バイク試乗レポート:デスモセディチ
サイトマップ お問合せ Goo-netトップ
新車・中古バイクの検索
試乗レポート 最新モデル車の詳細、及び試乗レポート記事をご紹介。
TOP > バイクを知る > 試乗レポート > ドゥカティ デスモセディチ

試乗レポート ドゥカティ デスモセディチ

 ドゥカティ デスモセディチ

MotoGP日本ラウンドで勝ったマシンをインプレッション市販車じゃないけど、興味津々!
ドゥカたるを主張するツインパルスのビート
DUCATI DESMOSEDICI
 03年からモトGPに参戦を開始したドゥカティのワークスマシンは、デスモドローミック(ドゥカのアイデンティティでもある吸排気弁強制開閉機構)の16バルブという意味でデスモセディッチと呼ばれている(そのため、ここでは以降D16と書くことにする)。
 それにしても、このD16は、じつにドゥカらしいマシンだ。
 フレームがトラスタイプであるだけでなく、ドゥカのLツインモデル同様ピボットレスタイプとしており、さらに04年のシーズン途中からは、エンジンをツインパルスとしている。エンジンは90度Vフォアなのだが、2気筒づつを同時に爆発させ、爆発間隔をドゥカのLツインと同じにしているのだ。
 だからといって、ドゥカの999を少し大柄にしたものと表現できるほど話は単純ではないが、コーナーの立ち上がりで、あのドカドカという粗くて強烈なトラクションを感じながら、スロットルを開けていく感覚は、ドカ以外の何者でもない。
 しかも、電子制御スロットルバルブが完成の域に達したおかげで、そのトラクションの具合が、スロットルグリップを持つ右手で、手に取るように感じることができる。
 ハンドリングも素直だし、スロットルを開けた二次旋回において、フロントを押し出す気配がないのも、ドゥカのピボットレスの車体の持ち味に通じる。
 05年、後半戦で2連勝するなど進境著しいD16だが、モトGPマシンという特殊なものでなく、限りなくドゥカの市販車にも近い存在に思えてくる。
ライダー・文=和歌山利弘
DUCATI DESMOSEDICI 多機能パネルの計器盤は、多くのモトGPやSBKのマシンに採用されており、タコメーターはバーコード式である。
DUCATI DESMOSEDICI 後半戦で2連勝したドゥカのエースライダー、ロリス・カピロッシと記念撮影。モトGP最終戦の2日後のヴァレンシアにて。
DUCATI DESMOSEDICI リヤサスはRC211Vと同様のフローティングタイプ。05年型のスイングアームは全体に大きくなり、50%剛性が高められた。
DUCATI DESMOSEDICI 昨年型から空力特性を考慮し、燃料タンクとカウリングはフルカバードに近いものとしている。このカピロッシ車はハンドルが後方に寄せられている。
DUCATI DESMOSEDICI マフラーは各気筒が独立しており、後方気筒の2本がシート出しとなる。シートカウルにはマフラー冷却用のダクトが設けられる。
DUCATI DESMOSEDICI Fフォークはφ42mm径で、アウターチューブはアルミインサート入りのカーボン製。ラジアルマウントのキャリパーはブレンボの削り出し品である。
DUCATI DESMOSEDICI
SPECIFICATIONS
乾燥重量 148kg
エンジン 水冷90°V4 4ストロークディスモドロミック4バルブ
総排気量 989(cm3
最大出力 230hp以上/16500
最大トルク 10.2kgm/14000
サスペンションF オーリンズ42mm倒立
サスペンションR オーリンズアジャスタブル
ブレーキF ブレンボ320mmカーボンダブルディスク&4ピストンキャリパー
ブレーキR シングルステンレスディスク2ピストンキャリパー

株式会社プロトコーポレーション 会社概要 | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告掲載について | よくある質問と回答
COPYRIGHT(C) PROTO CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.