| インタビュー SUZUKI デザイナー&ハードモデラー |
五十苅智志/デザイン部
岡本克行・山本広伸・中村慎治/モデル制作課
08年海外モデルとして欧州・北米市場投入が決定しているスズキのB-KING
独創的なスタイリングは、他のバイクを圧倒する
今回はこのバイクをデザインし、世に送り出した
デザイナーとハードモデラーの世界に迫ってみよう |
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デザイナーと言われれば、おおよそ仕事の見当はつく。でも、ハードモデラーと言われて、ピンと来る人は少ないのではないだろうか。
ハードモデラーは、デザイナーが平面で描いたモノを実際に立体化していくのが仕事だ。粘土や高密度のウレタン素材、さらに木材など、さまざまな材料を使用して、立体的なバイクを作り上げ、塗装まで行う。そうして作られたモデルは、実車と見間違えるほど精巧だ。あまりにも精巧すぎて、クレイモデルと気がつかずに、テストライダーが跨ってしまうこともあるぐらいだ。
「今回のBーKINGのデザインを見たときは、正直、手強いなと思いました」と、ハードモデラーの中村さんは語る。平面で描かれたバイクのスケッチは、カウルの裏側部分などはない。そういう「内部と意匠面の造りこみ」がいつも難関となる。
「でも、いいものを作りたいからこそ、不可能なことははっきりといいますし、ハードモデラーの側から提言したりもします。ただ、基本的には、デザイナーの画を忠実に再現するのが、我々の仕事です」とも岡本さんは話す。
「バイクは、いろんな部分がむき出しで、デザインするところが多いんです。しかも今回のように、新規でデザインをするとなると、アレもやりたい、コレもやりたいと欲が出てきて……」。まさにデザイナーらしい五十苅さんのコメントだ。
そして「今まで多くの車両をデザインし作り上げてきたけど、実車が出来上がるたびに感動を覚える」と全員が口をそろえた。この感動が次のモデルを生み出すモチベーションにつながっているのだろう。今後もぼくらをワクワクさせるようなバイクを世に送り出して欲しい! |
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いちばん上のB-KINGは、驚くことにクレイモデル。カウルの部分はもちろんのこと、シート、フレーム、スイングアームと、ほとんどが粘土、高密度のウレタン素材、木材などで出来ている! |
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カンナ、ノミ、ノコギリとまるで大工道具のようだ。だが、これもハードモデラーには必須の仕事道具。ノミの持ち手の木の部分は、それぞれ個人が使いやすいような形にカスタムされている。 |
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本物のエンジンと同等のスケールで寸分狂わず作られたモデル。あまりの美しさに見とれてしまうエンジンのフィン部分は、ひとつずつ作られたモノを積層して制作している。 |
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B-KINGのデザイン画や、制作途中のクレイモデルの写真。驚くことに、キーのデザインまでもデザイナーが担当し、それをハードモデラーが立体化する。 |
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| スズキはひとつのモデルを一人のデザイナーがステップのゴムの部分から、メーター内の文字まですべてデザインする。そのため細部には各デザイナーの個性が見え隠れする。つねにデザイナーと接しているハードモデラーたちは、車両を見ればダレがデザインしたのか分かるのだという……。 |
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二輪デザイン部
五十苅智志
もともとは四輪のデザインがしたくて入社したところ、配属先は二輪デザイン。二輪は好きだったが、趣味に留めておこうと考えていたそうだ。もちろん、バイク乗りだ。 |
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四輪デザイン部 モデル制作課
山本広伸
「動くモノがとにかく好きなんです」という山本さん。スズキのハードモデラーは二輪、四輪両方のモデルを作るのだという。二輪は細かいところまで造り込むため、時間を要する。 |
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四輪デザイン部 モデル制作課
岡本克行
二輪、四輪と両方のモデルを作ることができるところが魅力だという。「両方を作るからこそ、そこから得たものを、それぞれのモノを作る時にフィードバックし、生かすことができるんです」。 |
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四輪デザイン部 モデル制作課
中村慎治
「二輪のクレイモデルを作り上げたら、つぎは四輪というように、結構目まぐるしいですよ」と中村氏。物づくりの現場で働くだけに、動くモノが好き。趣味でバイクのカスタムを楽しんでいるそうだ。 |
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