スズキGSX-S125特長と買取相場の傾向
スズキGSX-S125は、スズキが排気量違いで展開しているGSX-S系統のバイクです。排気量は125ccと、シリーズのなかでは一番小さく、日本ではスズキGSX-S125 ABSとして2017年10月に発売しました。のちに、平成32年(令和2年)の国内排出ガス規制に対応した、マイナーチェンジモデルもリリースしています。
スズキGSX-S125は、GSX-Rシリーズの開発で培われてきた高性能エンジンを搭載し、力強い走りが可能です。加速の力強さとハンドリングの軽快さを持ち、街中をスポーティに走行できます。また、燃費性能も高く、乗り心地にもこだわっているため、街中の走行に留まらずツーリングも楽しめるなど幅広い用途で使えるモデルです。
強さと軽量性を備えたフレームを取り入れ、コンパクトにまとまったスリムな車体ながらパワーも感じるシルエットに魅力があります。カラーは現在、光沢のあるブルーが目を引く「トリトンブルーメタリック」と、艶やかな漆黒ボディがクールな印象を与える「タイタンブラック」の2色展開です。
スズキGSX-S125の買取価格は20万円台が相場ですが(2024年8月25日現在)、年式や走行距離、キズの有無など車体の状態で変動します。
スズキGSX-S125高く買い取ってもらうためのポイント
バイクの買取額は型式・年式、走行距離、カスタム、修復歴などにより決まります。スズキGSX-S125を高く買い取ってもらうため、次に紹介するポイントを押さえましょう。
ポイント1:型式・年式
バイクを買い取ってもらう際、型式・年式は買取額を左右する重要な要素です。
2017年モデルの型式は「2BJ-DL32B」でしたが、2022年のマイナーチェンジにより型式が「8BJ-DL32D」に変更されました。それまでのマイナーチェンジは、車体色やハザードスイッチの追加、メーターの表示内容変更などでしたが、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応し、アンダーカウルの形状を変更しています。
そのため、新しい国内排出ガス規制に対応した「8BJ-DL32D」のほうが、買取額は高い傾向です。
ポイント2:走行距離
一般的に、5,000kmまで・1万kmまで・2万kmまで・3万kmまで・3万kmオーバーと、走行距離が長くなるにつれて買取額は下がります。走行距離が長くなるほどよく使われたバイクであり、各種パーツが傷んでいると考えられるためです。
ただし、年式とのバランスやメンテナンス状態、モデルの希少性によっては、走行距離が多くても価格への影響が少ないケースもあります。走行距離の長い・短いにとらわれず、バイクを大切に扱って良い状態を保つことも重要です。
ポイント3:カスタム
さまざまなカスタムを施したバイクより、元々の状態を維持しているバイクのほうが、買取額は高くなります。カスタムは好みが分かれるため、買取額に反映されないケースが一般的です。バイクのカスタムを楽しんでいた人は、注意しましょう。
バイクをカスタムしていた人は、ノーマルパーツに戻すか、ノーマルパーツも一緒に査定に出すことをおすすめします。取り替えたノーマルパーツは処分せず、手元に残しておきましょう。
ポイント4:修復歴
修復歴の有無と内容もバイクの買取に影響する要素です。ただし、タイヤ交換など修復歴には含まない修理もあります。
一方修復歴扱いとなるのは、メインフレーム、ハンドルストッパー、シートレールを修理または交換しているケースが該当します。
事実を隠したまま買い取られ、後日発覚するとトラブルの原因です。査定の際修理の事実があるなら正確に伝えましょう。
スズキ GSX-S125の査定価格を高くするためにやるべきこと
バイクを買い取ってもらうなら、少しでも良い値段が付いてほしいものです。ここからはスズキGSX-S125の査定価格を高くするため、やっておきたいことを解説します。
日頃のメンテナンスを欠かさない
エンジンやブレーキ、タイヤなどに不具合がある状態だと、査定時に悪い影響を与えます。状態の悪いバイクは整備に費用や手間がかかるため、再版コストがかかるためです。
日頃からメンテナンスを入念にし、不具合がない状態を保てれば、査定で高く評価されるでしょう。日々、整備記録簿を付けているなら査定時に提示すると、より正確に整備状況を伝えられて好印象です。
査定前は丁寧に洗車する
不具合の有無だけでなく、バイクの見た目も査定に影響する要素です。査定前は丁寧に洗車して、きれいな状態で見てもらえるようにしましょう。
ただし、きれいにしたいからといって、キズや凹みの修繕は素人が行なうべきではありません。研磨剤による修繕などを素人が行なうと、新たなキズをつけかねないばかりか、磨き加減を誤って塗装が取れてしまう恐れがあります。
安易なDIY修繕はせず、バイクに付着した泥やホコリを取り除いて磨き、きれいに仕上げましょう。キズや凹みも包み隠さず見せたほうが無難です。
複数の買取業者で査定する
バイクを買い取ってもらうときは、複数の買取業者に査定してもらったほうが比較検討でき、より良い条件で売却できます。
買取額を決めるときの判断基準は業者ごとに異なり、一律ではありません。同じ車種でもA社は在庫が多いために買取額を下げており、B社は在庫数が少ないから買取額を上げていることもあります。
バイクを良い条件で買い取ってほしいなら手間を惜しまず、2社以上で査定を受けて買取業者を選びましょう。