンはピタリと安定していて、ストレスがない。

 そのレスポンスに呼応して、ステアリングもスムーズに応えてくれるから、Uターンさえも楽しくなってくる。街なかを走っていても、サスの動きや車体のしなりが伝わり、マシンの表情は豊か。とにかく楽しい。それでいて、ワインディングを攻めても不満はない。

 そんなXJ6には、バイクの原点を見る思いがする。

文:田宮 徹 写真:東 広幸
問い合わせ:YAMAHA
http:www.yamaha-motor.jp
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
ネイキッドのXJ6では計器盤、ライト、ミラーがハンドルマウントされる。ハンドルバーは、ポストを180度回転させると20mm前方に移動できる。
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
シートは、ソロでのスポーツ性と、タンデムでの快適性を両立したダブルタイプ。燃料タンクは大容量でも、ニーグリップ部がスリムになっている。
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
エンジンはFZ6用(もともとは05年型R6用がベース)を基本に、シリンダヘッドを新設計するなどし、街なかで扱いやすい特性を実現している。
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
ピボットプレートの外側に支持されるスイングアームは、シンプルな構成の角型鋼管製。リヤサスはリンクレスのモノショックである。
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
Fフォークはφ41の正立型で、新デザインのホイールまで含めて剛性バランスを追及。フロントキャリパーは片押しの2ピストン式だ。
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
LEDのテールライトのデザインは、ひさし付きでユニーク。シートのテールカバーは、シート部の間に隙間が設けられ、荷掛けフックとなる。
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
カウリングのおかげで高速走行も快適なディバージョン。とはいえ、基本はネイキッドのXJ6同様で、スポーティな走りにもまったく遜色はない。
ヤマハ XJ6 N/ディバージョンの中古車を探すヤマハ XJ6 N/ディバージョンの中古車を探す
ヤマハ XJ6 N/ディバージョン
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷DOHC 並列4気筒
排気量 600cc
ボア×ストローク 65.5×44.5mm
最高出力 57Kw(78PS)/10000rpm
最大トルク 59.7Nm(6.1kgm)/8500rpm
全長×全幅×全高 2120×770×1085mm/2120×770×1210mm
シート高 785mm
装備重量 205kg/211kg
燃料タンク 17.3L
タイヤサイズ F120/70-12 R160/60-17
価格 72万4500円/78万7500円

株式会社プロトコーポレーション 会社概要 | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告掲載について | よくある質問と回答
COPYRIGHT(C) PROTO CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.