バイク試乗レポート:グリーゾ 8V
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試乗レポート モトグッチ グリーゾ 8V

 モトグッチ グリーゾ 8V

新設計OHC4バルブを搭載
今日的に洗練された
伝統の縦置きVツインのグッチ
スポーティさを強調 個性派ネイキッド
MOTO GUZZI GRISO 8V
 2年前に登場したグリーゾは、大変に個性的なネイキッドモデルである。フレームのタンクレールが左右に広く張り出していて、実際にハンドリング面でも、フレームのガチッとした高い剛性感が伝わってきて、高速安定性もコーナリング性能もネイキッドの水準を超えている。クルーザーを思わせる快適さをも持ちあわせているだけに、なおさら個性的なのだ。
 そのグリーゾに今回、OHC4バルブになった新設計エンジンが搭載された。排気量も100ccほど大きくなっているのだが、変貌ぶりは驚くほどである。エンジンが一世代進化したという印象なのだ。
 そのエンジンは回転が透き通っている。さほど低速トルクが太くなった感じはなくても、スロットルワークに対し、車体が軽くなったかのように、気持ちよくダッシュしていく。もちろん粘りもあって扱いやすい。
 そればかりか、6000回転の手前ぐらいから、力強い加速を見せはじめる。それは意外と言ってよく、身体が置いていかれてしまうほどだ。それはもう、これまでのグッチにはないスポーティさというか、エキサイティングさなのである。
 そして、この8Vは、ハンドルが狭くなって手前に引かれ、ライポジは国産ネイキッドから乗り比べても違和感のない自然な前傾姿勢になっている。
 この洗練されてパンチも感じられるエンジンと、スポーティなライポジのコンビネーションによって、スポーツネイキッドとしての一面が、より高次元化されているのだ。
文=和歌山利宏 写真=モトグッチ
MOTO GUZZI GRISO 8V テール部がうまく絞り込まれたLEDテールライトは1100と同じだが、テールカウルは流れるようなラインを強調したデザインになっている。
MOTO GUZZI GRISO 8V φ320mm径のディスクは花弁形に、ブレンボキャリパーはラジアルマウント式になった。Fフォークはショーワのφ43mm倒立式フルアジャスタブルだ。
MOTO GUZZI GRISO 8V 他の新世代グッチ同様、CARCシステムという後輪駆動機構を搭載する。リヤショックは1100がザックス製なのに対し8Vはボーゲ製。
MOTO GUZZI GRISO 8V シートはキー操作で取り外し可能。シート下にエアボックス、タンク後部にバッテリーが納められるので、収納スペースはない。
MOTO GUZZI GRISO 8V マフラーは1100同様、左下出しだが、下側に小型のサイレンサーを持つデュアルタイプとなった。力強さを訴えるデザインだ。
MOTO GUZZI GRISO 8V エンジンの75%のパーツを新設計とし、伝統のOHV2バルブをOHC4バルブ化。20馬力以上の最高出力アップを実現している。
MOTO GUZZI GRISO 8V
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷4ストロークOHC 90度V型2気筒
排気量 1151cc
圧縮比 11
最高出力 80.8Kw(110ps)/7500rpm
最大トルク 108Nm(11kgm)/6400rpm
全長×全幅×全高 2260×830×1070mm
シート高 800mm
車両乾燥重量 222kg
燃料タンク 16.7L
タイヤサイズ F120/70-17 R180/55-17
価格 未定

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