「カワサキKLX250」の特長と買取相場の傾向
「カワサキKLX250」は、1998年2月の初登場後、排出ガス規制対応のための装備変更や2008年のフルモデルチェンジなどを経て、2016年5月にファイナルエディションが発表されています。
KLX250の前身モデルであり1994年に登場した「KLX250ES」は、前93年発売の公道仕様でキックスタートを採用していた「KLX250SR」にセルを装備し、エレクトリック・スタートへとモデルチェンジしたもの。
KLX250にはKLX250SRとKLX250ES両モデルの利点が集約されており、発売当時には、同カテゴリの他社モデルと比較しても引けを取らない最高水準の仕様でした。
カワサキKLX250において、中古車の買取価格の相場は2.4万円~40万円です。
なお、買取額は、車両の状態や年式・走行距離などの条件によって大きく変動します。さらに詳しい査定額を知りたい場合には、ご自身の車両の情報を入力・提供すれば調べることが可能です。また、次に紹介する高価買取のポイントも事前に知っておくとよいでしょう。
カワサキKLX250を高く買い取ってもらうためのポイント
初期モデルの発売から長い年月が経過しているカワサキKLX250ですが、ハイパフォーマンスな走りを支持するファンは現在でも少なくありません。そのため、中古車の買取価格も安定しています。
ここでは、カワサキKLX250を少しでも高く買い取ってもらうためのポイントを5つ紹介します。
ポイント1:年式
発売開始以降、多くのモデルが存在するカワサキKLX250。一般的な中古バイク市場と同様に、年式が新しいほど買取価格も高値が期待できます。
ほかに特筆する条件の違いがなければ、ファイナルエディションとなった2016年モデルが最も高く買い取ってもらえるでしょう。国内販売が終了していることからも、今後も高値を維持していくものと予想できます。市場に出回る数が少なくなれば、さらに高騰する可能性もあるでしょう。
一方で発売から20年以上が経過している初期モデルについては、良好なコンディションを維持している車両が減少しています。年式が古いと高値は期待できないのが一般的ですが、コンディションによっては相場を上回る査定額が出るかもしれません。
ポイント2:走行距離
中古バイクの買取額は、走行距離が少ないほど高値になるのが一般的で、カワサキKLX250も例外ではありません。
例えば走行距離が5万kmを超える車両の平均買取額は、走行距離が5,000km未満の車両の平均買取額の半分を下回っています。
ただし、その他の要素がプラスに働くことで買取額が高まるケースも十分に考えられるため、走行距離が多い場合でも買取業者に相談してみる価値はあるでしょう。
ポイント3:状態
カワサキKLX250は、公道仕様のモデルであってもオフロードで楽しむケースが想定される車両です。そのため、実際にどのような環境で乗っていたかで車両の状態に大きな差が生じます。
例えば、舗装された道路のツーリングなどがメインで、車両の傷や損傷がほとんどないケースは、高い評価が期待できるでしょう。
一方で、悪路走行を含むオフロード環境で使用されていた車両は、買取額にマイナスの影響を与える要素が見つかることも少なくありません。
具体的には、車両の傷や汚れ、飛び石を原因とする凹みや錆、リアサスペンションのオイル漏れ・抜けなどが挙げられます。また、エンジン下部が損傷していたり、異音がしたりすることで評価を下げるケースも想定されるでしょう。
少しでも良い状態を維持し、高い買取額を目指すためには、次に紹介するメンテナンスについても意識することが大切です。
ポイント4:メンテナンス歴
カワサキKLX250は、新車の生産・販売が終了した現在でも人気の高いモデルです。
そのため、適切なメンテナンスによって良好なコンディションを維持することで、予想以上の高価買取が実現する可能性は十分にあります。
排気量が250ccで車検を受ける必要がないことからも、より意識的に管理するよう心がけましょう。短いスパンでメンテナンスを受けること、メンテナンス後の状態を維持するために保管場所にも気を配ることも大切なポイントです。
ポイント5:歴代オーナーの人数
中古バイクの買取額は、歴代オーナーの人数が少ないほど高く評価されることが一般的です。特にこれまで1人のオーナーだけが所有していた「ワンオーナー車」は、車両のメンテナンス状況や使用状況が把握しやすいことから購入者に人気があります。
中古販売車両をインターネット上で検索できるサイトでは、ワンオーナー車に絞り込んで探す機能を備えていることも珍しくなく、需要の高さがわかるでしょう。
公道・オフロードどちらの環境での使用も想定できるカワサキKLX250は特に、買い取り前の扱い方を認識しやすいワンオーナー車をはじめ、歴代オーナーの人数が少ない車両が高く評価される傾向です。