カワサキ Z900RSカフェの特長と買取相場の傾向
カワサキ Z900RSカフェは、ローマウントされたハンドルが特長的な「カフェレーサースタイル」のビッグバイク。1960年代のイギリスで、カフェの周辺を走行するストリートレースに用いられていた、カスタムバイクのルックを受け継いでいます。
前傾姿勢で乗るスタイリッシュさに加え、どこかアウトローな雰囲気があるのもカワサキ Z900RSカフェならではの魅力。ビキニカウルやシングルシート風の段付きシートが、トラディショナルなルックをさらに強調しています。
エンジンには、カワサキ伝統の水冷式並列4気筒式が搭載されており、なめらかな走り心地を実現。また、サウンドチューニングされたエキゾーストサウンドが、バイク好きの心を揺さぶります。さらに、KTRC(カワサキトラクションコントロール)を搭載しているため、滑りやすい路面でも安定して走行できます。
コーナリング時のトラクションを楽しみたい場合は、介入の低いモードも選択でき、自分好みのライディングが可能です。高精度な電子制御により、エンジンマネジメントが最適化され、燃費性能も向上。初期モデルからABS、LEDヘッドライト、ETC車載器が標準搭載されているのも魅力です。
買取相場は33.3万円~113.5万円(2024年9月8日時点)。高値で買い取ってもらえる可能性のある人気モデルの一つといえるでしょう。
カワサキ Z900RSカフェを高く買い取ってもらうためのポイント
カワサキ Z900RSカフェを少しでも高く買い取ってもらうために、押さえておきたいポイントを紹介します。
ポイント1:グレード
バイクは通常、グレードによって買取価格が変わりますが、カワサキ Z900RSカフェのグレードは1種類のため、グレードによる価格差を気にする必要はありません。全モデルに水冷式並列4気筒エンジンを搭載しているほか、ABSやトラクションコントロールシステムといった基本的な装備も変わらず維持されています。モデルチェンジも基本的にカラーバリエーションの変更に留まっているため、査定ではおもに年式や走行距離、バイクの扱い方など、バイクそのもののポテンシャルが重視されます。
特に、2023年モデルは令和2年の排出ガス規制に適合しており、比較的新しいこともあって買取価格にプラスの影響があるかもしれません。
ポイント2:年式・走行距離
バイクは精密機械であり、長く乗り続けるとどうしても劣化してしまいます。そのため、年式が古いものや走行距離が長いものになると、買取価格が安くなる傾向です。売却を考えているなら、少しでも早く査定に出すのが高く売るためのポイントです。
ただし、バイクの買取価格は人気によっても変化します。年式の古いものや走行距離が長いものでも人気モデルであれば、高く買い取ってもらえるケースもあります。
ポイント3: ボディカラー
ボディカラーが買取価格に影響する場合もあります。カワサキ Z900RSカフェはカラーチェンジを重ねていますが、全体として「カワサキカラー」といわれるグリーン×黒系カラーが多く採用されているのが特長です。そのほかにも、グレーやグレイッシュブルー、ブラウンのグラデーションカラーであるエボニー、そしてブラックなどのバリエーションが販売されています。
黒系やカワサキカラーは特に人気があり、買取価格も高くなりやすいとされています。一方で、ピンク系やパープル系といった、どちらかといえばカスタムカラーなどでよく見られる派手な色味は、買取価格も低くなる傾向です。
ポイント4:純正パーツを付けておく
バイクを高く買い取ってもらうためには、純正パーツに戻しておくことも大切です。パーツには好みがあるため、たとえ人気ブランドのパーツを取り付けていても、査定価格が高くなるケースはほとんどありません。むしろ、マイナス査定になる可能性もあるため、純正パーツを保有している場合は、元に戻してから査定を受けましょう。
自分でパーツを交換するのが難しい場合は、無理に交換せず、純正パーツを付属品として査定に出すのもポイントです。
ポイント5:キズや凹みを無理に修理しない
小さなキズや凹みなら自分で直せると考える方もいるかもしれません。しかし、素人が無理に直そうとすれば、キズや凹みが悪化したり塗装が剥げたりするリスクがあります。そうなれば、査定価格が下がり、何もしなかった場合よりかえって買取価格が安くなる可能性があります。
キズや凹み具合によっては、プロに修理してもらってから査定に出す、などの方法もありますが、修繕費用が買取価格の上昇分を上回る場合がほとんどです。多少のキズであれば買取価格に大きく影響しない場合が多いので、無理に修理せず、そのままの状態で査定を受けるのが賢明です。
ポイント6:査定前に洗車しておく
査定を受ける前には、できるだけバイクをきれいな状態に整えておきましょう。丁寧に洗車をしておくと大事にされていたなどの印象を与え、査定価格も高くなる可能性があります。
洗車の際は、部位ごとに道具を使い分け、余計なキズなどが付かないように注意します。ボディにはやわらかめのスポンジを使用し、足回りはブラシなどで細部まで丁寧に洗うことが大切です。最後はワックスをかけて仕上げておきましょう。また、スムーズにエンジンがかかるかもチェックしておくと安心です。