【試乗】トライアンフ スピードトリプル

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【試乗】トライアンフ スピードトリプル

 トライアンフ スピードトリプル

スパルタンさが抑えられ
熱くとも、扱いやすくなった
英国製トリプルファイター
エンジンは柔軟で すべてがスムーズ
トライアンフ スピードトリプル

 またがると、ハンドルバーがアルミ製のテーパータイプになり、メーターが最新タイプになっていることが目新しいが、ライポジは従来型と変わらない。

 ハンドルが幅広でステップもさほど後退しておらず、ファイターらしいライポジだ。また、身長が161cmだと両つま先が接地するかしないかで、足着き性はけっしていいほうではないし、ハンドルも近くにあるわけではない。でも、アグレッシブに身構え、無理なく扱える。従来型と大差ないのではとの思いもするが、エンジンをかけて走り出すや、扱いやすさにホッとさせられる。

 エンジンが、低回転でゴツゴツせずスムーズな上に、トップギヤでもアイドリング回転で走れるぐらいに、粘りがあるのだ。

 しかも、スロットルレスポンスがスムーズで、ジワッとトルクがわき出てくる。従来型だと、ガツンとシャープに反応するため、とくに路面条件が悪かったりすると、安心してスロットルを開けることができなかったが、これは開けやすく、そのおかげでサスペンションもしなやかに動く感じなのである。

 そして、太いトルクは、3気筒らしい鼓動感を伴いながら、リニアに立ち上がっていく。味わいのあるスポーティさだ。

 ハンドリングもとがったところは一層され、キャリパーがブレンボになったフロントブレーキは、強力かつ扱いやすい。こいつは国産車みたいに扱いやすいのに、国産車にはない味わいのあるファイターなのである。

文=和歌山利宏 写真=トライアンフ
トライアンフ スピードトリプル
スプロケカバーの前にホース類をカバーするパネルを追加、見た目をスキッとさせている。カーボン製スプロケカバーはオプションだ。
トライアンフ スピードトリプル
05年型で排気量が1050ccに拡大されたエンジンは、07年型で電子制御が刷新されるなどしてユーロ3適合となり、そのまま08年型に引き継がれている。
トライアンフ スピードトリプル
ショーワ製のφ45mmの倒立式フォークは、従来型と表面処理が異なるが基本は変わらない。前後ホイールは軽量な新設計品で、前輪の慣性モーモントは7%低い。
トライアンフ スピードトリプル
フロントキャリパーにブレンボのラジアルマウント・4パッド式を新採用。ディスクブラケットはフラットな小型形状になっている。
トライアンフ スピードトリプル
片持ちスイングアームはアルミ鋳造製で、ハンドリングのバランスを考慮しリヤタイヤを190ではなく180、リム幅を5.50とする
トライアンフ スピードトリプル
LCD速度計内蔵のアナログ式回転計とデジタルパネルを組み合わせた計器盤は、ストリートトリプルと同じ最新タイプに改められた。
トライアンフ スピードトリプル
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷DOHC 並列3気筒
排気量 1050cc
圧縮比 12.0:1
最高出力 96.8Kw(132ps)/9250rpm
最大トルク 105Nm(10.7Kgm)/7500rpm
全長×全幅×全高 2115×780×1250mm
シート高 815mm
車両重量 189kg
燃料タンク 18L
タイヤサイズ F120/70-17 R180/55-17
価格 未定/08年6月発売予定
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