カワサキ KLX125の特長と買取相場の傾向
カワサキ KLX125は、2009年に販売開始された小型オフロードバイクです。当時、ライバルとなる同種のバイクが販売されておらず、特にオフロードバイクの愛好家からは注目を集めたモデルでした。
オフロードバイクで重視されるスペックの一つが足回りです。当時、フロント21インチ・リア18インチのホイールが「フルサイズ」とされたなかで、KLX125は19インチ・16インチで少し小さめのサイズでした。確かに、悪路の走破性に劣ることがありますが、サイズが小さい分シート高も低くなるため、足つきが良くなった点は評価されました。
また、車体重量も112kgと軽く、小型ならではの車体の小ささも相成って取り回しがしやすく、オフロードバイクとしてのエントリーモデルにおすすめの一台といえます。
KLX125は、2016年を最後に絶版となったため、2024年現在新車販売はされていません。買取価格は4.6万円~24万円となっています(2024年8月30日時点)。
カワサキ KLX125を高く買い取ってもらうためのポイント
KLX125を高く買い取ってもらうためには、以下のポイントに注目しましょう。
・年式・グレード
・ボディカラー
・売却時期
ここでは、上記のポイントについて解説します。
年式・グレード
買取の際には、バイクの年式・グレードは価格に関係する要素の一つです。年式が新しく上位グレードモデルであるほど買取価格が高くなりやすく、年式が古いスタンダードモデルであれば買取価格が低くなりやすい傾向にあります。
ただし、これは原則としての一例であり、例えば、絶版車のなかには何らかの理由でプレミア価格がつくケースもあり、その場合は上記に限らず買取価格が高くなることもあります。
また、年式・グレードだけが買取価格を決定づけるわけではなく、車両の状態や需要などほかの要因も大いに影響します。そのため、年式・グレードだけを意識せず、さまざまな要素を勘案しましょう。
ボディカラー
バイクのボディカラーも、買取価格に影響をおよぼす項目です。KLX125で設定されたボディカラーは以下のとおりです。
・ライムグリーン
・ブライトホワイト
・エボニー
KLX125はカラーバリエーションが少なく、上記の3色がモデルイヤーを迎えるたびに2色に絞られローテーションされながら販売が続けられていました。
一般的に、ホワイト・ブラック系のボディカラーが人気であり、KLX125も双方のボディカラーが設定されているため、買取市場では売れやすい色と想定できます。
売却時期
バイクを高く買い取ってもらうためには、売却時期の選定が重要なポイントです。特にバイクは気候の影響を大きく受ける乗り物であるため、季節による需要の変動が大きいのが特徴です。
春から夏にかけては、バイクに乗るのに適した季節でもあり、ライダーが新しいバイクを購入したり、乗り換えを検討したりする傾向にあります。そのため、この時期は中古バイクの需要が高まり、買取価格が上昇しやすくなります。一方、冬の間はバイクに乗る機会が減少するため、需要が落ち込み、買取価格が下がる傾向があります。
上記の時期を考慮して、需要が高くなる時期の少し前に買取に出すのがおすすめです。なぜなら、店舗側はハイシーズンになる前に在庫を確保しておきたいと考えるからです。冬の間にKLX125を整備しつつ、需要が高くなる時期の少し前に査定に出すようにすれば、高値での買取が実現する可能性が高くなるでしょう。
カワサキ KLX125を高く買い取ってもらうための注意点
KLX125を少しでも高値で買い取ってもらうためにも、以下の2点に注意しましょう。
・バイクの状態を良好に保つ
・カスタムしている車体はノーマル化を検討する
それぞれ解説します。
バイクの状態を良好に保つ
故障箇所や大きな傷やサビがなく、全体的に良好な状態が保たれているバイクであれば、年式が古い場合でも高値で買い取ってもらえるケースがあります。日常的な点検・メンテナンスはもちろんのこと、整備工場・ディーラーなどで年に1回は自主点検に出すのもおすすめです。
特に、KLX125は小型自動二輪のため、法定車検を受けなければならない義務はありません。その分、自主点検をしっかりと行なって、査定の際に関連書類も併せて提出できれば印象が良くなり、買取価格が上がる可能性が高まるでしょう。
カスタムしている車体はノーマル化を検討する
カスタムが施されたKLX125を買取してもらいたい場合、多くのケースではノーマルに戻してから買取に出すのが理想です。カスタムバイクは、万人受けする可能性が低く、買取しても売れない場合が散見されるのがおもな理由です。
また、カスタムバイクを買取に出す際にノーマルに戻した場合は、取り外したカスタムパーツも同時に査定に出すことをおすすめします。カスタムパーツによっては、貴重であったり、すでに販売終了しているものもあったりすることから、高値で取引されているケースがあります。そのため、カスタムパーツ自体も普段から手入れを欠かさずに取り扱うことが大切です。
ただし、カスタムの内容によってはカスタムのままのほうが高値で売れるケースもあるため、自分で判断つかない場合は一度見積りを取ってもらうのもよいでしょう。