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試乗レポート '04 ホンダ ワークスマシン RC211V

 '04 ホンダ ワークスマシン RC211V

3年目の熟成度に隠れた戦いのライディングファン
RC211V
2年ぶりの試乗で感嘆の進化ぶりを体感
 ロードレースの最高峰クラスがモトGPクラスとなって以来、だれにもメーカータイトルを渡していないRC211V。3年目の熟成やいかに。さっそく、もてぎのコースに滑り込んだ。
 ピットアウト間もない1、2コーナーで、はやくも2年前(03年の試乗会は雨のため中止になっていた)には感じられなかった、バイクとの一体感が伝わってきた。エンジン特性も感性どおり。ギヤポジションによって開度を絞るデバイスをつけたことも功を奏しているのだろうか。様子見のはずの1周目からマシンがアクセルを開けさせる。
 コーナリングでみせる軽快な向き変えはさすが。ブレーキレバーを離した瞬間に、インに猛烈に切れ込むように旋回を始める。でも、その挙動は予想の範囲内だ。
 8000回転を超えて排気音が変わり、1万2000回転以上でさらにハイトーンの澄んだ音を奏でるV5エンジンは、どのギヤを選択していても猛烈な加速をみせる。しかし、ブレーキング後は、例の誘導されるようにインに切り込む走りをみせ、その鋭い旋回性とアクセルを一致させると、今までに感じたことのない充実した一体感がボクを包んだ。そして陶酔の加速感を得るために一刻も早くアクセルを開けたくなる。究極のレーサーに乗りながらバイクを操る幸福に酔っていた。
 ボクが引き出せたRCのポテンシャルは7割以下だろう。でも、間違いなくRCはボクの潜在能力を引き出した。恐ろしくシビアなレースでバトルを制するのに必要となるレーシングマシンの乗りやすさとは……。
 このとき、ひとつの答えを見たような気がした。
写真=松川 忍 文=松井 勉
ニッポンのレースファンを沸かせた チャンプマシンを堪能する
CBR1000RRW
セブンスター2年目の雪辱と
CBR伝説の見事な序章
CBR1000RRW今年の8耐で宇川/井筒組に優勝をもたらしたこのマシンは、ワールドスーパーバイクレギュレーションと同等のチューニングを受けている。またがった瞬間、03年までワークスの任を担ったVTR-SPWよりもかなり軽いという印象が伝わってきた。コースに乗り出すと、市販のフルパワーモデルをさらに数段パワフルにした印象で、ダウンヒルで4速にシフトしてもフロントタイヤが路面から浮き上がるほど! ブレーキングも強力。だが扱いやすく、コーナリングのフィーリングもストリート用のCBRのそれ通り。安心感があり、熱い走りに没頭できるマシンだった
CBR1000RR JSB
ライバルもCBRという大激戦のJSB
チャンプマシンの意外な素顔
CBR1000RR JSB激戦のJSBを制した井筒仁康選手。仕事場となったCBR1000RRは、SBKシリーズより改造範囲が狭く、フレームや、メーターまわりはノーマルとなる。重たいクラッチや、メーターのデジタル表示部分に、レースで必須となるインフォメーションを加味するなど、レーサーたる部分はうまく融合されている。RRW同様、エンジンはパワフルで、全開加速すると6速まで強力な加速が続き、潜在能力のすごさをかいま見る。コーナリングは8耐車と同等。鋭いが安定感のある軽快さが印象的。初年度にしてシリーズタイトルを決めたマシンだけに今年の活躍も楽しみだ
DIDO MIU NSR250RW
その仕様、ワークス同等
世界をつかんだ裕紀の仕事場
DIDO MIU NSR250RW高橋裕紀がチャンピオンをきめ、世界の扉を開くことに貢献したRS250R。市販レーサーをベースにしながらも、その中身は車重100kg以下、出力90馬力以上を絞り出すワークスマシン、RS250RWと同等のチューンが施されているという。8000回転以上で有効なトルクを稼ぎ出し、1万回転以上がパワーバンドとなる。コーナリングは軽快な切れ込みとフルバンク時からの安定感が、RC211Vとも共通する。それがライダーに不安を与えず、走りへのポジティブさを自然とわき上がらせてくれる。とくに130R後のS字ひとつ目の進入の曲がり方はまさに快感

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