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バイクと車、どっちを買うべき?それぞれのメリットとデメリットや費用を比較

移動手段としてバイクと車のどちらを購入したら良いか、悩む方もいるでしょう。どちらも良い点と注意すべき点があり、自身のライフスタイルや好みに合わせて決めることが大切です。

この記事ではバイクと車それぞれのメリット、デメリットを紹介します。

バイクのメリット

まずは、車と比較した場合のバイクのメリットを6つ紹介します。

購入費用や維持費が安い

バイクは、50ccバイクであれば新車でも本体価格10万円台からと手頃な価格で購入できます。125ccバイクでも、本体価格25万円~35万円程度で購入可能です。また維持費の一つである税金は、50ccバイクが2,000円と最も安く、251cc以上は一律6,000円です。車と比較して燃費が良いため、年間のガソリン代なども安く低コストで乗り続けられます。

運転自体が楽しい

乗っているだけでも楽しいのが、多くのバイカーがバイクを愛する理由ではないでしょうか。操作自体が楽しく、ギア操作が加わるMTであればさらに操作を楽しめます。両手両足を使い、バイクと一体となって走っている感覚が醍醐味です。

小回りがきく

車体が小さいため、小回りがききます。例えば誤って行き止まりの道に入ってしまった場合など、車であればしばらくバックしなければいけない可能性もありますが、バイクであれば比較的簡単に方向転換できます。

狭い道でもすれ違える

車が通れないような細い道でも、バイクなら比較的すれ違いもしやすいです。ただし、すれ違う際には減速することでバランスが不安定になりやすいため、立ちゴケに注意してください。

自然を感じながら走ることができる

体が車体に囲われている車と違い、体が外に出ているバイクは全身で自然を感じられます。風はもちろん、海沿いであれば磯の香り、温泉スポットでは硫黄の香りなど、その地ならではの香りや空気感などをダイレクトに感じられます。愛車の駆動音を聞きながら走行できるのも魅力です。

駐車料金が安い

ツーリングに出かけた先では駐車場にバイクを停車する必要がありますが、バイク用の料金設定がある場合は車に比べて料金が安いことが一般的です。全国のバイク駐車場情報を掲載しているWebサイトもあるので、参考にしてください。

バイクのデメリット

続いて車と比べた際のバイクのデメリットを紹介します。

準備に時間がかかる

バイクは乗る際に、ヘルメットやグローブを装着するなど準備が必要です。寒い季節には防寒対策を十分に行なう必要があり、着替えにも多少時間がかかります。雨が想定される場合はさらにレインコートを着るほか、荷物にカバーを装着するなどの対応も必要です。

荷物が制限される

車に比べるとバイクはあまり荷物を載せられません。またバイクには積載量等の上限があり、積載物の最大重量は60圓泙如長さや幅は積載装置のプラス30cmまで、高さは地上から2mまでと決まっています。車の場合、トラック等大型車は最大積載量の取り決めがありますが、普通乗用車には最大積載量の定めがありません。

天候に左右される

体が外に出ており自然を感じられるのが魅力のバイクですが、雨風、雪などもダイレクトに届くため、天候に左右されやすいといえます。雨が降ると体力を奪われるうえ、視界が悪くなるので注意が必要です。また車に比べて、道路の白線部分やマンホール部分が滑りやすくなるといったリスクもあります。

事故に遭ったときに怪我をしやすい

体が車体に守られている車と違い、バイクは事故に遭ったときに大怪我につながりやすいでしょう。安全上の理由で、家族からバイクに乗ることを反対される方もいるかもしれません。信頼性の高いヘルメットを着用する、グローブやプロテクターを装着するなど、安全性を高めるための対策を行ないましょう。

長時間の運転は向かない

バイクは同じ姿勢をずっとキープし、体全体を使って操作します。背もたれがなくリラックス態勢をとることは難しいため、長時間運転していると疲れを感じやすいものです。常に体に当たる風やエンジン音、バイクの振動などの影響もあり、体力的に疲れやすいのがデメリットです。

乗るシーズンが限定される

車は冷暖房が使えますがバイクにはないため、夏の暑さや冬の寒さに耐えて走ることになります。晴れの日が多くツーリングに向いているように感じる夏も、日焼けや熱中症に気をつけなくてはなりません。快適に乗れる季節は実際には春と秋のみで、シーズンが限定される点もデメリットです。

基本的に一人

125cc以上のバイクは二人乗りが可能ですが、バイクに乗る際は基本的に一人のことが多いでしょう。何かトラブルに遭った際も一人で対応しなくてはいけません。また、単純に話し相手がいない寂しさもあります。団体ツーリングの場合も、バイクに乗っているときは会話ができません。ただし、バイク用のインカムがあると複数人でも運転しながら会話ができます。

車のメリット

車のメリットは、バイクのデメリットの対極にあるものが多いです。6つのメリットを紹介します。

荷物をたくさん積める

荷物を載せられるスペースが大きいのは、車ならではのメリットです。バイクの場合はサイドバックやトップケースなどを設置するか、自分でバックパックを背負わなくてはいけません。また、先述したとおり普通自動車には積載量の定めがないのもメリットです。

天候に左右されにくい

車内に乗り込んで移動する車は、雨や雪が降っても体が濡れず、強風が体に当たることもありません。もちろん天候次第で運転には影響しますが、体自体は守られます。一方でバイクの場合は、雨が降ったら濡れながら走ることになり、あまりに悪天候だと運転自体が危険なケースもあるでしょう。

