梅雨に備えて持っておきたい、バイク用防水ブーツの特徴とは
梅雨時期はバイク乗りにとって厄介な季節かもしれません。梅雨に備えて、防水仕様のブーツを用意してみてはいかがでしょうか?雨や水溜まりを心配せずに、快適なライディングが出来るはずです。
バイク用ブーツ着用の目的
バイク用ブーツやライディングシューズを着用する目的はいくつかあります。1つ目は、安全対策です。万が一事故が起こった時、車体と地面の間に足が挟まれてしまう恐れがあります。その時、もしブーツを履いていたら深刻な怪我を避けられることがあります。
2つ目は、ギアチェンジを容易にするためです。普通の靴は、バイクの操作を想定して作られていません。ギアを操作する時に靴が擦れてしまい、傷む原因になります。バイク用ブーツを履けば、操作のたびに靴が傷むかどうかを気にせずに済み、さらに擦れる時の痛みもありません。
そして3つ目が、雨天時の防水対策です。防水仕様のブーツなら雨や水溜まりを心配せずに、雨天時でも気兼ねなくバイクを走らせることが出来ます。靴の中が濡れて不快な思いをすることなく、快適です。ツーリングはもちろん、毎日の通勤にバイクを使用している方にとっては、防水仕様のバイクブーツは必需品ではないでしょうか。
防水仕様タイプも多い代表的バイクブーツと選び方

それでは、防水仕様タイプも数多く販売されている、代表的なバイクブーツを3種類、紹介します。
1.エンジニアブーツ
エンジニアブーツは、文字通り技術者が履いていたブーツをモチーフにしています。近年ファッションアイテムとしても流行しており、カジュアルな装いが出来ます。「雨の日もバイクに乗るので、防水ブーツが欲しい。でも、見るからにバイク専用ブーツは少し気が引けてしまう」という人にもおすすめです。作りのしっかりした革製のエンジニアブーツや、防水機能の優れたウォータープルーフタイプを選べば、ライディングにも日常にも使えます。
2.ハイソールブーツ
ハイソールブーツとは、厚底になったブーツのことです。例えば、小柄な人が大型バイクに乗りたい場合、そのままでは足着きが悪いことがあります。もうあと3センチあれば、足が地面に着くのに、という場合に活躍するのがハイソールブーツです。ハイソールブーツは、編み上げ靴のようなデザインが多く販売されています。かかとが分かれているタイプと、底と一体になっているタイプがありますが、かかとが分かれている方が、足を乗せやすい場合もあります。ソール部分が厚ければ厚いほど、足は地面に着きやすくなりますが、体が前のめりになり、普段ヒール靴を履いたことのない人の場合は歩きにくさを感じやすいかもしれません。
3.ショート丈のライディングブーツ
最近流行中の、ショート丈のブーツです。ロング丈で暑く感じてしまう場合は、ショート丈を履いてみると、暑さが気にならないこともあります。ショート丈のライディングブーツは、カラーやライン使いなど、スポーティーなデザインの商品が多いです。
1.エンジニアブーツ
DAYTONA エンジニアブーツ ブラック HBS-004 目安価格:約15,000円
バイクパーツ専用大手メーカーであるデイトナの、コストパフォーマンスに優れたエンジニアブーツです。バイクを傷つけないためのファスナーカバーやソールのステップに滑り止め加工がついており、バイカーのための機能性が高いモデルになっています。防水性はありませんが、素材は本革を使用しており、普段使いもできるデザイン。素材や機能性にこだわっていながら値段を抑えており、初心者でも購入しやすいエンジニアブーツでしょう。
Alpinestars ファーム ドライスターブーツ 目安価格:約44,800円
高性能なバイク用ブーツを手掛ける岡田商事株式会社の防水ライディングブーツです。本革でありながら防水透湿性能を実現。素材にはフルグレインレザーを使っており、ビンテージな印象のあるオシャレなデザインになっています。
2.ハイソールブーツ
Rosso StyleLab 防水 ライディングハイソールブーツ ROB-202 目安価格:約13,320円
かかとが4.2cm、つま先が2.5cmの厚底ブーツ。防水加工も施されているので、雨にぬれても大丈夫です。カラーはレッドブラウンとブラックの2色展開で、普段使いもできるシンプルなデザインに収まっています。ROB-202は小柄な女性仕様のモデルですが、身長があり普通の靴底が良い方はROB-201がおすすめです。
HONDA ハイソール・ミドルブーツ 目安価格:約38,000円
HONDAのバイク専用ハイソールブーツです。同じデザインのミドルブーツに比べ、約23mmヒールが高くなっています。素材に国産牛革を使っており、フッ素加工した撥水オイルレザーなので雨が降ってきても安心して使えます。また、シフト操作部にインナーパッドを装備しているので、シフトチェンジによる足の痛みの発生を抑制してくれます。なお、ブーツが破損しても修理対応しているので、長年使用し続けることができるでしょう。
3.ショート丈のライディングブーツ
GAERNE VOYAGER GORE-TEX® 目安価格:約24,500円
見た目は上質なスニーカーのデザインが人気を呼んでいるボヤージャーゴアテックス。くつひも以外にもジッパーがついており、脱ぐのが簡単になっています。重くなりがちなバイク用ブーツですが、こちらは約600g(片足)ととても軽量。そのためほかのブーツに比べ、歩き疲れも少ないでしょう。また、素材に本革のスウェードを使っており、オシャレな仕様になっています。防水素材のゴアテックスを採用しているので水にも強いです。
Alpinestars FASTER 2 SHOES 目安価格:約18,800円
スポーティーなショート丈ライディングブーツです。履き心地を向上させたにも関わらず、以前のモデルよりソールのグリップ力が向上しているなど、バイクに乗った時の快適性が高いモデルとなっています。カラーバリエーションも豊富なので、好みのデザインを選んでみましょう。
まとめ
足元の快適さは、バイク走行時には欠かせない要素です。梅雨時期だからこそ、必要に応じた防水ブーツを選びましょう。
本記事は、2016年5月20日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。