カワサキ Z900RS SEの特長と買取相場の傾向
2022年に登場したカワサキのZ900RS SEは、Z900RSから派生したハイグレードモデルです。Z900RS SEとZ900RSを比較すると、どちらもストリートファイタールックのZ900をベースとしています。
そのため、エンジンやフレームは共通の部品です。排気量948ccの水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載しており、最高出力は111ps/8,500rpmです。
ハイグレードモデルであるZ900RS SEは、Z900RSとは異なりフロントブレーキにはブレンボ製のディスク、キャリパー、パッドを採用しています。また、Z900RS SEはZ900RSよりもシート高が10mm高く、リアショックにはオーリンズ製のS46ショックを装備していることもポイントです。
とりわけ印象的に見える部分は、ゴールドにペイントされたフロントフォークのアウターチューブと前後のホイールです。これにより、さらなる高級感を漂わせています。
Z900RS SEは発売当初から圧倒的な人気を誇り、新車の購入が困難な状態が続きました。そのため、まだ販売されて間もないモデルにもかかわらず、中古市場ではプレミア価格で販売されていることもあります。買取相場価格の平均も新車のメーカー小売価格とほとんど変わらないか、新車価格よりも少し高い約164万~約185万円になっています。
カワサキ Z900RS SEを高く買い取ってもらうためのポイント
カワサキZ900RS SEを査定に出す際には、以下のポイントについてよく理解しておきましょう。
ポイント1:モデル
まず押さえておくべきポイントは、Z900RS SEには同系列のモデルがあるということです。Z900RS SEのスタンダードモデルは先述したZ900RSですが、Z900RSから派生したモデルにはもう1つ、Z900RS CAFEがあります。
Z900RS CAFEはZ900RSのフロントにビキニカウルを装備しています。また、専用シートによってシート高がZ900RSよりも20mm高くなりハンドルポジションを相対的に低い位置で構えることも大きな特徴です。
Z900RSやZ900RS CAFEも非常に人気の高いモデルですが、買取価格の相場はZ900RS SEほどは高くありません。買取価格の平均はZ900RSが約87万~約130万円、Z900RS CAFEが約96万~約113万円程度です。
ポイント2:年式
2022年に登場したZ900RS SEは、2023年に一度マイナーチェンジが行なわれています。2022年11月より継続生産車にも適用されることになった、排ガス規制への対応がその理由です。
2023年モデルのZ900RS SEはこの規制をクリアしており、型式が2BL-ZR900Cから8BL-ZR900Kに変更されました。また、2023年以降のモデルは新車購入時にカワサキ独自のアフターケアサービスが付随したカワサキケアモデルです。
買取価格の相場を見ると、2023年以降の型式のほうがそれ以前の型式よりも若干高い傾向です。2BL-ZR900Cの買取価格の平均額は約169万円、8BL-ZR900Kは約182万円となっています。
ポイント3:カラー
Z900RS SEといえば、イエローを思い浮かべる人も多いでしょう。通称「イエローボール」と呼ばれるこの印象的なデザインは、Zシリーズの元祖である初代Z1のヨーロッパ向け初期モデルを再現したものです。なお、このカラーリングの正式名称はメタリックディアブロブラックです。
Z900RS SEは2022年の初登場時から3年間カラーリングの変更を行ないませんでしたが、2025年モデルで新たなカラーリングであるメタリックフラットスパークブラック×メタリックマットカーボングレーを発表しました。ガソリンタンクが黒系の色になったほか、タンク横に施されたカワサキのエンブレムが大文字表記となっています。
なお、新カラーは2024年9月1日発売の2025年モデルで登場するため、2024年8月現在では買取相場価格のデータはありません。
ポイント4:走行距離
一般的に、バイクは走行距離が長ければ長いほど価値は下がるといわれています。Z900RS SEの走行距離別買取価格の相場は、走行距離4,999kmまでの平均価格は約181万円、走行距離が5,000~1万kmだと約186万円、1万~2万kmだと約151万です。
そのため、走行距離が1万km以内であれば、新車と同程度かそれ以上の評価をしてもらえるといえるでしょう。もしも購入価格以上の価格で売りたいのであれば、走行距離が1万kmに達する前に査定に出すことがおすすめです。
カワサキ Z900RS SEを高く買い取ってもらえる時期とは?
バイクには売れやすい時期と売れにくい時期があります。そのため、売れやすい時期に査定に出したほうが、売れにくい時期に査定に出すよりも高値がつきやすい傾向です。
バイクの場合、売れやすいといわれている時期はツーリングに最適な春と夏です。特に春は新生活の開始と同時にバイクを購入する人も多いため、査定価格が高くなる傾向にあります。そのほか、ボーナスの時期もバイクが売れやすいといわれています。
一方、売れにくいといわれているのは冬の時期です。とりわけ雪の多い地方ではバイクに乗ること自体が困難なことも多いため、なかなかバイクが売れないようです。また、多くの人が忙しくなる年末年始や年度末も、売上があまり伸びない時期です。
これらのことを総合的に考えた場合、少しでもバイクを高く売りたいのであれば、4月~10月の間に査定に出すとよいでしょう。