バイク試乗レポート:ロードライナー
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試乗レポート ヤマハ ロードライナー

 ヤマハ ロードライナー

2006年北米使用ビッグクルーザーの優雅な走り!
見ても乗ってもアメリカンそのものだ
YAMAHA Road Liner
 こいつは、本物だ。いや、本物を越えた。
 そんなことを言うと、日本人の、それもクルーザー乗りでないオマエに何がわかるのかって言い返されそうだが、ともかくロードライナーには、変に鼓動感を出そうとした細工などの作為的なものが感じられない。素性を100%引き出すことで、アメリカンを表現している。
 エンジンは排気量が1900ccもあるうえに、排気ディバイスのEXUPが装着され、2250rpmという低回転で最大トルクを発揮。そのときの速度はトップ5速で60マイル/時(96km/h)弱だから、常用域でその強大なトルクを生かすことができる。
 エンジンにはバランサーが、それも2軸のものが装着され、至ってスムーズだ。鼓動感を強調しようという作為的なものも感じさせない。
 だから、排気量の大きさでパルス感を訴えてくる。ここへ来てやっと、バイクに乗っていて、昔の5L以上もあるアメリカンカーに通じる豊かさが感じられるといったところだ。
 排気量が大きくても、低重心で軽い車体は、1500ccクラス並みの感覚で取りまわせるし、ハンドリングはそれら以上に高水準だ。もうこうなってくると、日本の技術があったからこそ、実現された世界である。
 スタイリングも同様で、これは独自にアメリカの30〜40年代の工業デザインを表現している。薄っぺらい燃料タンク、スイングアームの造形などは、日本の生産技術の賜物で、単なる模倣ではできない美しさだ。
文=和歌山利弘
YAMAHA Road Liner タンク上に速度計、その下左側に回転形、右に燃料計、その手前には多機能液晶パネルを置く。表示は右ハンドルスイッチで切り換え可能。
YAMAHA Road Liner Fフォークはφ46mmと大径で、ホイールは12本スポークのキャスト。キャリパーにはヤマハ専用品のモノブロックタイプを採用する。
YAMAHA Road Liner なんともデザインの自由度の高いLED式テールライトが、クラシカルなアメリカンフォルムに溶け込んでいる。
YAMAHA Road Liner OHV4バルブの48度Vツインであることはウォーリアから引き継ぐが、エンジンはまったくの新設計。2軸バランサーを採用する。
YAMAHA Road Liner サイレンサーにはキャタライザーが内蔵され、酸素センサーで燃料噴射量を制御する。サイレンサー手前には排気バルブも装着される。
YAMAHA Road Liner スイングアームはCFダイキャスト製で、独特の造形を可能にしている。後輪駆動はアメリカ人好みで、メインテナンスも楽なベルト式である。
YAMAHA Road Liner
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2580×935×1100(mm)
シート高 735mm
ホイールベース 1715mm
乾燥重量 320kg
エンジン 空冷4ストロークOHV・V型2気筒ツインプラグ
総排気量 1854cm3
ボア×ストローク 100×118(mm)
圧縮比 9.5:1
最高出力  --
最大トルク  --
始動方式 セル式
燃料タンク容量 17L
燃料供給 フューエルインジェクション
タイヤサイズF 130/70-18M/C
タイヤサイズR 190/60-17M/C

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