バイク試乗レポート:デスモセディチ RR
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試乗レポート ドゥカティ デスモセディチ RR

 ドゥカティ デスモセディチ RR

初のモトGPマシンレプリカが
ドゥカティから登場
それは究極の市販車であった
垣間見ることのできるモトGPマシンの世界
DUCATI DESMOSEDICI RR
 ロードレース世界最高峰のモトGPに、ドゥカティはワークスマシンD16(デスモセディチ)で参戦している。このD16RR(レーシングレプリカ)は、初となる市販モトGPマシンレプリカだ。
 D16からの変更点を極力少なくしたD16RRは、見れば見るほど本物に近いことに驚かされる。でも、単にレーサーに保安部品を付けただけではない。公道マシンとしての扱いやすさや、耐久信頼性も留意されている。そうした取り組みによって、より多くの人がGPマシンの世界をのぞけるものになっているというわけだ。
 だから、低速トルクは結構あるし、フィーリングもマイルド。スロットル開閉の力強いレスポンスもスムーズそのものだ。
 もちろん、サーキットを攻めれば7000回転以上を保つことになるが、そこからふくよかにトルクが盛り上がり、14000回転近くまで、強烈な加速Gが続く。
 その結果、200馬力が発揮されるのだが、トルクカーブがスムーズなので、それも引き出しやすい。それにしても、ここまでの高性能ぶりは、さすがモトGPマシンレプリカだ。
 足着き性は悪くないが、ライポジは普通のスーパースポーツよりもサーキット指向が強めだ。そんなライポジが物語るように、ハンドリングも高水準だ。とくに専用開発されたBT01は、同じブリヂストンのモトGPタイヤの思想を受け継いでいて、深くバンク角と高い旋回性を可能にしてくれる。やっぱり、これは究極の市販車である。
文=和歌山利宏 写真=ドゥカティ
DUCATI DESMOSEDICI RR ブレンボのラジアルポンプ・レーシングマスター、オーリンズの複筒式ステダンなど、すべてがレースで実績のあるパーツで固められる。
DUCATI DESMOSEDICI RR カウル前面の両サイドに横置きデュアルライトが設けられるが、カウルのフォルムや中央のエア導入口はD16を忠実に再現している。
DUCATI DESMOSEDICI RR マフラーは4ー2ー1構造で、前後気筒のそれぞれ左右がまとめられた後、ピボット下部で1本に集合、スイングアームを貫通してシート内に導かれる。
DUCATI DESMOSEDICI RR エンジン本体が、スイングアームピボットとリヤサスペンション、トラスフレームを支持しており、車体の構造部材となっている。
DUCATI DESMOSEDICI RR リヤサスペンションは、ホンダのユニットプロリンクに似た方式で、ユニット上部はスイングアームで支持され、その部分に車高調整機構が設けられる。
DUCATI DESMOSEDICI RR フロントフォークはモトGPマシンレプリカの加圧式で、フォークトップの左側で圧減衰力、右側で伸減衰力を調整できる。ブレーキは1098譲りだ。
DUCATI DESMOSEDICI RR
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷4ストロークDOHC 4バルブL型4気筒
排気量 989cc
ボア×ストローク 86×42.56mm
最高出力 147.1Kw(200ps)/13800rpm
最大トルク 116Nm(11.8kgm)/10500rpm
ホイールベース 1430mm
車両重量 171kg
タイヤサイズ F 120/70-17 R200/55-16
価格 825万円

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