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250クラスが人気のワケとは?

250クラスが幅広いユーザー層から支持を集めるのには、いろんな理由が混在する
このうち、性能やお金にまつわる要素をいくつかピックアップしてみた
エントリーマシンからセカンドバイクまで、さまざまな用途に合うワケを知ろう!

軽くコンパクトでラク

 バイクを構成するパーツのうち、とくに重いのがエンジン。排気量が小さければ、当然ながらエンジンも小型になるので、車重は軽くなる。また、外観のボリュームそのものが小さくなることから、車体をコンパクトに設計できることになる。言うまでもなく、軽量でコンパクトなバイクは、重くて大きなバイクと比べれば、圧倒的に扱いやすく、ラクに操れることになる。これも、初心者やリターンライダーに軽二輪クラスが支持されている理由のひとつだ。
軽くコンパクトでラク

低燃費

 とくに現行型の軽二輪クラスは、単気筒または2気筒のエンジンレイアウトを使用していることから、3気筒以上のいわゆるマルチエンジンと比べて燃費性能に優れる傾向にある。排気量が小さければ必ず低燃費というわけではないが、一般的にはそういう傾向にあるため、同じ単気筒同士や2気筒同士で比べた場合、小型二輪クラスよりも軽二輪クラスのほうが低燃費になる。一時期と比べて、原油価格は上昇傾向にあるが、ガソリン価格が高騰しても軽二輪なら・・・。
低燃費

保険や税金が安い

 そもそも、軽二輪クラスは車検取得の必要がないことから、小型二輪クラスと比べればランニングコストが抑えられる傾向。しかも、軽自動車税(毎年4月1日の所有者に課せられる)や自動車重量税(軽二輪は新車時のみ)も安い。自賠責保険料は、どう計算するかで変わるのだが、小型二輪が2年車検時に加入する24ヵ月の保険料が8760円なのに対して、軽二輪は最長で60ヵ月まで加入でき、この場合は1万4200円。年換算すると、軽二輪のほうが1540円安い!
※2023年4月1日時点の金額になります。 
軽二輪
(126〜250cc)
小型二輪
(251cc〜)
軽自動車税
(毎年支払う税金)
3600円 6000円
自賠責保険料
(12カ月で計算)※1
7100円 7010円
自動車重量税
(新車登録時)
4900円 5700円
自動車重量税
(車検時)
課税なし 3800円※2

※1 沖縄県・離島など一部地域については上記保険料と異なる。
※2 初度登録から13年以下の場合

マシン性能を使い切る喜び

 パワーが少なめだと、物足りなさを訴えるライダーもいるだろうが、軽二輪クラスにはハイパワーの代わりに、マシン性能を使い切る喜びが備わっている。クローズドコースであっても、現代リッタースーパースポーツに搭載されているエンジンをレッドゾーンまで回して走れるライダーは多くないが、軽二輪クラスなら比較的簡単。車体やサスペンションもそれほど上級ではないため、限界領域が低い速度でやってくるので、むしろ安心して楽しめるかも!
マシン性能を使い切る喜び

公道をゆったり楽しめるパワー

 単気筒や2気筒のエンジンを使い、厳しい環境規制に適合化された、近年の軽二輪クラスマシンは、せいぜい30馬力程度の性能。90年代までの高回転高出力型4気筒(あるいはレーサーレプリカの2ストエンジン)でも、40〜45馬力のスペックとなっている。スロットルを大きく開けても、ビッグバイクのようにどこかへ吹っ飛んでいってしまうような感覚は少なく、ワインディングやウェット路面で、大型クラスと比べればシビアなコントロールを必要としないのだ!
公道をゆったり楽しめるパワー

消耗品もだいたい安い

 たとえば、4ストロークエンジンの潤滑や冷却、清掃や密封などに必須となるエンジンオイルは、排気量が大きいエンジンのほうが多めに使う傾向にある。タイヤは、軽二輪クラスは細く、バイアスタイプやチューブタイプが使われた機種も多くあるため、こちらもビッグバイク用のラジアルタイヤと比べて安価だ。軽二輪クラスには、フロントブレーキがシングルディスクの機種が多く、ブレーキパッド交換時のパーツ代もダブルディスクタイプのバイクと比べて安い。
消耗品もだいたい安い

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