【試乗】ホンダ CBR1000RR
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試乗レポート ホンダ CBR1000RR

CBR1000RRの3世代目は軽さもコンパクトさも前代未聞! しかも国内仕様最高の118馬力だ!!
スーパースポーツの敷居が 低くなった!?
ホンダ CBR1000RR

 新型CBR1000RRは、初めてのスーパースポーツ、もしくは最初のリッターバイクとして乗るのに、ちょうどよいモデルかもしれない。

 なんと言ってもまず、異常なほどに小さくて軽い。カウルのなかには400ccエンジンが入っているのではないかと、疑いたくなるほどだ。今回は、福島県の山奥にある、狭くてツイスティな峠道を中心に試乗を行なった。本来なら、あまりリッタースポーツを走らせたいと思えるような道ではないが、おかげであまり神経質にならずに走ることができた。

 あまり前傾がキツくないライポジも、1000とは思えない親しみやすさにつながっている。この3代目なら、たぶんロングツーリングも大丈夫だ。

 またエンジンも、リッタースーパースポーツ初心者に優しい仕様だ。国内4メーカーの最高出力自主規制の撤廃により、先代国内仕様の94馬力から、118馬力へと大幅な出力向上が図られたとはいえ、それでも欧州仕様の178馬力という数値と比べれば、最高出力はだいぶ抑えられている。腕に覚えのあるライダーだと、この数値を物足りないと思うだろうが、初心者にとっては怖くないと思える設定となっているのだ。

 唯一、僕が不満だったのは、国内の加速騒音規制に適合させるために設定された、あまりにハイギヤードな変速比。これにより、低中回転域での加速は鈍すぎる印象だった。もっとも、スプロケットならあまりコストを掛けずにチューンできる。大きな問題ではないかもしれない。

 いずれにせよ今度の1000RRは、カタチはちょっと取っ付きづらく思えるけど、乗ればとってもフレンドリーなのだ。

文:田宮 徹 写真:東 広幸
ホンダ CBR1000RR
フロントカウルは前方への張り出しを抑え、旋回時のハンドリングへの影響を低減。バックミラーには、LEDポジションランプ付きウインカーが埋め込まれている。
ホンダ CBR1000RR
先代よりもさらにショートストロークな、完全新設計エンジンを採用。徹底した軽量・小型化も追及されていて、エンジン単体で先代より約2.5sの軽量化も達成。
ホンダ CBR1000RR
指針式回転計を中心とした新作メーター。液晶部には速度計のほか、水温計、瞬間・区間燃料計、燃料消費量などの表示機能がある。
ホンダ CBR1000RR
マスの集中化や軽量・小型化を追及した結果に生まれたリヤまわり。テールランプはLED式。ナンバーホルダーもスポーティな造形。
ホンダ CBR1000RR
フロントブレーキキャリパーは、モノブロック構造のトキコ製ラジアルマウント4ポット。先代より、ディスクとキャリパーの合計で約660gの軽量化を達成。
ホンダ CBR1000RR
タンデムシートは脱着式で、別売でシングルシートカバーもある。薄型テールカウルの中には、別売の専用U字ロックなどが収納可能。
ホンダ CBR1000RR
加速騒音規制に適合させるため、国内仕様CBR1000RRのエンジンは、両側ともノイズを低減させる樹脂製カバーに覆われている。
ホンダ CBR1000RR
リヤサスは、ショックユニットをスイングアーム上部とロアリンクのみでマウントした、ユニットプロリンク構造を踏襲している。
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ホンダ CBR1000RR
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷DOHC 4バルブ 4気筒
排気量 999cc
ボア×ストローク 76.0×55.1o
最高出力 87Kw(118ps)/9500rpm
最大トルク 95Nm(9.7kgm)/8250rpm
全長×全幅×全高 2080×680×1130o
シート高 820o
車両重量 201s
燃料タンク 17L
タイヤサイズ F:120/70ZR17 R:190/50ZR17
価格 139万円(単色)、142万円(トリコロール)

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