安全性が高い

体を車体に守られている車は、軽度の事故であれば乗っている人は怪我をしないケースも多いでしょう。バイクのように投げ出される可能性も低いといえます。エアバッグやシートベルトなどの装備が備わっているのも車のメリットです。

冷房・暖房が使える

車内では冷暖房が使用でき、暑さ寒さが厳しい日も快適に乗ることができます。したがって、乗るシーズンを制限されることがありません。

3人以上乗れる

バイクは最大でも二人乗りですが、車は3人以上で乗ることができます。一般的なミニバンは最大8人まで乗車可能です。また、普通自動車免許では定員10人までの自動車を運転でき、家族や団体で旅行に出かける際などに便利です。

プライベートな空間を確保できる

車内は小さなプライベート空間です。好きな音楽をかけたり、同乗者との会話を楽しんだり、停車中に飲食を楽しんだりと好きなように過ごせます。バイクの場合そもそも閉じられた空間がなく、音楽や会話も環境音やエンジン音にかき消されてしまうでしょう。専用のインカムを使えばバイクでもある程度会話を楽しめますが、車ほどプライベートな空間は確保できません。

車のデメリット

車のデメリット

続いてバイクと比較した際の車のデメリットを紹介します。

購入費用や維持費が高い

自動車の価格は、軽自動車や普通自動車の場合170万円~200万円前後といわれています。200万以上する車も少なくありません。バイクの場合、200万円以上は高級車の部類です。ほかにも税金やガソリン代、駐車場料金なども車のほうが高く、ランニングコストがかかる点がデメリットです。

広い駐車スペースが必要

バイクは駐車スペースが狭くても大丈夫ですが、車の場合は広い駐車スペースが必要です。都心部では駐車場を確保するのが難しいという問題もあります。

渋滞に巻き込まれやすい

都心部を中心に渋滞が発生しやすく、車の場合は一度渋滞にはまるとなかなか抜け出せません。予定していた移動時間を大幅にオーバーするケースもあり、そのあとのスケジュールに影響が出てしまいます。

一方のバイクは、狭い道路でもすり抜けが可能で、別のルートに移動することもできます。

対人や対バイクなどの事故で過失割合が大きくなりやすい

交通事故に遭った際、対人や対バイクだと車よりも相手が小さく、損害を与える可能性が高いです。予測外の事故やもらい事故であっても、車のほうが過失割合が高くなる傾向にあります。例えば、信号のない交差点に右方から車、左方からバイクが同程度のスピードで侵入しぶつかった場合は、車の過失が70%、バイクの過失が30%程度と判断されます。

死角が多い

車はバイクに比べて死角が多い乗り物です。そのため、バイクよりも車のほうが事故を起こしやすいといえます。車体の周りに障害物がないか、運転する前のチェックが欠かせません。

バイクと車の費用を比較

バイクと車、それぞれにメリットとデメリットがありますが、購入する際に気になるのはやはり費用の違いです。

購入費用

先述したとおり、購入費用は車よりバイクのほうが安いです。一般的な軽自動車・普通自動車の購入費用が170万円~200万円前後であるのに対し、250ccバイクの平均的な相場は新車で約60万円前後とされています。車種や程度によって変わりますが、中古車であれば数十万円で購入できます。130万円を超えるとバイクとしてはかなり高級車といえるでしょう。

税金や保険料

税金も、車よりバイクのほうが安いです。バイクの税金は、50cc以下の場合2,000円で、最も高い250cc超でも6,000円です。一方、車については軽自動車税が1万800円、普通自動車の最低値である1,000cc以下が2万5,000円です。1,000cc超1,500cc以下の場合は3万500円、1,500cc超2,000cc以下の場合は3万6,000円かかります。

またバイクの場合、250cc以下は車検が必要ありません。251cc以上が車検対象車で、費用は自賠責保険や重量税などを入れて4万円から6万円程度です。一方普通車の車検費用は、10万円前後が一般的です。

バイクの保険料相場は、原付で約2万円、250cc以上のバイクで約3万円となっています。車の保険料相場は、軽自動車で約5万円、普通自動車で5万5,000円から7万5,000円程度と、こちらもやはり車のほうが費用がかかります。

ガソリン代とメンテナンス費用

ガソリン代も車よりもバイクが安い傾向にあります。ガソリン代の年間費用は次の式で算出できます。

「ガソリン価格(円)×走行距離(km)÷燃費(km/L)」

当然、燃費が良いほど年間にかかるガソリン代も安く抑えられます。例えば250ccのバイクなら40km/Lを超えるモデルもあり小型バイクであれば、60km/Lを超えるものもあります。一方で車の平均燃費は、国土交通省が2020年に発表した資料によると約22km/Lで、最も低燃費とされる車でも36km/Lほどです。

メンテナンス費用にはオイル交換など消耗品の交換や、修理費用などが含まれます。バイクや車の状態によって異なりますが、例えばオイル交換であればバイクが1,000円から6,000円程度、車は2,000円から1万円程度と、車のほうが若干高くなります。

まとめ

バイクと車にはそれぞれ魅力的な面と少し我慢しなくてはいけない点があります。また、住んでいるエリアやライフスタイルによってもどちらが適しているか変わるでしょう。

近年ではカーシェアもレンタカーなどマイカーを持たなくても、必要なときに借りられるサービスが豊富にあります。コスト面などでメリットの大きいバイクを所有し、車が必要な際にはレンタルサービスを利用するのも一つの方法です。

本記事は、2024年1月5日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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