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試乗レポート ヤマハ NEW MODEL!
ヤマハ NEW MODEL!
続々と登場予定のヤマハ05年モデルたち
電動スクーターからビッグバイクまで
さまざまな車種を発売前にチェック!
気になるタンデムインプレッションもあるぞ
写真=東広幸、文=栗栖国安、松井勉
YAMAHA GRAND MAJESTY400
待望のビッグスクーター登場!250ccでは味わえない走りを実現する
快適な高速走行が可能になった400
欧州ではすでに発売されていたグランドマジェスティ400が、いよいよ日本市場にも登場する。4月1日から施行される高速道路2人乗り解禁を見据えての導入だが、同時に6月からの二輪AT免許への対応という側面もある。いずれにしても、スクーター市場は今後、ますます活況となりそうだ。
新たに発売される400だが、車体の基本構成は250と同じ。高剛性CFアルミダイキャストフレームに、フロント14、リヤ13インチタイヤの組み合わせで高い走行安定性を発揮する。さらにフロントダブルディスクブレーキも採用。安全性も高めている。プラス150ccで力強さを増したエンジンが、余裕ある高速クルージングを実現してくれる。
スピード、タコメターを機能的に配置したインパネ。中央には時刻や走行/積算距離、燃料残量、水温、外気温などを表示するマルチインフォメーションディスプレイを装備
フロントブレーキには国産400ccスクーター初のダブルディスクを採用。有効径237mmローターと2ポットキャリパーが高い制動力を発揮させる。リヤもシングルディスクだ
快適な乗り心地と優れた走行安定性の実現のため、フロントにはインナーチューブ径41mmフォークを装備。2本ショック式のリヤサスは12.6mmロッドとしている
全回転域で高トルクを発生するエンジンは、FI採用の394ccの水冷DOHC4バルブ単気筒。エアインダクションシステムや、マフラー内のキャタリストによって環境に対応
全長×全幅×全高
2230×780×1380(mm)
シート高
750mm
ホイールベース
1565mm
最低地上高
120mm
乾燥重量
203kg
エンジン
水冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒
ボア×ストローク
83.0×73.0(mm)
総排気量/圧縮比
394cc/10.6
最高出力
24kW/7250rpm
最大トルク
34Nm/6000rpm
燃料タンク容量
14L
燃料供給
燃料噴射式
ミッション
Vベルト式無段変速
ブレーキF
油圧式ダブルディスク
ブレーキR
油圧式ディスク
タイヤサイズF
120/80-14
タイヤサイズR
150/70-13
ボディカラー
ブルー、レッド、ブラック、ホワイト
メーカー希望小売価格
66万1500円
YAMAHA SEROW
発売予定車両
イメージ一新!新型セロー発売間近
マウンテントレールの愛称で85年に登場したセロー。親しみやすいボディと扱いやすさでロングセラーを続けているが、いよいよ新型となって登場する。ベースはトリッカーで、当然のことながらエンジンは250ccにスケールアップ。丸みを帯びたニューデザインのボディも、多くのライダーから熱い視線を浴びそうだ
カスタムテイスト溢れるフロントマスクには、小径の丸形ヘッドライトを装備しイメージを一新。ウインカーも丸形だ。フェンダーにはXT660同様の前後分割タイプが採用された
全体のデザインにマッチさせたデジタルメーターを新採用。液晶ディスプレイには、速度のほか時刻やオド/トリップなどのインフォメーションが、機能的に表示される
表面にエンボス加工が施されたシートは、ソフトな座り心地でロングツーリングでの快適性を高める。もちろん低シート高も実現していて、足つき性の良さは従来どおりだ
トリッカーをベースにした空冷OHC2バルブ249cc単気筒エンジンでさらにパワーアップ。特性に合わせて2次減速比を変更している。フレームも高剛性ダブルクレードルだ
YAMAHA MAXAM
発売予定車両
どこかキャデラックのエルドラドを思わせる優雅さとカスタムテイストをもつマグザス。ロー&ロングのスタイルが街に放たれるのが楽しみだ。ビームを上下に分けたライト。印象的なテールまわりに薄いシート。シート下スペースよりもスタイルを取っただけのことはある。ライト上から、リヤのトランクまで続く中央のラインが印象的だ
メーターパネルの天地を劇的に薄くするために採用されたデジタルメーター。アナログよりもインパクトがある。この辺のデザインテイストはどこかアメ車風である
スタイルを優先しながら、シート下にはヘルメットを納められるだけのスペースを確保。トランクが必須ならマジェをどうぞ、という割り切りでもある。市場での反応も楽しみ
トランクリッドのようにダンパーが付いたリヤトランク。この中にもヘルメットを納めることができる。デザイナーは開けるところを、まわりから見られることを意識したに違いない!
