バイク試乗レポート:モンスター S2R
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試乗レポート ドゥカティ モンスター S2R

 ドゥカティ モンスター S2R

モンスターのトップレンジにフレンドリーなモデルが登場!
まさしくモタードを思わせるファイターだ DUCATI MONSTER S2R
 ドゥカティのモンスターシリーズには昨年、片持ちスイングアームと右2本出しマフラーを備え、スタイリングも新しいS4Rが登場したが、それはスーパーバイク996のエンジンを積んでおり、スタイリングは魅力的でも走りはあまりにも先鋭化しすぎていた。
 そこで今回登場したのが、モンスター800の空冷2バルブエンジンを積むS2Rである。扱いやすくして、コストも抑えて求めやすくした普及版のSRモデルなのだ。
 だけど、そんなふうに考えては、S2Rが泣くというものだ。廉価版モデルではなく、性格的に対照的でかつ、完成度の高いモデルに仕上がっているのである。
 この乗りやすさには、思わずうれしくなってくる。サスはソフトにストロークし、またがっただけでもホッとさせられるし、半乾燥重量が173kgと軽いことも手伝って、取りまわしもじつに楽だ。
 そして、クラッチを握ればその軽さに、また発進していくとエンジンのスムーズさに感心させられることになる。低回転域でガンガン、ギクシャクこないので、街なかも乗りやすい。しかも、このエンジンは以前の800よりも特に中速域で増強され、日常域での力強さがあって加速感もいい。
 片押しキャリパーとなったフロントブレーキは、初期のききが適度に抑えられ扱いやすいし、ソフトなサスとの相性もいい。またソフトなサスのおかげで、ハンドリングも取っ付きやすくなっている。
 S2Rは、足まわりからエンジン特性まで、すべてがハーモニーを奏でるように、フレンドリーぶりを発揮している。それでいてお手軽じゃない。走りにはドゥカらしいガッツが感じられる。まさしくコーナリングマシンであり、ねらいどおりにラインをトレースでき、接地感もしっかりフィードバックされてくるのである。
写真・文=和歌山利宏
モンスター800と同系の空冷Lツインエンジンを採用しているが、最高出力は77馬力までアップ。スムーズなパワー特性を発揮する MH900eをイメージさせるアルミ製片持ちスイングアームは、アグレッシブなライディングを予感させるファクターのひとつ
フロントブレーキのキャリパーには新設計の片押し式2ポッドが採用された。5本スポークと相まって軽快感を高めている
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2105×1222×-(mm)
シート高 800mm
乾燥重量 173kg
エンジン 空冷4サイクルSOHC2バルブL型2気筒
ボア×ストローク 88.0×66.0(mm)
総排気量/圧縮比 803cc/10.5:1
最高出力 77ps/8250rpm
最大トルク 7.4kg-m/6500rpm
燃料タンク容量 14L
燃料供給 電子制御フューエルインジェクション
ミッション 常時噛合式6速リターン
ブレーキF ダブルディスク
ブレーキR ディスク
タイヤサイズF 120/70ZR-17
タイヤサイズR 180/55ZR-17
ボディカラー ブラック、ブラック/タンジェリンレッドストライプ、アシッドイエロー/
ブラックストライプ、ドゥカティレッド/ホワイトストライプ、タンジェリンレッド/
ブラックストライプ
メーカー希望小売価格 105万円

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