【試乗】ホンダ ジャイロキャノピー
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試乗レポート ホンダ ジャイロキャノピー

4ストFI化と車体各部の変更で環境性能と車体安定性がアップ 働き者な屋根付き三輪スクーター!
馬力減を最小限に抑え 今後もバリバリ働くぞ
ホンダ ジャイロキャノピー

 15年前、ピザ屋のアルバイトをしていたことがある。愛車はジャイロキャノピーだった。

 ジャイロキャノピーは、リヤタイヤこそつねに垂直を保つが、前タイヤや車体部分をバンクさせて曲がる構造となっている。車体が長いこともあり、速くコーナーを駆け抜けるには、深いバンク角が要求される。

 最初こそ、バンク時に屋根の重さが気になったけど、これはすぐ慣れた。それよりも、あまりタイトにインを攻めると、バンクさせたことによって内側へと張り出した屋根を、電柱や壁なんかにぶつけかねないから、これだけはいつも注意していた。なんにせよ、スタッフの間では、速いヤツがエラい、という暗黙の共通意識があったから、いつもトバしていた気がする。

 そんな僕の青春バイクが、4ストに刷新された。僕の体重増もあって、さすがに加速はちょっぴり鈍かったけど、そのぶん環境性能がいいんだから、文句は言えない。それに、ピザの到着時間に影響するほどの差じゃないはずだ。

 車体は昔より安定性が増した感じがした。ただし、基本的に乗り味は2スト時代といっしょ。おかげで昔を懐かしめた。ジャイロキャノピーを自家用として買うひとは極少数だろう。でも、これを活用する仕事はたくさんある。仕事やバイトで乗ることがあったら、独特の走行性能を、ぜひ楽しんでください。

文:田宮 徹 写真:東 広幸
ホンダ ジャイロキャノピー
ジャイロ系は駐車時のスタンド掛けが不要。完全停止の直立状態で、ハンドル手前にあるパーキングロックレバーを上げれば自立する。
ホンダ ジャイロキャノピー
かつてはトランク形状のワゴンタイプもあったが、新型ではデッキタイプのみの設定。最大積載重量30sで、荷掛けフックもある。
ホンダ ジャイロキャノピー
先代同様に、大型スクリーンとルーフを標準装備。電動式ダブルリンク式ワイパーと、同じく電動式のウインドスクリーン・ウォッシャーも継続採用している。
ホンダ ジャイロキャノピー
今回のモデルチェンジで、ホイールは前後とも新設計のアルミ製となった。さらにブレーキも、先代同様にドラム式のままだが、130o径へと大径化された。
ホンダ ジャイロキャノピー
後輪は先代の6から8インチに大径化。トレッドが従来モデルに比べ65o拡幅化された。エンジンは4バルブの水冷4ストFI単気筒。
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ホンダ ジャイロキャノピー
SPECIFICATIONS
エンジン 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
排気量 49cc
圧縮比 12.0:1
最高出力 3.4Kw(4.6ps)/7500rpm
最大トルク 4.4Nm(0.45kgm)/7000rpm
全長×全幅×全高 1895×660×1690o
シート高 700o
車両重量 139s
燃料タンク 6.8L
タイヤサイズ F:100/100-12 R:130/70-8
価格 52万3950円

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