カブが頼もしいの投稿検索結果合計:1枚
「カブが頼もしい」の投稿は1枚あります。
カブが頼もしい、スーパーカブ などのタグがよくつけられています。投稿されたツーリングスポット情報・カスタム事例などカブが頼もしいに関する投稿をチェックして参考にしよう!
カブが頼もしいの投稿写真
カブが頼もしいの投稿一覧
- 1
-
2021年06月12日
64グー!
ちょっとお久しぶりです。
この一週間+αの間、いろいろバタバタしてました。長文なので、面倒ならスルーしてくださいね。
元々心臓に障害のあった母親は、ペースメーカーの電池交換のための簡易手術をした後、栄養不足と酸素の数値が良くなく、入院が長期化してしまいました。
その後退院し、在宅介護へ向けた段取りをしていました。しかし母は血管が細くて点滴が入りにくく、在宅介護に際して困難が生じる恐れがあるため、点滴のポートを埋め込む手術(これも簡易)をしたのですが、その辺りから酸素の数値が悪化し、再び長期入院が見込まれる状態に陥りました。
数日後、義姉からの連絡で、母の病床がナースステーション横の個室に移動した事と、それに伴い短時間の面会が許可された事を知り、我々は病院に向かいました。
母は「早く帰りたい」と繰り返しており、父親と兄夫婦と何度も話し合い、この状態での在宅介護の手段を模索し、病院へ申し入れました。
7日5:30頃、病院から連絡があり、すぐに向かうと、母の意識レベルはかなり低下しており、顎で息をする状態。自分は会社に休みを申し入れると共に引き継ぎのため、出社。
再び父を連れて病院に戻ると、母の退院が決まった事を告げられ、既に在宅介護設備の準備も整い、あとは帰るだけの状態に。
そして午後、母は帰宅出来ました。僅か1日の間にです。
「帰ったな。良かったな。」
何度も何度も話しかけると、母は朦朧とした意識の中で理解したようです。
母は父と2人暮らし。妻が一週間仕事を休み、泊まり込む段取りをしてくれました。その間容体に変化がなければ、兄と自分は出勤するつもりだったのです。
8日未明、妻からの電話で飛び起きました。
容体が急変し、酸素の数値が極端に落ち込んだようです。
自分はカブに跨り、猛ダッシュで向かいました。兄夫婦も到着していました。
その時、母の意識はもう殆どなく、ただ顎で息を繋いでいるだけの様子でした。
それから2時間経った6時過ぎ、母がふと顔を向け、何かを言おうとしました。こちらから必死で声をかけると、母の口が「ありがとう」と言ったように動き…
静かに呼吸が止まりました。
母は、自宅で息を引き取りました。
母が熱望していた“家に帰る事”は、僅か15時間ながら叶えてあげる事が出来ました。
病院の医師やスタッフの皆さん、介護支援センターの方、往診を請け負って下さった医師、こういった皆さんの連携があってこそだと思います。振り返れば、本当に見事でした。
最後に、モトクルらしく…
自分がいつも“街乗り新快速”と表現しているスーパーカブ。それは、最後に母に会わせてくれた相棒です。母の自宅までの道中、本当に速かったと思います。
「カブじゃなくても…」
確かにそうですが、ここでカブを選んだ事で、自分の中ではさらに相棒との絆が深まった気がします。
だからという訳ではないけど、カブとの絆といえば「スーパーカブ」。やっぱりこれは持っておかないと…そんな気がして。
#スーパーカブ
#カブが頼もしい
- 1