リヤセクションの下側を横に貫き、両サイドに切り立つテールランプ。これは間違いなくマグザスの大きな特徴のひとつ。イカしたコンバーチブル。そんなインパクトである
YAMAHA EV シリーズ第2弾
発売予定車両
まじめなパッソルやんちゃな次男
パッソルに続く、電動バイク第2弾。車体はアルミフレームを採用し、ハンドルとステップを折りたためば、車のリヤシートの足下にも積載できるほどコンパクトになる。車重も40kg前後と軽量。ボディ中央部分はラゲッジスペースとなり、スペアバッテリや充電器も搭載可能だ。4月中頃から5月発売で、価格は20万円前後の模様
パッソルよりも性能が進化したバッテリーが搭載される予定。シート下スペースにはスペアバッテリーもすっぽり収まり、公道範囲を広げることも可能 になる
このようにハンドルを固定するボルトをゆるめ、ハンドルを回すと、フロントまわりがコンパクトに。玄関先にもおいておけるサイズに変身する。ステップも折りたためる
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YAMAHAバイクで高速タンデムを先行体験!
長い時間を経て帰ってくる2人乗りワールド
今から40年前、日本のモータリゼーションが膨張していたころ、二輪車の首都高や名神高速などでの事故率増加を受け、高速道路の2人乗り乗り入れ禁止規制が始まった。それが4月1日から、免許歴3年以上、年齢20歳以上という条件を満たせば、高速道路の定員乗車による通行が可能となる。そこで解禁に先駆けて、ヤマハは袋井テストコースでの体験試乗を実施。危ないか? まさか! 楽しいですよ。ディスカバー・2人乗り!!
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XT660R
前後に17インチホイールを履き、オフ車らしさに新しいトレンドを封入したモデル。細身のシートでタンデムスペースは広大ではないが、2人の一体感を楽しめ、走りは軽快。シングルエンジンのパワーもなかなか
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FZS1000
R1系のエンジンを積むだけあり、回転が上昇するほどにわき出すようなパワフルさが凄い。直線でアクセルを開けたら、思わずパッセンジャーをのけぞらせるほど加速の強さにひとりでは気が付かなかった部分も再発見
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FJR1300
さすがロングツアラーの資質を備えただけあって、低速の動き出しから、速度を乗せるトルク充実のエンジン。1人乗り、2人乗りというシチュエーションに合わせてスクリーンを電動で調整できるなど、遠出の哲人だ!
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FZS6-Fazer
YZF-R6のネイキッドバージョンでもあるフェーザーは、ハイパワーと高い運動性能が特徴。しかし、比較的フラットな形状のシートなので、タンデムしても窮屈な感じはない。高速ツーリングにも十分対応するはずだ
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XJR1300
圧倒的なフラットトルクを誇る空冷4気筒のおかげで、発進から巡航速度に乗るまでの走りは余裕たっぷり。タンデムをしていても、迫力ある走りの目減り感は最小限。こうなるとカウル付きのXJR1200RRが懐かしい
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