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第1・2世代のSR
似ているようで意外に違う?歴代SRの特徴を知ろう!!

ここで紹介するのは最初期型、第1世代のSRである。その最大の特徴は、フロントホイールが19インチであることに尽きるが、それ以外でも初期型だけのディティールが数多く存在する。その識別箇所は、枚挙にいとまがないので、ここでは代表的な部分を挙げてみた。詳細は右の写真を見ていただきたい。
 中古市場の話をすると、いま流通する初期型は非常に少ないと言える。近頃では旧車としての価値が高まっており、オリジナル車両ほど車体価格が高いことも特徴だ。逆に激しくカスタムされた車両は、第1世代であっても後の世代のSRと代わらない値段で取り引されているので、オリジナルに拘らなければこの世代にあえて手を出す必要もないだろう。

第1世代の平均相場
機種コード◎SR400:2H6/3X6/3X7/34E/34F SR500:2J3/3X4/33Y/34A
上はフレームに刻印された車台番号と各年式の相関表である。第1世代のSR400/500は全てこの車台番号がフレームのステアリングヘッドに打刻されている。一方、機種コードとは、イヤーモデルごとに設定された識別記号である。サービスマニュアルやパーツリストには必ず明記される記号なので、把握しておきたい。
フレーム打刻で年式が分かる
フレーム打刻
中古市場では年式不明のSRも少なくない。しかし、フレームの打刻を見れば年式判別は可能だ。どのSRも、打刻はステアリングヘッドパイプに記されている。もし年式が分からないSRを手に入れたら、上の車台番号を参考に年代判別をしてみよう。純正部品を入手する際には年式・型式が絶対に必要となるし、カスタムパーツでも年式や型式によって装着の可否もある。知っておいて損はない。
1982 SR500
19インチホイールの初期型
19インチホイールを装備した初期型SR500。写真では分かりづらいが、フレームのシートレール部分が異なるほか、メーターの文字盤・アッパーリングがブラック仕上げ、ウインカーも後のモデルとは異なる形状とされている。
キャストホイール仕様も!
初期型の人気車といえば、キャストホイールのSPだ。70年代の雰囲気をアピールするデザインが魅力。ただ、SPのタマ数は少ないので探すのは大変だ。
1983 SR400SP1983 SR400SP
第1世代のSR フロント19インチ、ディスクブレーキ時代 1978-1984
第2世代のSR フロント18インチ、ドラムブレーキ時代 1985-2000The 35th Anniversary YAMAHA SR

一番長く販売された、古くからのバイクファンにはお馴染みのSRがこの第2世代だろう。最大の特徴はなんといっても、クラシカルなフロントのドラムブレーキだ。ディスクからドラムへのマイナーチェンジは二輪史上でも珍しいと言える。
 第2世代は15年ほどの販売期間があるため、中古車の台数も豊富だ。また、途中何度かのSRブームを迎えているため、ハードなカスタムを受けた車両も相当数に上る。価格はこなれていて買いやすいが、カスタム車を買う場合は公認を受けているかチェックしたい。
 ただ、500に関してはこの世代がラストとなるため、中古市場ではかなりいいお値段。タマ数も少ないので探すには苦労しそうだ。

第2世代の平均相場
機種コード◎SR400:1JR/3HT1/3HT3/3HT4/3HT5/3HT6/
3HT7/3HT9/3HTA/3HTB  SR500:1JN/3GW1/3GW3/3GW5/
3GW4/3GW6/3GW8/3GW9
第2世代の限定車
第2世代では、記念限定車が数多く発売された。ここではそれらを紹介しよう。限定車の場合はオリジナル度が高いほど、中古価格にも少し上乗せされる傾向があるようだ。
1995 SR400S
1995 SR400S
ボカシ入りの特別色
緑のサンバーストカラーが印象的な95年の400S。当時はカフェブームだったこともあり、外装がすべて残る車両は少ないかも。
1998 20th anniversary
初期型カラー復刻
初期型人気がジワジワと出始めていた90年代後半、その空気を読むように登場した復刻カラー。今後さらに人気が出そうなので、探している人は早めにゲットしておきたい。
1998 20th anniversary
1998 20th anniversary
1992 SR400S
長年販売されたお馴染みモデル
今でもよく見かける第2世代。撮影車はSR400Sで、特別色『ミヤビマルーン』の限定車だ。初期型と佇まいは変わらないが、よく見ると細部に違いがある。こちらもヤマハ・コミュニケーションプラザで常設展示されている。

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